2017-0806-man2554
万葉短歌2554 相見ては2366
相見ては 面隠さゆる ものからに
継ぎて見まくの 欲しき君かも ○
2366 万葉短歌2554 ShuF219 2017-0806-man2554
□あひみては おもかくさゆる ものからに
つぎてみまくの ほしききみかも
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2517~2618、102首)の第38首。女。
【訓注】相見ては(あひみては=対面者)「「対面」表記はここだけ」。面隠さゆる(おもかくさゆる=面隠流)[下記注]。
【編者注-ゆる/ゆ】受身・可能・自発の助動詞「ゆ」の連体形。/「知る」「忘る」などの限られた動詞の未然形に付き、自発・受身・可能の意を表す。尊敬の意はない。活用=下二段型。え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・○。[『詳説古語辞典』]