最新技術

2011-02-01 | WOOD WORK

お得意先からのご相談で、

「燃えない木っていくらするか?」と、お問い合わせがあった。

 

加工技術が進む昨今でも、燃えない木は無いし、ありえない。

あったとしたら、それは多分、「木」ではない。

 

しかしご提案のひとつとして、

「難燃木材」というものがある。

 

「不燃」は無理でも、「難燃」加工なら可能である。

 

木は燃える。は常識。

だから耐火建材や防火建材を使用し、建物を火から守ろうと色々使う。

 

しかし、中には建材が使用できない建築物だってありますよね。

そこには、木材しか使わず、ましてや燃えやすくては困るのです。

 

そう、「国宝」や「有形文化財」がそのひとつ。

 

その「難燃木材」がコレ↓

201121

焦げはするが、炎は出ない。

したがって、燃え広がる事は可能性が低い。

 

文化財などの改修には、このような物が使用されている実例はありますが、

一般住宅に使用するには、

単価をあわせる事は、ちょっと難しいかもしれません。

 

という、ご説明でも、一応見積もってくれとの事でした。

 

「燃えない」は無理でも

「燃えにくい」で、たいしたもんだと思いますがね。