山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

ホーム 愛しの座敷わらし

2012-06-11 18:49:51 | レビュー/感想

 今日はしんぶんが休刊なので山にでも行きたがったが、朝のうちは天気が悪かったので、妻をともなって盛岡まで映画鑑賞に出かけた。映画は「ホーム 愛しの座敷わらし」である。インターネットで調べると八戸の映画館ではすでに上映は終了している。岩手県を舞台にした映画なので、盛岡ではまだ「ピカデリー」で上映していることがわかった。午前10時30分家を出て、東北道を使って盛岡へ向かう。岩手山サービスエリアで12時になったので昼食。カレーライスを食した。滝沢インターで高速から普通道に入り、午後1時15分頃「金田一駐車場」に車を入れ「ピカデリー」に向かう。「ピカデリー」に入るのは何年ぶりだろう。
 1時30分上映開始。「座敷わらし」は岩手では有名な「妖怪?」で、金田一温泉とか遠野の古民家とか、座敷わらしが出るというところが知られている。東京からやってきた水谷豊を中心とする一家は座敷わらしの存在を知らないのだが、住家とした曲り家の家に座敷わらしがいて、結局、この一家に福をもたらすという展開である。作者の意図は、座敷わらしの騒動を通じて「家族」=ホーム(家庭)の意味を問うているのではないかと考えた。
 ただ、岩手に住み着いている私としては、遠野盆地の風景や滝沢村らしい風景、盛岡市の風景などが入り混じり、「ここはいったいどこ?」と感じてしまうのが残念だった。


故郷の山⑦=上州武尊山

2012-06-11 06:06:15 | 山行き
 上州武尊山は沼田市の北東の方向にどっしりとある山である。私は、まだ2回しかこの山には登っていない。
 最初に登ったのは高校2年生の時で、山岳部の秋合宿でのことだった。季節は9月だったと思う。藤原口(上ノ原コース)から登り手小屋沢避難小屋に泊まり、最高峰の沖武尊に立ち、中ノ岳、家ノ串、剣ヶ峰、前武尊などを経て川場口へ下山した。この日は夜寒冷前線が通過し、雨もぱらついたりで不安な夜を過ごしたが、朝方には天候も回復し沖武尊に立つと、山頂のハイ松が霧氷で覆われ、それは感動的な風景だった。
 2度目は1996年の夏、群馬への里帰りの機会に上ノ原コース入り口まで車で行き登った。この日は、同じコースをピストンで戻ってきたのだが、山頂には山岳修行の山伏の一行がいて、ほら貝を吹き鳴らしたりしていた。この山が信仰の山であることをそれで知った次第。山頂は霧の中で、眺望はなかったのが残念。登山開始が少し遅かったので、登山口にある上ノ原山荘に宿泊をお願いすると、我々だけの宿泊で歓迎された。ところで、聞いてみるとこの山荘はかつてスキー場のロッジで、上ノ原山の家と呼ばれていたのだそうで、高校の合宿で出発前の記念写真をとった場所だったのには驚いた。
 写真は、沖武尊での記念写真。
山頂で一人写真

宿泊した上ノ原山荘前で

高校合宿で上ノ原山の家前で記念写真