ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

バード・キルにもご用心(20240530)

2024年05月30日 | 自然観察

本日は2024年5月30日(木)曇。

 昨日買い物に出たとき見かけたことだが、イソヒヨドリが歩道に下りていた。車両の往来に驚いたのか、急に舞い上がり、車道を渡っていった。丁度乗用車が通過したが、イソヒヨの空路は車の上、20cmほどだったろうか。反対車線にも車が来ていたが、セーフ。ここにトラックやバスが来ていたら完全にアウトだった。

 今時は、繁殖期であり、親鳥は必至で餌(虫等)を取り、雛の下へ運んでいる。昨日も歩行中、3回も同じような採餌中の場面を観た。これからは巣立ちの季節を迎える。よちよちの小鳥にとって、一人前に飛べるようになるまでは、最も危険な季節となる。

 沖縄では、ロードキルにご用心と、ヤンバルクイナなどの車道の横断に注意は、呼びかけられている。しかし私達の周囲に、野生動物は少なくない。ただ見えていないだけだ。見えなければ、配慮することもありえない。

 そう、日頃、私は「弱者」だと思っていても、ドライバーは、野生動物に対して、絶対的な「強者」なのだ。そこのところを自覚して欲しいものだ。どうぞ宜しくお願いいたします。

 なんてことを考えていたら、昨年9月のことが思い出された。嘉手納基地の滑走路の先端に当たっている道でのことだ。私達の前100m以内の距離にF-15戦闘機が急降下してきた。先行している車両に衝突するかと思うほどの急降下ぶり。ドッキリだった。戦闘機にとってそこのけそこのけなのだろうが(冗談じゃない!)、私達もそこのけそこのけをやっているかもしれないということだ。繰返しになるが、見える・気がつくことなしに、対応できないことだ。 



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