みなさん、こんにちは。
つどい業務責任者 新福(しんぷく)です。
遅くなりましたが、先月4月に開催されました「つどい登録団体」の活動をお届けいたします。
今回は、宥慈会さんです。「ゆうじかい」とお読みします。
団体紹介ページがありますので、こちらもご覧くださいね。
「日本古来のお琴を様々な世代にふれあってほしい。」
そんな想いで長年活動をしておられます。
またかつては、小学校へもお琴演奏体験で授業で出張させていただくことも考えておられました。
「つどい」では「校長会」へご案内文を作成させていただいた事もありました。
約2年間のコロナ禍で見つけた活動場所
コロナ禍で演奏などお披露目が出来ない中、「つどい」に練習場所について相談をいただいたこともありました。
自分たちで探されたのが、今回の取材先である「大黒殿」でした。
※「大黒殿」:〒581-0003 大阪府八尾市本町6丁目10-1
練習場所として訪れ、場の空気・質感を感じられた代表の山本菊宥さんは、「勉強会」と言う名のお披露目を行う事を考えられ、今回の開催となりました。
午前のプログラムの最後「6. そよ風のように」までを取材させていただきました。
取材した個人の感想ではありますが、プログラム「6. そよ風のように」の演奏では、お琴の調和・ハーモニーが取れ心地のよい音色に包まれました。
お琴演奏での音色で良い雰囲気・空気となりました。
動画を撮影しておりますので、こちらは「つどいFacebookページ」で掲載を行う予定です。
コロナ禍前までは「つどい」の会議室で演奏の練習や打合せで来館されていた方が演奏をされておられ、久々に再会が出来ました。
数年間、継続されて練習を積み重ねられたことを実感いたしました。
ここからは、上記の取材から違う視点で市民活動を解説します!
市民活動では「学術・文化・芸術・スポーツ」をテーマに活動する団体は多いんです。
市民活動の活動分野のひとつに「学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動」があります。
「つどい登録団体」の中で、「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」「子どもの健全育成を図る活動」の活動分野と同じ位、登録されている団体が多い活動分野です。
しかし、学術、文化、芸術、スポーツは、市民活動のイメージが湧きにくい側面もあり、生涯学習の印象を持たれる事もあります。
生涯活動と市民活動の違いとは?(経験則から目的の違いを書きます)
生涯学習と市民活動の違いは、「生涯学習」は「自分の腕磨き」「自分が出来るようになる」といった「自助」の側面(自立)があります。
対して「市民活動」は生涯学習で培ったものも含めて「自分の得意なもの」「自分の好きなもの」で、人に喜んでもらうといったように不特定多数の方にお役に立つ活動(不特定多数に利益をもたらすと言われます)です。
語弊を招くかもしれませんが、とっても平たく言うと「生涯学習」は自分のため、「市民活動」は人のために尽きます。
あなたはどっちの目的なのか?
また、お琴を例に取ると「自分がお琴演奏をしたい。」という想いが強いと生涯学習になってきます。
「お琴を通じて聴いてくれる方に喜んでほしい」という想いが強くなると市民活動になってきます。
また平たく言うと「お琴を演奏する」が目的なのか、「お琴を通じて人や社会のお役に立たい」が目的なのか、目的がどっちなのかなんです。
また、市民活動の場合は、「お琴」は手法・道具・ツールといった目的ではない方法になります。
もう少し大きな視点で目的を見ると
お琴演奏を例に取ると「お琴演奏を聴いてほしい」では生涯学習の側面が強くなります。
「お琴演奏」を聴いていただいた方々が、「癒され元気になる」とか「日本の伝統文化にふれてほしい」が目的であると市民活動の側面が強くなります。
癒され元気になる地域社会や、日本の伝統文化を大切にする地域社会に貢献する、寄与する事が、この場合は市民活動における公益性になってきます。
なんで、こんな解説を行うのか?(意識啓発のため)
解説が長くて、難しく感じたらごめんなさい。
携わる方、参加する方が、少しでもその違いをご理解いただき、意識をしていただきましたら、とてもありがたいので、まとめました。
また、そういった解説や意識の啓発を行うのも「つどい」の大切な役割でもあります。
意識啓発は各団体が行うものでもありますが、中間支援組織は特に市民活動といった公益性の意味を伝え広める役割も同時にありますので、したためました。
この意識啓発は、活動される方も参加される方も、どちらに対してもご支援につながれば、とてもありがたいです。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます