「番付け」とは、どの材木を家のどこに使うのか、
材料それぞれの目・背・腹・節・色ナドナド・・。相撲なら、西のナニガシ・東のナニガシ。
材木の場合は、ほノ七、とノ伍、といった感じで
適材適所に振り分けて、
縦番=いろは・・ 横番=壱弐参・・のように番号を付けていくと、何の何番となっていくわけです。
「いの一番」とよく日常会話や、歌詞などにも出てくるのは、この番付けからきている、一番先、一番初め、という意味です。
上の写真では、和室の化粧柱を番付けしているところです。
図面を見ながら、部屋向き・床の間方向・廊下や入口方向等を考えて、一本一本どの柱をどこに使うか、そしてその柱の四面をどこに向けて立てるかを決めながら、番付けをするわけです。
最近和室が減ってきてしまいましたが、この作業、私はとても好きです。