小学校の玄関付近や中庭に必ず立っていた二宮金次郎。背中に薪を背負い、手には分厚い本を持っていました。勤勉の代名詞だった二宮金次郎は、成人してどんな人になったのでしょうか?
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◆なぜ小学校に銅像が飾られているの?
娘婿が二宮金次郎の行為を詳細な日記に認めていたところ、その書物が明治天皇の目にとまり、一気に有名人になったようです。
昭和3年、たまたま神戸証券取引所理事長の奥様が神戸と小田原83箇所に金次郎の銅像を寄付し、以降、富山県の鋳造業者や岡崎市の石材業者が”商機”と見て、全国の小学校に売り込みをした結果、このようになったようです。
さて、二宮金次郎は何をしたのでしょうか?
◆少子化、歳入不足
時は19世紀、江戸時代。
どの藩も、借金経営。その上、貧困を理由に離農し都会に出る農民が後を絶たない、慢性的な不況に陥っていました。
国の借金が700兆円を超え、合計特殊出生率1.27人の現在の日本と同じ状況だったようです。
二宮金次郎は、農家の長男として生まれましたが、10代前半に両親を亡くし、幼い兄弟を抱えての苦労が始まります。
これが現在、小学校に飾られている銅像なわけです。
この後の金次郎は、アイデアと実行の人。すごいんです。
18歳で奉公に出るや、賃金をもらいながら荒地を開墾。少しずつ蓄財し、自作地を確保するや、その地に小作人を雇い、自らは奉公に励んでいます。
蓄財したお金は低利で貸し出し、さらに自作地を増やします。
奉公人仲間には「釜のすすをきれいにしてくれてありがとう」と、燃料費が減った見返りに小遣いをやったりしてコスト削減を楽しく図ります。
また、奉公人たちが薪を売って集めた資金が1年で4両2朱に膨らんだ時、奉公人を集めてこんな説明をしています。
「この金を分配することもできるが、仮に年1割5分で運用(融資)すれば、5年で2倍、45年目には2139両になる」と説明し、一同を唖然とさせます。
”二宮金次郎というできるやつがいる”
といううわさを聞きつけた小田原藩が、彼をコンサルタントとして採用し、現在の栃木県にある飛び地の改革の責任者に抜擢するわけです。
本書は、その飛び地での15年間の彼の活躍を、現在の日本に当てはめながら話が進みます。
とにかく面白い!
モチベーションアップ策。
開墾を奨励し、頑張った人を表彰する制度を考えました。
優秀者は投票で決め、
1位 鍬
2位 鎌二つ
3位 鎌ひとつ
と副賞を出しています。
二宮金次郎の経営術は、その後、各地に伝播し、信奉した一人に豊田佐吉がいます。
そう、金次郎の遺伝子はトヨタにも受け継がれているんです。
とにかくワクワクするストーリーです。
そればかりでなく、現在の日本の課題を彼のアイデアと実行力を適用した場合の話も分かりやすくかかれており、見事な一冊です!
経営者や公務員にお勧めです。
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二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫 い 17-14)猪瀬 直樹文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
◆なぜ小学校に銅像が飾られているの?
娘婿が二宮金次郎の行為を詳細な日記に認めていたところ、その書物が明治天皇の目にとまり、一気に有名人になったようです。
昭和3年、たまたま神戸証券取引所理事長の奥様が神戸と小田原83箇所に金次郎の銅像を寄付し、以降、富山県の鋳造業者や岡崎市の石材業者が”商機”と見て、全国の小学校に売り込みをした結果、このようになったようです。
さて、二宮金次郎は何をしたのでしょうか?
◆少子化、歳入不足
時は19世紀、江戸時代。
どの藩も、借金経営。その上、貧困を理由に離農し都会に出る農民が後を絶たない、慢性的な不況に陥っていました。
国の借金が700兆円を超え、合計特殊出生率1.27人の現在の日本と同じ状況だったようです。
二宮金次郎は、農家の長男として生まれましたが、10代前半に両親を亡くし、幼い兄弟を抱えての苦労が始まります。
これが現在、小学校に飾られている銅像なわけです。
この後の金次郎は、アイデアと実行の人。すごいんです。
18歳で奉公に出るや、賃金をもらいながら荒地を開墾。少しずつ蓄財し、自作地を確保するや、その地に小作人を雇い、自らは奉公に励んでいます。
蓄財したお金は低利で貸し出し、さらに自作地を増やします。
奉公人仲間には「釜のすすをきれいにしてくれてありがとう」と、燃料費が減った見返りに小遣いをやったりしてコスト削減を楽しく図ります。
また、奉公人たちが薪を売って集めた資金が1年で4両2朱に膨らんだ時、奉公人を集めてこんな説明をしています。
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”二宮金次郎というできるやつがいる”
といううわさを聞きつけた小田原藩が、彼をコンサルタントとして採用し、現在の栃木県にある飛び地の改革の責任者に抜擢するわけです。
本書は、その飛び地での15年間の彼の活躍を、現在の日本に当てはめながら話が進みます。
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優秀者は投票で決め、
1位 鍬
2位 鎌二つ
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二宮金次郎の経営術は、その後、各地に伝播し、信奉した一人に豊田佐吉がいます。
そう、金次郎の遺伝子はトヨタにも受け継がれているんです。
とにかくワクワクするストーリーです。
そればかりでなく、現在の日本の課題を彼のアイデアと実行力を適用した場合の話も分かりやすくかかれており、見事な一冊です!
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金次郎さんのアイディア力と実行力は存じ上げておりましたが、この記事を読んで、ますます知りたくなりました。
YHさん、ご無沙汰しています!
コメントありがとうございました!!
それにしても 豊田佐吉が 二宮金次郎を信奉していたというんじゃ 読んでみなくちゃなりませんね。
私は知らなかったので、とて新鮮でした。
活躍する人は、何かが違いますよね!
トヨタに通じているんです!
ぜひお読みくださいね。
内容 楽しみです。
ふむ、面白そうですな。
読んでみよう・・・
よく都市伝説の一つとして二宮金次郎さんの話があるけど、実際はこんなことをした人だったのね。勉強になりました
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今度私も本を読んでみます♪
ポチッ
多彩なラインナップですね。
今度ジックリ見させていただきますね。