大晩年の底力 ノンフィクション作家(沖藤典子)
ある時、外国の方が ”私たちの国にはこんな言葉があるのよ”と教えてくれました。
「40歳になったら、美人も不美人も同じ。50歳になったら、学歴があってもなくても同じ。60歳になったら、夫がいてもいなくても同じ。70歳になったら金があってもなくても同じ」
みんな共感して大笑い。 「そうなんだよね。若い時、抱いていた
容貌や学歴の劣等感も、年とともに消えていく。老いるって、悪い事ばかりじゃない。
こういうありがたさも、あるのよね」
「女は結婚していてもしていなくても、子どもがいてもいなくとも、最後は1人。
みんなで助け合おうね」長生きする女性は、人生の最後、1人になりがち。だから、女の老いはたくましくなくちゃ。助け合って。でも、今の話は70歳まで。80歳や90歳になったら、どうなるのかしら。
最近、82歳の方と一緒に、海外旅行をする機会がありました。驚いたのは、その方の
若い事、元気な事、あげ句によく召し上がること。お年を聞いてびっくりしました。
よく「7掛け人生」と言って、実年齢の0、7をかけたものが実感と一致する年齢だと聞きますが、まるで60歳のよう。
しみじみと、人は年齢ではないと思いました。
彼女のように元気な長壽を得るには、自助努力を超えた何かがあるのでしょう。
いわば”幸運な人”です。その彼女がいいまいた。
80歳を超えたら、もう、年なんてあってもなくても同じ。年齢から開放されるのよ」
若いころに背負っていた重荷や劣等感からも開放されて、明るく元気になれる。
7掛け人生のように。そんな老い方を心掛けているということです。
90歳を超えても、みんな元気で機嫌よく、仲良く助け合って そんな老い方ができたら、大晩年は新たな幸せを発見する”
1 コメント
コメント日が
古い順 |
新しい順
- こんにちは(^-^) (あいすけ)
- 2012-08-15 16:24:50
- これからもパソコン楽しんでね .。.:*☆
- 返信する
規約違反等の連絡