ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

【拡散願います】【補足】宮古島への電子前部隊の車両搬入に抗議!ー④千代田駐屯地前で(20250226-④)

2025年03月06日 | 宮古群島
2025年2月26日(水)晴れー④宮古島平良(ひらら)港から千代田駐屯地前に追いかけた!
③から続き
 
 陸揚げされた301電子作戦隊等の車両が警察権力の力によって、平良港を出て行った。ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会と、その呼びかけに応えて集まった人たちに、悔しがっている暇はなかった。港から千代田駐屯地にゴー!だ。
 私は誰かに乗せてもらわなければ、間に合わない。歩いたら2時間30分余りかかるのだ。誰に乗せてもらおうかと考えた。やはり報道サイドで乗せていただけそうな人がいい。彼しかいない。
 10時20分過ぎ、出発した。途中の経路を私が教えた。千代田駐屯地前に10時40分頃着いた。
 因みに平良港と千代田駐屯地の概略を説明する。平良港は宮古島中心部の西側に位置している。千代田駐屯地は南東に直線距離で約7km先だ。しかし途中に宮古空港がある。これを北側から越えるか、南から越えるかしなければ行き着けない。約10kmはあるのだ。ついでに、島外から行く私たちからすれば、宮古群島に行くには宮古空港が主な起点になる。自衛隊等軍隊は、平良港からと、宮古空港が起点になるのだ。
 私の道案内は、途中ぼけっとした瞬間が生じたようだ。左に行くべきところを指図が遅くなり、Y字路を右に行ってしまった。やや遠回りになった。千代田駐屯地正面ゲートに着いたら、肝心な車列は見えなかった。先に入られたのか?!

10:45 正面ゲート 特に警備態勢が強化されているふうではない。
 
10:47 小さな警察車両が停まり、自衛官がひとり前に出てきていただけだった。
 私たちの前に到着した人に聞くと、家族寮(官舎)側に向かったそうだ。私は走った。
 この道をまっすぐ行き、突き当たりを右折する。

10:55 いた! 私は走りながら、カバン等の私物が落ちていることに気づいた(手前の3個)。止めようと焦った彼等が落としたのだろう。正面ゲート前は農地沿いだが、この道は県道だ。一般車両も当然のことながら走行している。正面右の白ヘルは自衛隊の警務隊員。

10:55 家族寮(宿舎)前はフェンスから県道の歩道に向かって約5mほどが芝生になっている。「立ち入り禁止」とある。敷地の境界はこの看板の手前だと言いたいようだ。こういう場所は要注意。空き地だからと入れば、「不法侵入」をとられかねない。

10:56 宮古警備隊の先導車両の前に立ちはだかる人々。どうも一部は入ってしまったが、入ろうとしている車両もそこにいた。
 因みに、話が横道にそれるが、「警備隊」とは、警備する部隊ではない。陸上自衛隊では「普通科」といわれる歩兵部隊の小規模な部隊を「警備隊」と称している。定員、約250名程度。ここに偵察隊や迫撃砲部隊も含まれているのだ。念のため。

10:57 官舎前に当たる入り口の前に立つ。PEACEの旗を持つ人々が自衛隊車両を止める。これだけ見れば何事かと思うだろう。対艦・対空ミサイル部隊に電子戦部隊が入ろうとしているから止めるのだ。
 ミサイルを撃つにも、ミサイル攻撃から守るにも、電子波が不可欠だ。そこに電子戦部隊が導入されれば、より強固な軍事力の応酬となる。住民から見れば、だから安心どころか、どちらが攻め立てても、より激しい戦闘をまねき、島民の暮らしの場はより破壊されていくだろう。電子戦は目に見えない分、どちらが仕掛けたのか、わからない。だからこそ、専制攻撃を仕掛けたモノ勝ちになるだろう。電子戦部隊の新編は、戦争を誘発することになりかねないのだ。

10:58 301電子作戦隊の車両だ。車体ナンバー「34・0566」

10:58 自衛隊は何を考えているのか? 宮古警備隊の先導車が左に止まり、301電子作戦隊の車両を逆走(右側通行)させる。要は交通渋滞を起こし、一般車両の運転手から阻止行動への反感を組織する手だ。これは沖縄県警の黙認の元で行う道交法違反のやりかたではあるまいか。

10:59 301電子作戦隊車両「33・3258」の左折に対して抗議する。
私は阻止団と電子作戦隊車両、一般車両、MP(警務隊)との動きを見計らいながら撮影する。

11:01 座り込み、マイク情宣。ご覧の通り、電子作戦隊車両が道を完全に塞いでいる。公安警察の彼は、動画を座り込む側のみを撮っている。

11:01 私は歩道から撮っている。平穏なはずの官舎側から入ろうとする301電子作戦隊車両。公安警察とMPのダブル規制をとる自衛隊。
11:02 左の一般車両は通れない。ブーブー鳴らすのは理解できるが、無理無理入ろうとする国家の論理を私は視た思いがする。
右の彼はマスコミの記者。
11:03 電子作戦隊の宮古島への配備に反対し、宮古島を戦場にしてはならない、侵略戦争反対と強く訴える若者たち。

11:03 横断幕をあちらでもこちらでも掲げる。
11:04 官舎から自衛官家族と思われる方がでてきた。何だろうと思っているのだろうが、軍事力強化のためなら、「何でもあり」のあり方に、疑問をもたないのだろうか。私たちはこのままいけば、自衛官や家族の命も疎んじられかねないと危惧している。
11:06 
11:08 
11:12 スクラムに対して警官がにらみつけているようだ。
11:12 警察権力が排除にかかってきた。
11:12 
11:13 右の男は採証活動中の公安刑事。弾圧に抗して頑張る住民たち。
11:13 ひとりの女性を3名で抑える沖縄県警。自衛隊という名の軍隊を擁護するおかしさ。
11:15 こうして警察が電子作戦隊を駐屯地内に入れたのだ。自衛隊という軍隊と警察の癒着を暴き出す必要があるだろう。トラックは301電子作戦隊の「34・0566」
遂に301電子作戦隊が駐屯地内に入ってしまった。しかし集まった人々は、諦めの境地には誰も陥っていないようだ。
千代田駐屯地ゲート前に戻り、簡単な総括集会をもつ。

11:24 こうして入られてしまったが、参加された皆さんの闘いで、ここまで抵抗できたことは今後の力になると、激励した清水早子ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会共同代表。
11:27 仲里成繁共同代表は、国は1週間という短時間のうちに住民に一度も説明もせず強行してきたことを弾劾した。ますます怪しげな基地になることへの不安は大きいだろう。

11:35 同じく尾毛佳靖子共同代表も今日の参加者に謝意を示し、これからもあきらめずに頑張ろうと述べられた。
11:35 戦争につながるということが住民にとって、どれだけ恐ろしいことなのかを共有していきたい。
11:41 正面ゲートを見つめる。
この国は、宮古島を琉球諸島をいかなる島にしていくつもりだろうか?!
戦場への道を断ち切っていく私たちの努力が求められている。はっきりと実感できた時間・撮影になったのだ。
11:42 「ミサイル基地いらない」を掲げる。参加者は、「ミサイル基地いらない」「電子作戦隊いらない」をより鮮明に確信できた半日になっただろう。

一応①~④で報告は終わり。なお補足を別稿で書く予定だ。宮古島報告は、26日夕方、27日分もあるので、少々お待ち願いたい。(ヤマヒデ)

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