2022年の「視点」の出展作品を完成させました。今年は辺野古でまとめるつもりでしたが、天候が悪く、追加撮影ができず、ギブ・アップ。天候が悪く、光が悪ければ、いかんともしがたい。最後の手段は、石垣でと思って行ったのですが、これまた全然志気が上がらない日々。だめだこりゃと思っていたところ、27日の日曜日、曇っていましたが、大逆転ホームラン。この一枚(実は30枚ぐらい)で火が付き、猛然たるラッシュ。
帰宅後、検討を重ね、12月に石垣で撮った分(この日の午前中は晴れ)を含めて、6枚か7枚でと昨夜、絞り込みました。昨夜、未明に、このタイトルでは、ちぐはぐだと気づき、本日あれこれ精査。一枚を入れ替え、6枚組で完成。タイトルも修正。
当たり前のことですが、密度の濃い撮影は、いいものが(連発)できます。良い写真があると、選び出すのが大変。ひと苦労しました。お陰で、6枚での総合力が発揮でるはずです。石垣島のことは殆ど知られていないから、説明的な写真を入れるか否か迷いましたが、説明よりも衝撃性を重視しました。
もっとも分かる人には分かるけど、知らない人には、分からないかも。へーえ、これは何だろうと思って頂けたら、正解だと思っています。私は、もっと哲学的な作品を作ってみたいのですが、難解になってはどうしようもない。今回のこれは「視点」の選者には、わかっていただけるでしょう。また「視点」を見に来られる人にも、ご理解頂けるでしょう。
昨年の「視点」作品に、基地問題は殆どありませんでした。私の「オキナワ『ブルービーチ』演習場」と、もう一点だけだった。さみしいですね。「視点」はいろいろなものを撮る人がいて、バラエティに富んでいます(例年、ヌード写真はありません)。
私の連れ合いに、正月にあったとき、「懲りすぎるなよ」と言われましたが、確かにけっこう凝っています。凝らなきゃ入選できませんよ。凝るといっても、私の場合、絵の掛け合わせに凝っています。
コロナ禍で細っている社会・政治運動をもっと取り上げるべきでしょうね。細っているから被写体にしにくい。だがしかし、この事を逆転させていく努力をしないと、だめだなぁ。一本作ったばかりで、言うのも何ですが、改めて嘆息しています。しかしこれは敢えて意識すべきことです。
私たち撮影者が諦めていたら、何も見えてこない。こういう時期だからこそ、地元に暮らしている私たちの底力が試される。嘆いているばかりでなく前を向いていかなければなりません。私もまだまだがんばります。
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