お得意先からのご相談で、
「燃えない木っていくらするか?」と、お問い合わせがあった。
加工技術が進む昨今でも、燃えない木は無いし、ありえない。
あったとしたら、それは多分、「木」ではない。
しかしご提案のひとつとして、
「難燃木材」というものがある。
「不燃」は無理でも、「難燃」加工なら可能である。
木は燃える。は常識。
だから耐火建材や防火建材を使用し、建物を火から守ろうと色々使う。
しかし、中には建材が使用できない建築物だってありますよね。
そこには、木材しか使わず、ましてや燃えやすくては困るのです。
そう、「国宝」や「有形文化財」がそのひとつ。
その「難燃木材」がコレ↓
焦げはするが、炎は出ない。
したがって、燃え広がる事は可能性が低い。
文化財などの改修には、このような物が使用されている実例はありますが、
一般住宅に使用するには、
単価をあわせる事は、ちょっと難しいかもしれません。
という、ご説明でも、一応見積もってくれとの事でした。
「燃えない」は無理でも
「燃えにくい」で、たいしたもんだと思いますがね。