今朝の信州は朝から雷様が元気に大活躍、ごろピカドカン
朝から賑やかに起こしてくれました。それにしても雨の
陽気は涼しいかと・・ところが気温は22度ですまだ夏
暑さ寒さも彼岸まで・・と言い伝えが嘘のようです。
今日から彼岸の入りと、暦もカレンダーにも書かれて
いて、昨夜は中秋の名月の翌日、9月満月を楽しんだ
のに、今朝はまた蒸し暑いような信州の初秋の彼岸です
『彼岸』ヒガンと読ませ、デジタル大辞泉「彼岸」を
お借りして、そのの意味を一寸だけ検索してみました。
《〈梵〉pāramitāの訳=波羅密多・ハラミタ「到彼岸」より》
1 仏語。生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。
悟りの境地をいう。⇔此岸しがん。
2 「彼岸会・ひがんえ」法要の略。
3 雑節の一つ。春分の日と秋分の日をそれぞれ中日と
する各7日間。春の彼岸と秋の彼岸。
4 向こうがわの岸。
[類語]としては、向こう・あちら・あっち・彼方
あなた・彼方かなた・そちら・そっち
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、春彼岸は
冬から春へと季節が暖かくなり、また秋彼岸は夏の暑
さが和らいで季節が涼しくなり、お墓参りをするには
最適な季節でもあります。
ご家族とともに墓地へ出向き、季節の移ろいをご先祖
ご家族とともに墓地へ出向き、季節の移ろいをご先祖
様とともに感じるひとときの季節感を共有するとき。
仏教の世界では、このお彼岸に6日間かけて行われる
「六波羅蜜」の修行について説いています。
六波羅蜜は、六種類の「善」についてまとめられている
のものです。
①布施(ふせ)
完全な恵み、施し。の事を言うようです。
有形・無形を問わず、人のために惜しみなく善い
有形・無形を問わず、人のために惜しみなく善い
ことをする。施す側も、受け取る側も見返りを望
んだり、期待をしない。
②持戒(じかい)
戒律を守り、自己反省する。
自分勝手になるのではなく、常識や道徳をもって
自分勝手になるのではなく、常識や道徳をもって
自らを戒め、慎みをもって譲り合いながら生活する
③忍辱(にんにく)
完全な忍耐。
辛いことがあっても困難に耐えて頑張ること
辛いことがあっても困難に耐えて頑張ること
④精進(しょうじん)
努力の実践。
最善を尽くして、ひとときも無駄にすることなく
最善を尽くして、ひとときも無駄にすることなく
努力すること。良い結果が得られても驕らず、更
なる向上心を持つこと。
⑤禅定(ぜんじょう)
心作用の完全な統一。
冷静に自分を見つめ、心を静めて平静を保って
冷静に自分を見つめ、心を静めて平静を保って
動揺しないこと
⑥智慧(ちえ)
真実の智慧を開現し、命そのものを把握する。
真理を見極め、真実の認識力を得ること。知識
真理を見極め、真実の認識力を得ること。知識
だけではなく、智慧を以て考えること。智慧は、
他の5項目の根拠となる考えです
以上の6つの修行するのが仏教の世界のお彼岸のお勤め
のようです。お彼岸の間、六波羅密を意識して生きて
みたい。我が家は先祖から、曹洞宗の檀家なんですが
お彼岸といっても特にお墓参りくらいしか行ってませ
んでしたが、このお彼岸は「六波羅蜜」の修行を思い
描きながら一週間を過ごしてみたい。日本は信教の自由
が保証されていますので、仏教を押し付けるものでは
ありませんので、申し添えます。
昨夜は、信州も雲間に九月の満月が楽しめました。
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上記の写真のようにいつも薄雲が覆っていて、時折
月を隠すような厚い雲が流れる信州の満月観察でした
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