2020年4月8日早朝便で、石垣島に行っていました。きっかけは4月Ⅰ日に石垣島の水田にブロンズトキ19羽が来ているとの報。でも遅かった。影も形もありゃしない。アンラッキーだと諦めるほかにない。同じようなことはバードウォッチャー時代に何度も経験しています。
2日目は気分転換し、カンムリワシを探した。ここらならいるはずだと当たりをつけていった。石垣島の西部と中央部を5つのゾーンに分けて行ってみたが、時間切れ。2つめのゾーンで諦めたが、予定していたバスに乗り遅れた。しょうもない。戻って別の最終便を待つか(5、6キロ戻る)、南東に8キロ歩き、空港ーバスターミナルの路線に乗るか。雨が降りそうなので、少しでも近い前者を選択。2時間で出発点に戻れた。雨も降ってきた。徒歩時間11時間30分。約5万歩(弱)。気温が歩けば暑い程度だったこともあり、余裕で戻れた。夕食は20時頃に食べれた。
我ながら体力は大丈夫。冷静な判断力もオーケイ。無論いざという時に備えたヘッドランプも持っている。バス待ちの間に帳が下り、昼の世界が夜の世界に。フクロウ類が啼きだした。何だかはよく分からなかった。雨だから楽しいことはないが、悔しいばかりでなく、気持ちは落ちなかった。
今更ではあるが、ナチュラリスト(自然史研究者)に戻れないかと思っている。あと何年生きていられるかだろうが、不可能だと決めつけることはない。キジバト、キンバト、カラスバト、ズアカアオバトの棲み分けと混生を確かめたい。沖縄島で言えば、アジサシ類の生態調査やジュゴンの発見にも寄与したい。因に環境省の調査でジュゴンのはみ痕が西表島、黒島、新城島近海で見つかったそうだ。
ブロンズトキには振られたが、森の人として考えた。考えるべき事は切りがないほどあるのだ。めげていられない。