私の生家の庭先から少し出て、東の方を眺めると赤城山がデンと聳えている。物心ついたときから、赤城山が目の前にあり、私の原風景になっている。「赤城の山も今宵限り」と国定忠治がたてこもったのも赤城山であり、大沼湖畔には文人墨客の避暑地もあった。冬は全面結氷し、天然にスケートリンクとなったり、ワカサギ釣りの名所でもある。昨年の福島第一原発の事故で、大沼のワカサギからも基準値を超える放射能が検出され、ワカサギ漁が禁止となり、湖畔の旅館が苦労している話がテレビで放映されていたが、こんな山の中にまで影響を与える放射能被害の恐ろしさを改めて知らされたものである。
毎日眺めていた割には、この山に登る機会は少なかった。中学生の頃だと思うが、父に連れられてバス旅行で大沼湖畔に行き、地蔵岳に登った記憶がある。この時のことは映像で残っていないのが残念。
赤城山が深田久弥の「日本百名山」の一つであることは、「日本百名山」で知った。それで、渋川への夏の里帰りの機会に赤城登山をめざした。車で大沼湖畔まで行き、無料の駐車場に車を止め、登山口まで大沼湖畔を車道を行く。途中赤城神社の前を通って登山口に着く。登山口からはすぐに樹林の中に入るが、8月なので汗が噴き出し、目に入って難渋する。30分ほどで猫岩に出ると、大沼方面の展望が開けてくる。登山口から1時間30分ほどで駒ヶ岳との分岐に出て、道を左にとって行くと黒檜山の山頂(1827.6㍍)である。山頂からは皇海山、奥白根などの山々が展望できた。谷川連峰方面は雲の中だった。昼食休憩をして駒ヶ岳の分岐まで戻り、駒ヶ岳方面に下る。「大ダルミ」を経て駒ヶ岳山頂(1685㍍)。ずーっと下っていくと、駐車場のすぐ近くに下山できる。
赤城山も榛名山と同じカルデラ湖を持つ火山で、周辺を外輪山が囲んでいる。鈴ケ岳、荒山、鍋割山、長七郎山、地蔵岳などがあって、渋川にずっといたならいろんなコースを登って楽しんでいただろうと思う。
大沼湖畔から黒檜山
毎日眺めていた割には、この山に登る機会は少なかった。中学生の頃だと思うが、父に連れられてバス旅行で大沼湖畔に行き、地蔵岳に登った記憶がある。この時のことは映像で残っていないのが残念。
赤城山が深田久弥の「日本百名山」の一つであることは、「日本百名山」で知った。それで、渋川への夏の里帰りの機会に赤城登山をめざした。車で大沼湖畔まで行き、無料の駐車場に車を止め、登山口まで大沼湖畔を車道を行く。途中赤城神社の前を通って登山口に着く。登山口からはすぐに樹林の中に入るが、8月なので汗が噴き出し、目に入って難渋する。30分ほどで猫岩に出ると、大沼方面の展望が開けてくる。登山口から1時間30分ほどで駒ヶ岳との分岐に出て、道を左にとって行くと黒檜山の山頂(1827.6㍍)である。山頂からは皇海山、奥白根などの山々が展望できた。谷川連峰方面は雲の中だった。昼食休憩をして駒ヶ岳の分岐まで戻り、駒ヶ岳方面に下る。「大ダルミ」を経て駒ヶ岳山頂(1685㍍)。ずーっと下っていくと、駐車場のすぐ近くに下山できる。
赤城山も榛名山と同じカルデラ湖を持つ火山で、周辺を外輪山が囲んでいる。鈴ケ岳、荒山、鍋割山、長七郎山、地蔵岳などがあって、渋川にずっといたならいろんなコースを登って楽しんでいただろうと思う。
大沼湖畔から黒檜山