山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

ナルコユリが咲いています

2012-06-24 17:07:17 | 自然

 わが家の田んぼに行くには、樹林の間を通るいわゆる「赤線」を通って行く。途中は他の家の林の中で、道路分に木が覆いかぶさってきてなかなか大変である。
 田んぼの近くの土手に「ナルコユリ」が咲いていた。ナルコユリは本州や四国、九州の林下に生える多年草で、緑白色の花を下向きにつける。並んだ花を「鳴子」に見立てたものと言われている。ナルコユリの若芽は、食用になるというがまだ食していない。写真のナルコユリはいつもだと刈り払い機で刈り取ってしまうのだが、入院騒ぎで田んぼの作業が遅れたため、ことしはしっかり花をつけているところを写真に写した次第。


岩手の山歩き②=早池峰山

2012-06-23 18:42:59 | 山行き
 岩手の山を語るとき、岩手山の次はやはり早池峰山であろう。深田久弥は『日本百名山』の中で、早池峰山について「早池峰は東北では、鳥海、岩手、月山につぐ高峰でありながら、案外世に知られていないのは、僻遠の地にあるためだろう。早池峰という響きのいい名で、この山は早くから私の胸にありながら、その姿を撮った写真を見たことがなかった。盛岡の平野から遥かに見えないわけではないが、それは撮影にはあまりに遠すぎる。また山の近くまで来るとその全容を美しくとらえることが出来ない」と書いている。同じような理由で、私がこの山の山頂にたったのは1990年代になってからのことであった。
 紫波町の選挙応援に行っていたある日、候補者決定が遅れ何もすることがないという日程になり、それではと思い立って車を走らせ河原の坊に行き、そこから一気に山頂をめざして登ったが、この時の写真は残っていない。写さなかったのかもしれない。その後妻を伴い同じコースを行き、妻の友人をともなって登ったり、

二戸の友人と登ったり、しばらくは毎年にように早池峰詣でが続いた。

 早池峰の花といえば、ハヤチネウスユキソウであろう。日本にあるエーデルワイスの仲間で、ヨーロッパのものに姿がもっともよく似ているのだそうだ。
 それから、早池峰山の向かいにある薬師岳に登ったり、ある年には早池峰から鶏頭山への縦走を実行したこともあった。


 この時は、とにかく暑くて稜線上でも30度以上あって、完全な脱水症状になってしまった。七折れの滝に下り、そこで飲んだ水の美味かったことを覚えている。
 さらに5月の連休には、河原の坊への道は「閉鎖」されているので岳の集落から鶏頭山へ登ったこともあり、裏側の平津戸からの道のたどったこともある。平津戸からの道は以外に長く、時間が足りなくなって登頂をあきらめ、途中でフキやミズをたくさん採って帰った。
 最近はシーズンンにはツアーでの登山者がたくさんやってくるので、昔のような静かな早池峰山ではなくなってしまった。オーバーユースで植生が荒らされ、トイレ問題も深刻になっている。静かな時代の早池峰に戻ってほしいような気がする昨今である。

岩手の山歩き①=岩手山

2012-06-22 18:08:26 | 山行き
 岩手の山歩きに関して言えば、「山と渓谷社」の「分県ガイド」には60座が紹介されている。何年か前単身赴任をしていた時代にまずこの60座を登ってやろうと思い。2年をかけて登頂することができたのである。その後、「岩手の里山歩き」というガイドブックや、雪山歩きのガイドブックを見て可能な限りピークをめざすということをやって、現在70座位の山頂には立ったと思う。
 岩手の山で最初に書くべきだと思うのは岩手山である。私は、大学受験に来て初めて岩手山に対面した。盛岡駅から開運橋を渡るとき、北上川の上流に存在感のある姿を示す岩手山を見たのである。幸い、大学には合格でき4月に少しばかりの荷物を持って盛岡にやってきた。それで、この山に登りたいということも含めワンゲルに入部したといっても良い。ワンゲルで初めて岩手山に行ったのは5月1日のことであった、先輩部員に誘われ、数人で滝沢駅から歩いて馬返しに行き、当時あった3合目避難小屋から現在の旧道を登って山頂に着いた。その日、山頂は雪であったと記憶している。

 その年の11月、岩手山でのワンゲルの遭難でいろいろ疑問を抱いたこともあって、ワンゲルを退部。クラスメイトからは「突然変異」と言われた学生運動へ傾斜していく。それから、岩手山の山頂は随分遠くなったが、ストレスやいろいろの原因で、体重が最大87㌔となり「ドクターストップ」状態となって、健康のためにも運動をという勧めに従って、「では山登りを」と山行きを復活させ、2年目には単独で岩手山を目指したが、風が強くで4合目あたりで引き返してきた。その年の秋には8合目の小屋まで行き、その内妻や子供をともなって登るようになり、それから何度岩手山を訪ねたことだろう。
 岩手山は行くたびに新しい顔を見せてれる。

 岩手山の花もなかなかすばらしいのだが、東北では唯一「イワギキョウ」が咲くので知られている。
 イワブクロもほぼ同じ場所で咲いている。
 このほか、焼き走り口の途中には、コマクサの大群落があり、私は「日本で最大規模」だと思っている。
 岩手山のコースはかなり歩いたが、自然休養林からのコースが残っており、いつか歩いてみようと思っている。

アオサギが田んぼに

2012-06-21 07:12:01 | 農作業
 わが家の田んぼは、人家から離れた山と山に挟まれ、通称「田の尻」という場所にある。植えた苗は少し大ききなってきている。昨年は無農薬でやってみたが、今年は除草剤を使ってみた、4枚の内3枚はしっかり効いたようで、オモダカなどが生き残った以外は基本的に雑草の発生をおさえているようだが、1番上の田にはどうやらコナギという青い花をつける雑草の芽がたくさん出ている。除草剤の分量を間違えたのだろうかと思っている。仕方ないので、手押しの除草機で1条ずつ除草作業をやっているところに、台風4号が接近し作業を中断、通過後の今日も濃霧で小雨が混じる天気なので作業はやめにして、眼科に定期検査に行ってこようと思う。
 さて、わが家の田んぼには毎日のようにアオサギが食事に来る。去年も来ていたのだが何という名の鳥かわからなかった。サギといえばゴイサギくらいしか思いつかなかったが、野鳥ガイドブックを見ると留鳥のサギはアオサギらしい。結構背が高く「ツルと間違える」と解説があったからたぶんそうだろう。除草剤を撒いたが、今の薬はあまり動物に影響を与えないのだか、オタマジャクシがうようよいて、おそらくそれを採って食しているのだろうと思う。私のは望遠付きのカメラではないので、その姿を紹介できないのが残念だ。

台風4号の接近

2012-06-20 07:58:26 | 日記
台風4号が6月としては8年ぶりの上陸とのこと。昨夜から風と雨が強まり、2階に寝室があるため屋根をたたく雨音で目を覚ます。カッパを着込んで日刊紙の配達にいったが、幾分濡れて寒気を感じる有様。この天気では、本日の農作業はお休みにしなければならない。「晴耕雨読」などとしゃれ込みたいが、議員をやっている奥さんの議会報告の「民報ひろの」を組み上げなくてはならないので、のんびりもしていられない。
 台風4号は宮城県沖から岩手県沖に北上してくるようだが、最初の予想よりは離れて通過するようなので、直撃のような被害はでないと思う。最近は、「ヤマセ」で霧はかかっていたが雨がほとんどなくて、田んぼの用水にしている池の水が少なくなっていたので、適度の雨なら歓迎なのである。4号のあと5号も日本に近づくようで、大きな被害がでないことを祈っている。