ノンフィクション「オリンピア」。これが書かれたのは10年近く前になるのですが、文庫版が発行され、もう一度読んでみました。沢木耕太郎さんは、やはり1級のノンフィクションライターです。
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◆オリンピア-ナチスの森で-
このノンフィクションは、1936年(昭和11年)に開催されたベルリンオリンピックを描いた作品。
現在でも”最高峰の映画”と評価する人がいる映画”オリンピア”を監督したレニ・リーフェンシュタール女史と主催者ヒトラー、それに日本選手団を3本柱として書かれており、オリンピックとスポーツを通して当時の日本とドイツの世相を感じ取ることができる逸品です。
◆前畑頑張れ!
女子平泳ぎ200mで金メダルをとった前畑秀子。
ラジオで実況した河西三省アナは、中継開始予定時刻の午前0時を過ぎたため「スイッチを切らないでください」という言葉から始め、興奮のあまり途中から「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と20回以上も絶叫し、真夜中にラジオ中継を聴いていた当時の日本人を熱狂させた、という逸話は私も良く知っています。
前畑秀子は和歌山県橋本町の豆腐屋さんの娘。
川をせき止めた自然のプールで泳ぐ秀子は、ある水泳大会に出場するとダントツの速さで優勝します。
小学校卒業後は家業を手伝うつもりの秀子に、校長が高等科への進学を勧めます。
『2年間だけだぞ』。
校長の説得に親が折れ、高等科に進学すると日本新記録を樹立するまでに急成長。
2年が過ぎ、いよいよ家業を手伝う覚悟をする秀子。
そこに名古屋の椙山女学校の校長が秀子の才能を見込み、両親に『3年間だけ預からせてくれ』と懇願し、またも両親が折れます。
必死にロス五輪を目指す秀子。
しかし両親が過労で死んでしまい、兄と弟が実家に残されます。
「もう実家に帰るしかない」と決意するのですが、今度は兄弟が『水泳を続けてくれ』と秀子を説得するのです。
秀子は
・朝5時から6000m
・放課後は、他の選手を抜きながら7000m
・夜9時以降、真っ暗なプールで7000m
を365日練習し、チャンスを与えてくれた人たちに応えようと頑張ります。
しかしロス五輪は1秒差の2位。
さらに4年間、必死の練習を続けるわけです。
そしてベルリン五輪決勝。
『前畑頑張れ、前畑頑張れ』。
◆興味深い
前畑秀子をはじめとする日本選手の苦労だけでなく、ヒトラーの振る舞いや当時の世相が具体的に書かれており、興味深い1冊です。
数年ぶりに読んだのですが・・・、1級のノンフィクションです!
■■■最後までお読みくださってありがとうございます!■■■
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オリンピアナチスの森で (集英社文庫 さ 29-7)沢木 耕太郎集英社このアイテムの詳細を見る |
◆オリンピア-ナチスの森で-
このノンフィクションは、1936年(昭和11年)に開催されたベルリンオリンピックを描いた作品。
現在でも”最高峰の映画”と評価する人がいる映画”オリンピア”を監督したレニ・リーフェンシュタール女史と主催者ヒトラー、それに日本選手団を3本柱として書かれており、オリンピックとスポーツを通して当時の日本とドイツの世相を感じ取ることができる逸品です。
◆前畑頑張れ!
女子平泳ぎ200mで金メダルをとった前畑秀子。
ラジオで実況した河西三省アナは、中継開始予定時刻の午前0時を過ぎたため「スイッチを切らないでください」という言葉から始め、興奮のあまり途中から「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と20回以上も絶叫し、真夜中にラジオ中継を聴いていた当時の日本人を熱狂させた、という逸話は私も良く知っています。
前畑秀子は和歌山県橋本町の豆腐屋さんの娘。
川をせき止めた自然のプールで泳ぐ秀子は、ある水泳大会に出場するとダントツの速さで優勝します。
小学校卒業後は家業を手伝うつもりの秀子に、校長が高等科への進学を勧めます。
『2年間だけだぞ』。
校長の説得に親が折れ、高等科に進学すると日本新記録を樹立するまでに急成長。
2年が過ぎ、いよいよ家業を手伝う覚悟をする秀子。
そこに名古屋の椙山女学校の校長が秀子の才能を見込み、両親に『3年間だけ預からせてくれ』と懇願し、またも両親が折れます。
必死にロス五輪を目指す秀子。
しかし両親が過労で死んでしまい、兄と弟が実家に残されます。
「もう実家に帰るしかない」と決意するのですが、今度は兄弟が『水泳を続けてくれ』と秀子を説得するのです。
秀子は
・朝5時から6000m
・放課後は、他の選手を抜きながら7000m
・夜9時以降、真っ暗なプールで7000m
を365日練習し、チャンスを与えてくれた人たちに応えようと頑張ります。
しかしロス五輪は1秒差の2位。
さらに4年間、必死の練習を続けるわけです。
そしてベルリン五輪決勝。
『前畑頑張れ、前畑頑張れ』。
◆興味深い
前畑秀子をはじめとする日本選手の苦労だけでなく、ヒトラーの振る舞いや当時の世相が具体的に書かれており、興味深い1冊です。
数年ぶりに読んだのですが・・・、1級のノンフィクションです!
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周りの応援、本人の決意が凄いですね。
真剣なその姿に皆心を打たれるのでしょうね。
お恥ずかしながら・・・私は現在ストレッチをやっておりません(汗)
学生時代少々体育会系の部活動をやっておりまして、その時の経験です、お陰で今でも前屈は(-)です。
コメントありがとうございました!
前畑さんについてはオリンピックのラジオ中継について
テレビで何度か報道されたのを知っているぐらいでした。
その裏にはいろんなエピソードがあったのですね!
努力・感謝・協力など多くの積み重ねのうえに
優勝があったことに驚きました。
1級のノンフィクションは感動と力を与えてくれることがあると
感じました♪
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あの実況のうらにそんなドラマが隠されていたんですね~
当時の世相をよく知らない私にとってみると、未知の世界なので興味があります。
いつも有益な情報ありがとうございます。
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前畑ガンバレ!の実況は何度か聞いたことがあります。
最初に聞いたときは、鳥肌が立ったことを思えています。
やっぱり優勝の陰には努力があったんですね。
水泳大国日本の復活を祈っています。
輝かしい偉業の裏には黙々とした練習と周囲の支えがあったんですね。
非常に興味深い一冊ですので、必ず読んでみようと思います。
いつも良書を教えていただいて、嬉しいです♪
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コツコツと積み重ねるというのは、こういう陰の努力なんですね。こういう努力の人だと「ライバルは自分」ってなるんでしょうね。
沢木耕太郎さんは私も大好きです。この本は読んだことないので、読んでみたいと思いました。
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この本を、先日の世界陸上の土佐選手とダブって読みました。
頑張る人は違いますね。
これからもよろしくお願いします!