平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

おんたけ100kmでいじめられる。

2011-07-19 | おんたけ100km

おんたけウルトラトレイル100km。 無事完走しました。 イヤァ~、きつかったっす。

”50分/5km、登りは走らない作戦”で行きましたが、関門時間に余裕が無く、一生懸命動き続けなければなりませんでした。

スタート~1CP
最後尾からゆっくりスタートする。スタート直後の坂も皆さん駆け上がる。オイラは早歩き、ここで走ってはいけない。最初の5km表示で時計を見る。40分。早歩き中心でもなかなかいいペースだ。もっとゆっくりでもいいのかっと思う。その後も50分、40分、45分てなかんじで順調。
でも、第一給水(22km)までの話。第一給水3:20頃着。疲れを感じてストック使用開始。ここからの登り返しで時間がかかる。なかなか1CPに着かない。時計が気になりだす、制限時間に15分残して1CP到着。
残っている補給食はバナナのみだった。

1CP~2CP
あまりゆっくりも出来ず1CPを後にする。ここから三浦貯水池までは下り~平坦。路面も平坦になり走りやすくなる。ここで走らずしてどこで走るかって感じでホイホイと調子よく走る。日が上がったが木陰が日差しを防いでくれて気持ちいい。

前のランナーを抜く際「お疲れっす。」などと声をかけるのは気持ちいい。「お疲れでーす」なんてみんな返してくれる。
50km先で平坦部分も終わり、2CPへ向けて登り返しが始まる。あと15km、日差しとの戦いだ。

アームスリーブとタイツに水をかけながら進む。サングラスも持ってきてよかった。まだ脚は残っている。でもペースダウンだ。”60分/5km”。
11:15頃2CP到着。補給が取れるぜ。
でも、もうお腹がだめだ。ジェル・ゼリーのドロドロ系に飽きてしまった。食欲がない。おにぎり・ゼリー・ホットになってしまったオレンジジュースを流し込む。食べ合わせ最悪だね。
2CPではリタイヤを申告している人がたくさんいる、みんな心折れたのだ。ここまででも充分キツイもんね。でもオイラは心折れてないぜ、何としてもfinishしてこんなしんどいレースは最後にするのだ。

2CP~3CP
さあ、未知なる領域に踏み込む。3CPへは緩やかに登って大きく下る。走れそうななだらかなのぼりだが早歩きで頑張る。御嶽山の眺めが素晴らしい。日差しがきつくシンドイ。天然エイドも無いなぁ。
途中、やけにペースアップしていくランナーがいる。2CPの表示では”3CPまであと15km”。つまり3CPは80km地点。ところが開催案内では3CPは82km地点。82km地点とするとオイラの到着予想時間は14:55、これでは余裕が無い。ここまで走ってきて関門アウトはゴメンである。そんなんでペースアップ、幸い下り基調である。

ところが3CPは78km地点にあった。14:15到着。そうめんを頂いてのんびりする。ここまで来れば完走は確実だ。22kmを5時間で進めばよい。みんな安堵の表情だ。

3CP~ゴール
時間に余裕があるとはいえ残り22kmもある。かえって気持ちが切れてしまった。先程のペースアップで脚も終わっちゃったみたいだし。
 延々同じ様な風景もメリハリがなくて飽きるなぁ。

ロードに出てからも1時間も掛かったんだな。
 ゴール18:40。
たいして感激は無かったなぁ。ようやく開放されたって気持ちの方が強かったと思う。  
ゴール前は、宿に帰ったら風呂が先か飯が先かとりあえずビールか、なんて事ばかり考えてたよ。

”歩き作戦”では関門時間にとても間に合わない事が分かった。走りを入れていかないと・・。
関門の時間設定がうまく出来ているのかな? そう感じたよ。


明日はおんたけ遠征。

2011-07-15 | おんたけ100km

ザックにパッキングして準備完了。

なんだか重たい。
ジェル17本、ゼリー5本、500mlペットボトル2本がきいている。
ジェルは現地でも買えたね・・。
ペットボトルも現地でもよかったかも。
でも、意中のものが手に入らないと嫌なので、重くてもしょって行くのだ。

