「二本榎通り」をさらに歩いて行くと、ひときわ目を引く建物☆
「高輪消防署 二本榎出張所」
1933(昭和8)年 完成
近代「ドイツ表現主義」というデザインの、鉄筋コンクリート造り3階建。
設計は警視庁営繕係。 都の歴史的建造物に選定されています。
当初は東京湾を一望でき、「海原を行く軍艦」などと評されたとか。
見学可とのことで、職員の方に案内されて丁寧な説明を受けました。
曲線階段の床・腰壁は、粉状にした大理石とセメントを混ぜて練り
固めたものを研磨した研ぎ出し造りで、触ると、ひんやり石の感触。
3階の円形講堂
中心に集まる8本の梁とアーチ窓が調和した 独特なデザインが素敵ですね~
落成当時からのガス燈
停電時の照明用に設置されたものとか。
消防関係のさまざまな展示がされていました。
手榴弾消火器 丸太梯子
手榴弾消火器: ガラス製の球体に消火剤が入っていて、火中に投げ込み消火するもの。
丸太梯子: 畳むと一本の丸太になり、持ち運びに便利な木製梯子。一本梯子ともいう。
おもしろいものをいろいろ見せて貰いました。
案内してくださったイケメン職員さん、ありがとうございました!
消防署の角を左に曲がり、「桂坂」を下って行くと右側に
「高野山 東京別院」
真言宗総本山 金剛峯寺の別院
慶長年間(1596~1614)開府の際、浅草「日輪寺」に江戸在番所と
して開創されました。 1655(明暦元)年幕府よりこの地を下賜され、
1673(延宝元)年 正式に「高野山江戸在番所 高野寺」となりました。
明治時代 在番所は廃止され、1928(昭和2)年「高野山東京別院」に。
別院をあとに、坂の途中の信号で右へ下りる細い「洞坂」へ。
人家の間を 道なりに歩いて行くと、木の間隠れに三重塔が・・
「佛日山 東漸寺」
臨済宗
1610(慶長15)年に溜池に創建 開基:嶺南
1636(寛永13)年 現在地に遷される
1859(安政6)年~1865(明治6)年 英国公使館
1861(文久元)年 尊攘派の水戸浪士らが公使を襲撃した「東漸寺事件」や、
翌1862年にも水戸藩士による襲撃事件の現場となったお寺です。
大檀家に諸大名を有し、歴代の墓があります。 国指定史跡
江戸中期~幕末の歴史の舞台を巡って、気ままに散策を楽しみました☆
2013年のぶらり散歩は、今回が最終です。
「見てるよ~」という温かいお声かけに励まされて、何とか続けられました。
本当に本当に ありがとうございました!
松が明けたら、また元気にお会いしましょう。
では皆さま、どうぞ佳いお年をね!
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