2011-1029-man0398
万葉短歌0398 妹が家に0349
妹が家に 咲きたる梅の いつもいつも
なりなむ時に 事は定めむ 藤原八束
0349 万葉短歌0398 ShuB250 2011-1029-man0398
□いもがいへに さきたるうめの いつもいつも
なりなむときに ことはさだめむ
○藤原八束(ふぢはらの やつか)=原文題詞には「藤原朝臣(あそみ)八束」。同脚注から後の名は真楯(またて)で、藤原房前(ふささき)の第三子(依拠本補正)。「天平十二年(740)従五位下。治部卿、参議、大宰帥などを経て、天平神護二年(766)。大納言兼式部卿で没。五十二歳。『続日本紀』に、度量弘深、廉直明敏の人と評されている。」
【編者注】題詞に「藤原朝臣八束梅歌二首」。その第一首。