
首都圏で大雪の降った日、「森を走ろう 2013 シンポジウム」に参加してきました。
今年で3回目、毎年オイラは参加させてもらってます。
主催:日本オリエンテーリング協会。後援:ランニング学会、日本山岳協会。協力:日本アドベンチャーレース協会。
まぁ、トレランに関わった多組織の合同によるイベントです。
1回目は山を利用する多種な人々の参加あり、様々な意見が聞けて有意義でした。
でも、意見がかみ合わない面もあり、トレイル利用の難しさが思われました。
2回目はUTMF開催で盛り上がったって感じです。
さて第3回に当たる今回、テーマはトレーニング、組織、緊急報告・野外レースでの社会的問題の3部です。
それぞれに印象に残った事象を記しておきます。
○トレーニング:運動生理学の分野から発言があり、
運動中の精神活動(認知能力)は運動強度と共に向上し、ある限界点(認知スキル閾値)で反転し何も考えられない状態になる。この限界点はトレーニングにより上げることができる。
トレーニングは20%の高強度トレーニングを行うことで、高い成果が得られる。
○組織:トレラン協会なるものは未だなく組織化されていない。この議論は2年前にもあったんですが、全く進捗していないようです。
全国大会、世界大会、オリンピックに競技があると、国等のバックアップが得られその競技の発展につながるそうです。
○野外レースでの社会的問題:脅迫状により開催地変更をよぎなくされたオリエンテーリング大会の報告がありました。あまり報道されませんがこのような問題は多いそうです。野外イベントでは安全管理が難しく中止にせざるおえないなぁと思いました。皆さん自分の目標レースが強迫されませんようにと祈ったのではないでしょうか。
非常に興味深いお話が聞けて有意義なんですが、
回を追うごとに縮小規模になっているのが、気がかりです。
他の方のレポ:森の中を駆けていく
縮小傾向というのは寂しいですね。大雪の日だったから参加者少なかったとは思いますが、行けばよかったな。脅迫状なんて初めてききました・・・。
シャープな視点でのUTMFの結果報告が有るかと思っていたんですが、ありませんでした。
トレラン協会設立の問題は進みませんね。
○○協会ってのはどうやって誕生するんでしょう?。
きっとトレラン関係者が、そのノウハウを知らないんでしょうね。