梅林の後方にある 樹木の茂った小高い丘は、
「芝丸山古墳」
説明板によると;
全長 106m、後円部直径 約64mの前方後円墳で 都指定史跡。
江戸時代以降 原形はかなり損なわれており、埋葬された遺体や
副葬品などは不明ですが、その形態などから 5世紀代の築造と
みられ、南武蔵有数の族長の墓だったと考えられています。
上ってみると、その大きさがよくわかります。
(手前が前方部、奥が後円部)
後円部に立派な碑があります。
「伊能忠敬測地遺功表」
伊能忠敬の偉業を顕彰する碑でしょうか。
忠敬の測量の起点となったのが 芝公園に近い高輪大木戸で
あったことから、1889(明治22)年 青銅碑が建立されましたが
戦災で失われたために 1917(昭和46)年に再建されたもの。
前方部には虎の彫像の碑。
「大野伴睦氏 句碑」
「 鐘がなる 春のあけぼのゝ 増上寺 」
大野伴睦氏(1890-1964)
元自由民主党副総裁を務め、俳句人としても
知られた政治家。 下高輪に居住していたそうです。
梅林に隣接してあるのは、
「芝東照宮」
日光・久能山・上野と並ぶ四大東照宮の一。
刻銘がはっきり分かりませんが、「松平山城守」「伊豆守」「源朝臣」
「天明」などの文字が読み取れます。
鳥居に掲げられている扁額
第16代 徳川家達氏の筆のようです。
安国殿
祭神:徳川家康公
創建:1617(元和3)年
社殿は元来「増上寺」境内にありましたが、明治の神仏分離令で
切り離されました。 戦災で焼失したため1968(昭和44)年に再建
されたもので、家康公の法名から「安国殿」と称されています。
御神体は、1601(慶長6)年家康公の還暦を祝って制作された
寿像で、遺言により安国殿創建時に駿府から遷座されました。
公園内に まだまだ見どころはあるのですが・・・それらは次の機会として、
もう一か所 この時季ならではの綺麗な場所があるので、行ってみることに☆
(続)
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