去年、宿のばぁちゃんに世話になったのでお礼に地元のせんべいを持って行く。
かさ張るが軽い。気は心である。
帰りのバスが木曽福島発15:40。
みんな、朝のバスで木曽福島へ移動して駅前で時間を潰していた様である。
オイラは何を勘違いしたのか、午後のバスまで王滝村にいないといかんと思ってしまった。
ぐだぐだしていると、ばぁちゃんが王滝の湯へ連れて行ってくれるは、飯はおごってくれるは、駅まで送ってくれるは。
それはそれは世話になった。
おかげでいろんな話が聞けて良かったよ。
だからお礼を持って行くのさ。

旅は人との交流がいいね。


おんたけ100km、トレーニングを振り返る。

2011-07-11 | おんたけ100km

オイラは練習日誌を付けてないけど、今までのトレーニングを振り返ってみる。

冬~春。 週3~4回のランニングをこなしていた。夜間は10km。ロングでも15km。
合間に、階段走・坂道走をやったりしていた。

3月、震災でモチベーション ↓↓ 。でも影響で例年より1ヶ月早く自転車通勤を始める。

GW明けより通勤ラン開始。 片道14km。 自転車と交互である。いままで20日行なえた。
スピードアップにはつながっていない気がするが、粘り強くなったかな?

地下足袋ランを数回こなす。(2時間弱) ベアフットランニングに触発された。フォアフットを意識しだす。走力アップにつながったかは?である。

トレイルランを年明けより1ヶ月1度は行くことが出来た。 
先週先々週とトレイルに行けたのは大きな自信につながる。やはりロードばかりでは感がにぶる。

その他。 体重-2,5kg。 お酒もウイスキーからビール系にして控え気味。

筋トレ、ストレッチ無し。ダイエットも無し。


オイラはタイムを計ったりしないので、成長を評価できない。 でも、自分では良いトレーニングを出来たと思っている。中でも通勤ランを経験できたのは大きい。

トレーニングで追い込まず、常に”走りたい気持ち”があるようにしている。


おんたけ100km。そろそろ準備を始める。

2011-07-10 | おんたけ100km

オイラは仕度君なので何でも準備が早い。(、と思っている。特に遊びに関しては、)

《レース補給食》

エネルギージェルだけで17本、17時間分も買ってしまった。
我が家のフラスク満タン分。
オイラはカーボショツがお好み。 近くのお店では売ってないので都内に出た時についで買い。
これを基本にエネルギー計画を立てる。
前半8本。後半9本。 OSJなのでエイド食はあまり期待してない。(去年はちゃんと残ってたけどね)
後半は3味にして変化を付けてみる。(フラスク3本)
これに、関門間で1本の割りでゼリー飲料をつける。少し重いがお楽しみ飲料ってことで・・。
レース直前・直後もゼリーにしておく。飲みやすいからね。
塩飴、練り梅は電解質対策。
柿の種も付けてみた。 残ればビールのお供だ。(去年トレイルミックスなるものを作ってみたが有用性感じず。)
しょっぱいせんべい系は必要だと思っている。

《ウェア》

基本的に去年と同じ。
キャップ:ホグロフス
アンダーシャツ:フラッドラッシュスキンメッシュ ノースリーブ
ジップTシャツ:TNF
ハーフタイツ:TNF BTX
サポートソックス:ザムスト
ソックス:タビオ
アームスリーブ:マグダビット

まだまだ遠征の準備はたくさんある。
今週は仕事そっちのけで、気持ちが”おんたけ”に行きそうである。


おんたけ100km、作戦を考える

2011-07-06 | おんたけ100km

もうすぐ、おんたけ100km。
100kmも走らせてもらえる。 楽しみになってきた。 ケケケッ

今度の作戦。 それは”いかに脚を残すか?”だ。

①登りは走らない。
②急な下りも走らない。
③1kmを10分ペース。
これで16時間40分。あと関門で補給等のロスで18時間。
登り下りのペースアップ、ダウンは全く分からない。
脚が終わってしまっては始まらないので、登りはガマンして走らない事にする。
欲を言えば15時間代でゴールして、来年の14時間切り(100mileエントリー権)を目指したい。(無理かな。)


