万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0368 大船に0323

2011年10月03日 | 万葉短歌

2011-1003-man0368
万葉短歌0368 大船に0323

大船に 真楫しじ貫き 大君の
命畏み 磯回するかも  石上乙麻呂

0323     万葉短歌0368 ShuB206 2011-1003-man0368

□おほぶねに まかぢしじぬき おほきみの
 みことかしこみ いそみするかも
○石上乙麻呂(いそのかみの おとまろ)=原文題詞に「石上大夫」(いそのかみの まへつきみ)、左注に「石上朝臣乙麻呂」(いそのかみの あそみ おとまろ)か、とある。「1四四の作者石上朝臣麻呂の第三子。神亀元年(724)二月従五位下、天平四年(732)丹波守、天平十年左大弁、同十一年三月、藤原宇合の未亡人久米連若売(わかめ)と密通して土佐に流された。」第1019~1023歌参照。「天平勝宝二年(750)九月一日、中納言兼中務卿で没。」