2011視察研修を終えて

2011-02-28 | 地域活動
いすみ市商工会青年部
視察研修も無事に終わりました。
感じた事を、少し綴ってみます。

 
戸越銀座商店街の会長さんのお話し。
約20年前、家業を継ぐ為商店会に入り、その現状にあきれたらしい。
 
ハッピ着て焼きソバやカキ氷やって自分の商店が潤うのか?
一過性のイベントで、自分達が飲んでる方が多いくらいの生ビール売ったり…
 
一定の金額お買い物して頂いたお客様に、限定300個の花の鉢植えをあげる感謝デー。
毎年はけるのは100個。残りは自分達や近所、しまいにゃ金額関係無くお客に配ったり…
 
大義名分で予算を使いきり、古参の先輩方に物申しても、『そうゆうものだから。毎年こうだから』
 
次の手段は決まった様にポイントカードや商品券作ったり…
 
そもそも各商店に、ユーザーが求める物が売っていない現状で、そこを改善しようとせず、
やたらフランチャイズを拒否、大型店舗を非難、
とまあ、我々にはグサグサとくるような内容。
 
 
私ら青年部も同じ様な問題もあり、協賛イベントは近年いくつも断って減らしてきた。
 
それも反対派もあり、今後の一過性イベントも、本当に意義があるのか?やめたくても、やはりそこにも反勢力もあるだろう。
 
だが、けしてそうゆう事が悪いのではないと思うが、
我々がやって意味があるのかを考えなければならないと思う。
焼きそば屋でもなければイベント屋でもないのだから。
 
大それた事をやるつもりはないが、意味がない事はやりたくないしやる必要もない。
 

本当に深いお話しを聞かせて頂いた。もっと聞きたい。飲み明かしてもいいくらい為になる。
 
現在の我々の青年部は、3町合併後、もっとも難しい時期に来てる気がする。
 
個人的だが、青年部で我が町を盛り上げようなんて、あまり思っていない。
 
青年部活動を通して、自分の様々な部分のプラスになればと思って私はやっている。
 
だからこそ意義のある団体であってほしいと思う。
 
だからこの視察も有意義にしようと思っていた。
実際とてもよかった。幹事さんはくたびれただろうが、いい研修だった。
 
 
空き時間に個人的に銭湯行ったり、早朝散歩したりして、変わってるねと言われたりもした。
 
私は行く先々で、その土地の文化を知る事が好きなんです。
地名の由来、坂や川があったり、神社や公園、勿論建築物も。
新しい発見ばかりで、ワクワクします。
 
時間が勿体なくて、ジッとしてられぬってのもありますけどね…
 
昨年の神戸に引続き、私は充分楽しめました。
幹事さん本当にお疲れ様&ありがとうございました。
部員の皆さんお疲れ様。
いつか活かせるようになるといいですね。
 
 
さぁ月曜日!
キバっていくど~!



2011視察研修8

2011-02-28 | 地域活動
最後の視察地、
野田市にある生協のグローサリーセンター。
 
驚くべきはその施設の巨大さと、最新技術のシステム化による、一連の流れ作業。

集荷から在庫、仕分け、出荷までをローラーコンベアがぐるぐると…



皆帽子をかぶってズラズラと見学。作業中の方にはさぞ邪魔だっただろう…




一通り案内して頂き、改めて会議室で詳細を聞き、質問も色々としてみた。
 
質問『システム化して、作業人数は大幅に減らせたんでしょうか?』
 
実際はほとんど変わらないのが現実だそうだ。
やはり生協商品は種類が豊富で、個人消費者向けの仕分けは、絶対的に人間の手作業が必要なのだ。
現段階でも、約1000人がここで働いているそうだ。
担当者は『効果はまだ出ていない』と…
 
 
質問『見学中、パネルにエラーと表示され、警告音がなったら、2名の作業員が走ってきて、対応していたが、常時システム管理会社が常駐しているんですか?』
 
そうらしい。しかし今現在2名の社内の人材を教育しているところらしい…
 
 
そう、私が聞きたかったのは、本当に大型機械、システム化をして、人件費や諸経費の削減はできたのか?
実際は人数も変わってはいない。これは間違いなく誤算だと思う。
そしてそのシステム管理も要は外注。毎日毎日管理費を支払う。
一度設備投資をすればいいってもんじゃない。
 
これ、凄く難しい問題なんです。うちの工場もそれみたいなもんですからよくわかるんです…
 
一つの製品を作るのに、いかに工程を減らすか、いかに人の手を加えないかを、いつもいつも考えてます。
 
ただこの施設では、スピード化やデータ化できたのは、素晴らしい飛躍で、グングン効率はよくなっている様です。
 
ちょっと気付いた点
工場内、ゴミひとつ落ちていませんでした。
従業員休憩所、全員水筒
ペットボトルは1つも見当たらず
 
これ、凄い事です