おんたけ100km、アクセス&宿泊を考える

2011-06-20 | おんたけ100km

〇 アクセス

王滝村へのアクセスの選択肢は3つ。
自家用車。 高速バス。 鉄道。

夏休み始めの3連休、高速道路が渋滞するのは必至である。
自家用車での一人運転は辛いので問題外。

去年は往復とも高速バスにしたんだけど、片道6時間もかかったよ。
調べてみるとバスも鉄道(各駅停車)も料金は同じくらい。
鉄道でも夕方には帰宅できる。(バスは深夜になっちゃった)

行きはバスにして帰りは鉄道、それも各駅にしよう。
オイラは乗り物で寝られない性質だし、狭い座席に長時間ってものつらいからね。


〇 宿泊

OSJのレースは宿泊を義務付けていない。
駐車場にテントを張ったり、車・体育館で休憩・仮眠。 って方がずいぶんいらしゃった。

でも、オイラは宿に泊めてもらうことにする。
調べると1,5泊 10000円ってとこがあった。
到着から部屋を使えるし、風呂にも入れる。
もちろん1日目の夕食付きだ。
これでグッスリ眠れれば文句は無いんだけど、こればかりはねぇ・・。

レース後に同宿の方と交流するのも楽しいものだ。

 


おんたけウルトラトレイルvs八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン 42kmの部

2010-07-31 | おんたけ100km
春におんたけのトレーニングのつもりで野辺山マラソンに参加した。

 

 タイム 5h0X   順位 6X /189名  
順位も前半三分の一だし、何より最後まで走りきれた。自分としては満足のいくレースだった。

同じような林道コースなのに、おんたけでは25kmで早くも足が終わってしまった。 ??


おんたけウルトラトレイルと野辺山マラソン42kmを比べてみよう。



           おんたけ              野辺山マラソン 42km 
距離         105.7 km                   42km          
標高        889~1600m           880~1908m
補給        およそ15km間隔        およそ3km間隔
デポジット     第二関門にて           42kmの部は無し
コース状況    林道型(ダブルトラック)     林道型(ダブルトラック)
路面状況     石を敷き詰めた硬い路面    土・アスファルト
開催時期     7月第三週             4月第二週
夜間走行     有り                 無し
制限時間     20時間               6時間30分
初速        35分/5km            30分/5km
シューズ      トレラン用              ランニング用
天候        快晴                 霧のち快晴
携帯荷物     4kg                 ほぼ空身
※ 野辺山マラソンは100kmの部と同一スタート


走行スピード・路面・荷物・シューズなどに差が有りそうである。
どれも、おんたけが ↓ な状況である。

中でも初速は野辺山はほぼ平地、おんたけはやや登りであった。
この後のスピード変化は野辺山はやや減速、おんたけは加速したように感じる。

野辺山のスピードを基準におんたけはややスローでOKと感じた。
そのままの流れで進んだが、まだまだ早かったようである。
スタート位置はどちらも中盤であった。次回は最後尾スタートとしよう。




おんたけウルトラトレイルvs日本山岳耐久レース

2010-07-31 | おんたけ100km
何を隠そう、おいらはハセツネfinisherである。
初レースでいきなり耐久レースを走ったのである。





おんたけウルトラトレイルと日本山岳耐久レースを比べてみよう。



           おんたけ             日本山岳耐久レース 
距離         105.7 km                     71.5km          
標高        889~1600m            200~1527m
補給        およそ15km間隔        第二関門(42km)のみ
                               水・スポーツドリンク1.5リットル
デポジット     第二関門にて           なし
コース状況    林道型(ダブルトラック)     縦走型(シングルトラック)
路面状況     石を敷き詰めた硬い路面    土・岩・根など多彩
開催時期     7月第三週            10月第二週
夜間走行     有り                 有り
制限時間     20時間              24時間

一言で言うとおんたけの方が『はるかにきつかった。』である。
リタイアしたのであるからもっともである。

耐久レースでも後半には足が終わって走れなくなってしまったが、ゴールまで進むことが出来た。この違いは何か?

