ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

プランニングに四苦八苦(20231117)

2023年11月17日 | 沖縄暮らし

 10月のRD(リゾリュート・ドラゴン)23は10月14日~31日で終了したはずだ。私は漸く、石垣島(10月24日~26日)報告を書き終えた。そして11月の「自衛隊統合演習」に移行。これまた初っぱなに、私は私用で沖縄に居ない間に、輸送船「白鴎」が、自衛隊を中城湾港に運んできた。その場面をパスする結果になった。この一団は、如何なる部隊なのかが、まだよく分かっていない。

 そこを今、追跡中。昨日(11月16日)、その関係で、白川分屯地(沖縄市)から嘉手納基地をみてきた。そのプランニングを立てるのに、出かけるギリギリまでああでもない、こうでもないと一人思案を重ねていた。最終的に決まったのは、バスの中でだった。池務当(いけんとう)から知花、白川分屯地、嘉手納基地(道の駅)と決めた。私が白川分屯地に出向くのは2度目だ。ここで私の予想を裏切る事が判明。10日、ここに入ってきた自衛隊は、何と八重山駐屯地からだったのだ。石垣島の警備隊(歩兵部隊)だ。彼らは、この演習で何故沖縄島に来たのだろうか。ちんぷんかんぷんだ。また、如何なる経路できたのかも、摩訶不思議。謎が謎を呼ぶとは、このことだ。精神衛生にも悪い。沖縄島で何をするために来たかが分かれば、この演習の一端がハッキリ見えてくるだろう。

 ここで私たちが持つべきは、時代認識だろう。この国の政権は、1990年代から始まった新自由主義から、いよいよ戦争(能力)を極めると決めたようだ。もはや「専守防衛」という看板は、そうっと破棄されている。日本国憲法も同様だ。これまでの見方では、わからない事態が、ゾクゾクと出てくるのだろう。

 さてプランニングの話しだ。歩くことを基調にしている私。歩くからこそ見えることがある。車で目的地までビューでは、なかなか気がつかないのだ。昨日もあった。目的地というのは、一応の目的地であり、予測の範囲なのだ。軍事機密に覆われた動きなど、予測しがたいことがある。つまる「空白」の部分を意識しながら歩くわけだ。特に今回の自衛隊統合演習は、真っ白なのだ。否、真っ黒か。

 で、こうなると、この国が年を重ねながらやっていることを考えれば、私たちも過去の事例を研究し、彼らが何を積み上げてきたのかを考えていくべきだろう。机上のプラン(作戦計画)が大規模演習を通して、具体化されていく。住民に知らせぬままに。

 また、私の報告は「ニュース」じゃないと言われるほど、遅れることがある。私の能力不足による。ある程度解析しなくては意味がないから、あれこれ考えているうちに遅くなってしまうのだ。分からないとストレスはさらに溜まっていく。

 花や蝶は美しい。だが、人間は美しくない。私はここを弁えて事に当たりたい。如何にストレスが増幅することになってもだ。



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