裁断された紙ゴミはトイレットペーパーに再生されるものと思っていました

経営情報や個人情報の漏洩を防ぎ、紙資源のリサイクルも実現するシュレッダー。裁断された紙ごみは、リサイクルされてトイレットペーパーになるもんだと思っていました。
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■紙の会社

印刷会社の方とのお付き合いは昔からあるのですが、紙の会社の方とは話したことがありませんでした。

先日、紙の販売を生業とする会社を訪問する機会がありました。
好奇心を満たせてくれる話がいっぱいでした。


■裁断された紙ごみはトイレットペーパーになっていなかった

シュレッダー、事務所にありますか？

シュレッダー処理された紙ごみは、リサイクルに回されます。
何に変身するか。「トイレットペーパー」に再生されると記憶していたんですが、ハズレでした。

正解は、トイレットペーパーの芯にしかならないのだそうです。
裁断された紙は、繊維も裁断されているため利用価値が低いんですね。

なんか、もったいない気がしますね。


■すごいマシーン

訪問した東京紙パルプ交易では、正真正銘、環境にやさしい商品がありました。

湿式シュレッダーです。

秘密書類をこの機械に放り込みます。
すると、繊維は壊さず、ポロポロのゴミに変身。
このゴミを月1回回収し、製紙工場へ。
この原料を元に、コピー用紙のような上質の紙などに再生します。
ちなみにこの機械、１０トンまで処理できるんだそうです。
大容量ですね。
完璧です。

　　　　　　　　
　　　　　　　　これがそのスグレモノ


その他にも優れものがありました。

公共料金の郵送に使われる「窓あき封筒」。
窓の部分は、セロハン状のものが使われています。
ということは、封筒本体は紙で「燃えるゴミ」、窓の部分は「燃えないゴミ」。
面倒です。

そこで優れもの。
窓の部分も紙、つまりオール紙の窓あき封筒があるんです。
環境にやさしい商品ですね。
very good!

環境にやさしい商品を使いたいですね。


■環境に優しい会社

日立グループは、社内ででた紙ごみを全て再生し、その再生紙を全て日立が買い取っているのだそうです。
つまり、紙が日立の社内をグルグル回っているわけです。
持続可能なリサイクルですね。

やりますね、日立。