荷物 : 耐久レースでは食料等はすべて背負わなければならず、10月開催・深夜走行ということも有り、防寒対策まで考えるとザックは重い物となる。(私で6kg程) しかし前半の渋滞、登高などで歩きばかり、三頭山にたどり着く頃には食料も減り軽くなるなどで大して重さは感じなかった。 
おんたけでも補給はキュウリ・トマト・パワーバー1人1ヶ等で足りないので、食料を背負うことは同じなので、(後半走者には品が無くなるなどの情報があったが、ちゃんとありました。)両者に差は感じなかった。

トレイル : 耐久レースのトレイルは多彩である。その分足が色々な動きをしなければならず、足がもったのかもしれない。 制限時間には歩き続ければ間に合います。
対して、おんたけは硬い路面が延々続く林道である。道幅も広く前の走者を抜かすことなど簡単である。つまり、走れるランナーはコースすべてを走れてしまう、おいらの様な走力のないランナーは意識して歩きを入れていかなければ、足がもたないことがわかった。歩きと走りを入れなければ制限時間には間に合わない。どこでどう歩くかが作戦の鍵であると思う。

メンタル : 耐久レースchallengerは試走することが勧められています。コース状況・ピークなどのポイントまでの距離感などが把握できていれば、気分的に非常に楽です。
おんたけは、遠方・閉鎖林道・100kmなどを考えると試走はとても無理です。コース途中山頂は無いので、5kmごとのkm表示とエイドだけが心の支え(?)です。 おんたけの方が景色は開けていて、見る余裕のある人には楽しめます。

夜間走行 : どちらも夜間走行を余儀なくされる、日本ではめずらしいレースです。
おんたけは0時スタートですが、みんな仮眠できてないようです。一昼夜寝ないのは同じです。
幸いおいらは眠くならない性質のようである。
おんたけは第一関門到着の頃には夜が明けます。景色が開けているので夏の夜明けを感じられて、↑ な気分です。
耐久レースは第一関門到着の頃に日が暮れます。これから長い夜が始まるっといった気分で ↓ な気分です。 夜明けを見られるのは日の出山・大岳山程度、他は山中です。
おんたけの方が気分的には楽ですね。


おんたけウルトラトレイル完走の鍵は歩き作戦にあるようである。!!
 

おんたけウルトラトレイル*使わなかった物達

2010-07-29 | おんたけ100km

今回、用意したけど使わなかった物達。



1 携帯ラジオ 私はミュージックではなくてラジオ派。王滝村内で電波が入らなかったので宿に置いていった。 これがあると辛い時に気が紛れていいんだけど・・・。

2 扇子      暑さ対策。

3 折り畳み傘  暑さ対策。 日差し避け兼雨具として用意した。日中快晴となり日差しは強かったが、標高があるせいか大して暑さ感じず。(ただし私はRUNではなくてWALK )。
他の写真を見ても日傘なんか使っている人いないよね~。

4 歯ブラシ   日本山岳耐久レースの時、エネルギージェルで口が壊れて歯が磨きたくてしょうがなかったので用意した。今回磨いてる余裕無し。

5 ゴアの雨具  快晴の為使わず。 今回これと撥水ウインドブレイカーどちらにするか迷ったが、ゴアの上着のみを選択。 足が終わって動けなくなって風雨に曝されたら、疲労凍死になりかねないので、重くてかさ張るが次回は上下持っていこう。
     


おんたけウルトラトレイル*レポート&リザルト

2010-07-28 | おんたけ100km

レポート&リザルトが出ていた。

今年の完走率が78.0%。 結構高いですね。

雨天だった2009年が74.1%。 初回の2008年が78.4%。 このぐらいのようである。 

  

オイラも写真にうつっていた。  


さて、参加者であるが、

2008年 (257/328/390)  (完走者/参加者/申し込み者)
2009年 (392/529/ ? )
2010年 (477/611/705)

そのうち参加者が増え、エントリー初日に満員なんてことになってしまうのだろうか?