日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

ウェルシュ菌って、初めて知りました

2023年05月20日 07時57分31秒 | Weblog
今朝の信州は気温が13度雨上がりの朝、空は曇り空です
広島のG7は招待国のオーストラリア、インド、ブラジル
韓国、ベトナム、インドネシア、コモロ(アフリカ連合
代表)、クック諸島(太平洋諸島フォーラム代表)に加
え今日はウクライナのゼレンスキー大統領が広島を訪れ
世界外交の広島サミットとして注目を浴びています。

一方先日の5月9日、大阪府堺市の「堺平成病院」の職員
食堂で食事をした職員ら72人(21〜81歳)が下痢や腹痛な
どの症状を訴えた集団食中毒で、このうち18人からウエ
ルシュ菌が検出されたことがわかりました。今年1月には
富山県射水市の民宿で提供されたカレーを食べた12人が
腹痛などの症状を訴え、ウエルシュ菌が原因だったこと
がわかっています。あまり聞きなれないウエルシュ菌と
はどんなものなのか、富山県衛生研究所 大石和徳所長
さんが答えていました「熱を加えても死なない菌なんで
すね。そこが盲点かもしれない。火を通せば大丈夫だと
いうところがこの菌には通用しないところがある」
大石所長は、細菌による食中毒など感染症に詳しい専門
として、ウエルシュ菌は100度で4時間熱しても死滅しな
い熱に強い菌だと言ってます。「(食中毒菌の1つで)
カンピロバクターや腸管出血性大腸菌等は熱を加えると
死んでしまう菌です。しかし、ウエルシュ菌は熱にすご
く耐性であって、あるタイミングで増えることで毒素が
出てきてそれが病気を起こす“毒素性”の食中毒です」
食中毒には“毒素性”と“感染性”の2つがあるといいます。
食中毒には2つ種類があって、サルモネラ菌とかカンピ
ロバクターは“感染性”の胃腸炎、つまり菌が増えること
で炎症を起こします。普通は“好気性菌”と言って酸素を
必要として増えます。ウエルシュ菌は“毒素性”で“嫌気性
菌”という酸素を必要としない細菌で、組織の中に入って
ケガをしたときなんかも強い炎症を起こすこともあります
ウェルシュ菌は、一度"芽胞"を作ってしまうと通常の加熱
では死滅しないので、"芽胞"ができないように、調理後は
小分けにするなど工夫し、すばやく冷却して冷蔵庫に保存
しましょう。(10℃以下)
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、
10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下
では増殖が停止します。
食べものについた菌を増やさないためには低温で保存する
ことが重要。肉や魚などの生鮮食品などは購入後できる
だけ早く冷蔵庫に入れ、迅速な調理と提供を心がけまし
ょう。ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅
します。但しウェルシュ菌が"芽胞"を作ってしまうと加熱
しても死滅しないことから、調理中はよくかき混ぜ、鍋底
に何度も空気を送りながら加熱しましょう。と提案してい
ます。これから食中毒の季節、気を付けたいものです。




















コメント (6)
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