2025年1月29日(水)晴れ後曇り
大浦湾の瀬嵩(せだけ)の浜から、おやまに上がる。記者さんが10数人。驚いた。これはただ事ではない。どうも沖縄防衛局は本日から「軟弱地盤改良工事」を強行するとの情報をマスコミに入れていたようだ。私は全く知りませんでしたが、悪運が強いと言うべきか…。
13:09 デッキパージの奥にあるサンドコンパクションパイル工法の船「第31不動号」((株)不動テトラ所有)
1月20日の位置から左に大きく移動している。あそこから始めるのか。
13:09 手前の「ケーソン仮置き場」設置のための石材の投下がバシバシ進められている。
奥はテレミー船。軟弱地盤改良工事のために海底に敷き砂を撒く船だ。これは20日とほぼ同じ位置のようだ。
その奥は長島(左)・平島。K-8護岸。同護岸からの土砂の搬入は今日も続けられている。大浦湾埋め立て用土砂のストックだ。許しがたい。
13:11 長島の沖合に米国海軍サンアントニオ級ドック型輸送揚陸艦(LPD)がいる。佐世保から来たのだろうが、遠すぎて確実なことは不明。
13:14 左(東)に航行中のようだ。満載排水量25883トン。全長208.5m。最大幅31,9m。
いつみてもぞわぞわする。
13:15 おっ! ケーシングパイプ(茶色)を引き上げた。
13:17 大浦湾に居る破壊者たち。右奥のA護岸鋼管矢板の打ち込みは止ったままだ。
13:18 そしたら沖合低空をMC-130米国空軍特殊作戦機が左(東)に通過していく。
13:19 こうだ。
13:20 大浦湾東の安部沖を低空で通過していく。
13:21 この台船からも重機で石を投下しているようだ。
13:40 スタンバる台船。
13:59 右側のバイブロハンマーが動いた。
14:01 また並んだ。緊張が続く。
14:04 また動いた。
後方にあるはずの砂を掻き込むベルトコンベアが見えないので詳細は不明。
14:24 左手のサンドコンパクションパイル工法の船「KSC-K75」(あおみ建設株式会社所有)に台船が近づく。
14:31 こちらに光が当たる。台船にケーシングパイプか。これから組み立てるのだろう。オレンジがバイブロハンマー。砂を押し込む機械。
14:31 平島、第8護岸前のトレミー船。3隻が団子になって砂をトレミー船に積み替えているようだ。
14:36 奥は辺野古崎方面。
14:43 デッキパージに接舷している砂を乗せた台船とタグボート。
14:52 雲の下でようみえず。
14:59 記者たちは20人余りに増えており、私は人影を縫って撮る。縦に平行をとるのは、難儀。手指がしびれてくる。
14:59 バイブロハンマーが微妙に下がったようだ。
15:03 下げられた。砂が海底に押し込められていく。
15:06
15:07 押し込められていく。
15:09
15:11
15:13
15:14 カメラを2台持ち続けるのも楽でない。
15:15 デッキパージから離れた砂運びの台船。
15:16
15:18 早いね。海底の生物たちを殺すな!
15:23 沖合をドック型輸送揚陸艦が戻っていく。
15:36 深田サルベージの新潮丸が輝く。長島の間。
15:44 左の台船に置かれているケーシングパイプは直径1200ミリだろう。
わじわじしてくる。
15:54 バイブロハンマーで砂を押し込み水分を抜いて固めていく。
15:55 平島の沖を勝連半島ホワイトビーチ方面に戻る米国海軍輸送揚陸艦。
砂の山を載せた台船はテレミー船に向かうのか。
16:02 大分戻した。
16:03 またドック型輸送揚陸艦はターンしてきた。
16時30分頃、私はおやまから降りた。
16:40 道路際から撮った。本日は終わったようだ。ふーむ、草臥れた。
海底の様子が見えないので、分からないが、砂杭の直径は1000ミリから2000ミリだという。海底の砂を圧縮するのだから、そこに生きていた生物たちは無差別に押しつぶされ、殺害されていくだろう。
16:46 左側。こちらも近々に始まるだろう。70万本の砂杭を打ち、軍事土木利権に群がる企業。これから始まる難工事の勝算はあるのだろうか。飛行場だというのだから、飛行場として維持できるかだ。砂の山を造って終わらないのだ。珊瑚礁の海を無慈悲に壊滅に追い込む日米政府を許してはならない。
こうなれば、随時私は来るしかない。
帰路は急ぐ。気合いを入れながら歩かなければ、たどり着けない。二見入り口まで1時間で着いた。