先日辺野古テント村に行った際、「沖縄」上映とトークイベントのチラシを得た。これは劇団文化座の「命どぅ宝」沖縄公演の前座的なイベントのようだ。
私は2017年の「命どぅ宝」の公演を東京まで見に行った。2020年に沖縄公演が準備されていたが、コロナ禍の中で中止となっていた。その改めての本番が目前に迫ってきた。
映画「沖縄」を私は見ていない。制作は1969年。若き佐々木愛がメインキャストを務めている。沖縄返還を当時の映画人はどう見ていたのか?
いくらでも突っ込みを入れられるかと思うが、「命どぅ宝」の前座だとしてみれば、前後する同時代のことであり、私たちの認識と感受性を膨らませることができるだろう。日本復帰50年の誤謬を突く視点を私は獲得しなければならないと考えている。
当時の撮影は、米国によって同映画制作陣は、沖縄に入ることを拒否された。今は拒否の付箋が如何に張られているのだろうか。往復できるようになっているが、『忘れられた島』のままではないか。半世紀という時代を超えて、私たちが獲得しなければならないことを考える一歩となることを私は願っている。
日時:2022年1月8日(土)17:00-20:20
会場:沖縄県男女共同参画センターてぃるるホール
◎劇団文化座『命どぅ宝』ダイジェスト版上映
◎映画『一坪たりともわたすまい』上映
◎トークショウ 佐々木愛・白幡大介・藤原章寬
1月10日(月)名護市中央図書館AVホール16:00-18:50
各会入場料:500円
主催:『命どぅ宝』沖縄公演を応援する会
那覇上映会:ナカソネ 080(5446)6143
名護上映会:豊島 090(5446)6143