スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

三浦三崎は寺の町③

2018-10-09 | 横須賀・三浦




三崎商店街の途中、左手奥に見える 急勾配の石段。
傍らの石柱には、「桜御所旧跡」とあります。



石段を上りきると、山門。

1821(文政4)年 建立


山門脇の入口から 入って行くと、綺麗に整えられた境内の正面に 本堂。

「海光山 本瑞寺」

曹洞宗
  創建:1394(応永元)年
  開基:三浦荒次郎義意
本尊:延命地蔵菩薩

説明板によると;
建久の昔(1190年代)、時の将軍 源頼朝が設けた桜・桃・梅の三つの
御所の一つで、多数の桜樹が植えられ 併せて城ケ島の桜をも望見する
‘観桜の宴’が屡々催され、二代頼家・三代実朝も訪れていたといいます。
今は 桜ではなく、梅の花が美しいそうです。


屋根には 三浦氏の紋

三浦氏の菩提寺でした。




岩村 透氏の胸像
     
岩村 透 (1870-1917)
美術評論家 近代美術の先駆者 東京芸大初代学長 東京出身 男爵
胸像は 朝倉 文夫氏の制作。


墓地には、岩村氏の立派なお墓




北村 四海氏のお墓

北村 四海 (1871-1927)
彫塑家 大理石彫刻の先駆者 長野県出身

氏の作品「桜子像」

大理石で制作された 四歳の愛児像。


松本たかし氏のお墓

松本 たかし (1906-1956)
ホトトギス派の俳人 
宝生流能役者の家に生まれ 志したが、病弱のため 能の道は断念。
高浜虚子に師事し、俳人に専心した。 東京都出身

背後に、銅版の句碑

「 宝珠不壊 蘇鉄の花の 秋に入る  たかし 」

海が見えて 潮風が吹き渡る高台にある 明るい雰囲気のお寺でした☆


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