山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

岩手の山歩き③=八幡平

2012-06-25 07:24:28 | 山行き
 『日本百名山』には岩手山、早池峰山と並んで八幡平があげられている。山歩きの対象としての八幡平は、その山頂付近を「アスピーライン」という観光道路が通り、現在はさらに「樹海ライン」も通っていてあまり魅力を感じていなかった。
 八幡平を歩いた最初は大学1年の秋の試験休みに、ワンゲルの仲間で同級だったO君と裏岩手縦走をやったときである。この時は、まだ松尾鉱山が稼働していて花輪線で大更駅まで行き、松尾鉱山鉄道に乗り継いで柏台で降り、鉱山内のスーパーのようなところ(生協の売店だったかもしれない)で食料を買って、鉱石を運ぶバケットの下を登り、八幡平スキー場の中を登って、大黒森、茶臼岳を経由して八幡沼のほとりに出て山頂をこえ、アスピーテラインを横切って見返り峠から縦走路に向かったのである。
 その後は、車でドライブに行ったりはしたが、登山を中断していたこともあってしばらく歩いていない。

 子供たちが小学生のころ、学童保育で毎年「スキー合宿」があって、私も自然とスキーを覚え、八幡平スキー場でも難しくないゲレンデ位は滑れるようになって、県内でもっとも早くオープンする八幡平スキー場に結構通ったものであった。

 八幡平では5月の連休になると、見返り峠と藤七温泉の間にシャトルバスが走り春スキーができる。子供たちや妻をともなって何度か春スキーにも出かけてみた。
 その後は、安比高原から登って茶臼岳を経由して安比岳をこえて下り、安比温泉(素掘りの浴槽しかない)回るコースを一度は単独で、次には妻をともなって歩いたりしている。
 それでも、何とも観光地化した八幡平に好んで行ってみたいという気はしない。