山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

岩手の山歩き①=岩手山

2012-06-22 18:08:26 | 山行き
 岩手の山歩きに関して言えば、「山と渓谷社」の「分県ガイド」には60座が紹介されている。何年か前単身赴任をしていた時代にまずこの60座を登ってやろうと思い。2年をかけて登頂することができたのである。その後、「岩手の里山歩き」というガイドブックや、雪山歩きのガイドブックを見て可能な限りピークをめざすということをやって、現在70座位の山頂には立ったと思う。
 岩手の山で最初に書くべきだと思うのは岩手山である。私は、大学受験に来て初めて岩手山に対面した。盛岡駅から開運橋を渡るとき、北上川の上流に存在感のある姿を示す岩手山を見たのである。幸い、大学には合格でき4月に少しばかりの荷物を持って盛岡にやってきた。それで、この山に登りたいということも含めワンゲルに入部したといっても良い。ワンゲルで初めて岩手山に行ったのは5月1日のことであった、先輩部員に誘われ、数人で滝沢駅から歩いて馬返しに行き、当時あった3合目避難小屋から現在の旧道を登って山頂に着いた。その日、山頂は雪であったと記憶している。

 その年の11月、岩手山でのワンゲルの遭難でいろいろ疑問を抱いたこともあって、ワンゲルを退部。クラスメイトからは「突然変異」と言われた学生運動へ傾斜していく。それから、岩手山の山頂は随分遠くなったが、ストレスやいろいろの原因で、体重が最大87㌔となり「ドクターストップ」状態となって、健康のためにも運動をという勧めに従って、「では山登りを」と山行きを復活させ、2年目には単独で岩手山を目指したが、風が強くで4合目あたりで引き返してきた。その年の秋には8合目の小屋まで行き、その内妻や子供をともなって登るようになり、それから何度岩手山を訪ねたことだろう。
 岩手山は行くたびに新しい顔を見せてれる。

 岩手山の花もなかなかすばらしいのだが、東北では唯一「イワギキョウ」が咲くので知られている。
 イワブクロもほぼ同じ場所で咲いている。
 このほか、焼き走り口の途中には、コマクサの大群落があり、私は「日本で最大規模」だと思っている。
 岩手山のコースはかなり歩いたが、自然休養林からのコースが残っており、いつか歩いてみようと思っている。