機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

八十八

2008-05-16 20:12:39 | ことば・行事
最近、新茶を買うことが多くなりました。
ゴールデンウィークを過ぎて、店頭に新茶がずらりと並ぶと
お茶好きのムシが、ウズウズしてきます
(先日もお茶の話を書いたばかり

新茶というと『茶摘み』の歌が思い出されます。
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘じゃないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠

日和つづきの今日この頃を
心のどかに摘みつつ歌う
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ


この歌詞に出てくる「八十八夜」とは、
立春から数えて八十八日目ということで、5月2日頃です。
この頃になると霜も降りなくなってくるので、
種まきなどの農作業を始める目安にもなっていたそうです。
この頃に摘んだお茶は、不老長寿の妙薬として珍重されたそうです。

そういえば、「米」という字も「八十八」に分解できます
米を育てて食べられる様にするまでに
八十八の手間がかかるからということらしいです
八十八歳を米寿というのも、ここから来ているんですよね

ほかにも、八十八にちなんだコトバってあったかなぁ。
コメント
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