今回の内容は別冊というだけあってトレラン雑誌というより、まるで山岳誌。
軽快装備の登山スタイルがFAST PACKING。別名ウルトラライトハイキングとか軽快登山なんて言われている。
最近は登山道具の進化によって、小型軽量化がはかられる様になった。
この軽量化のアドバンテージを山での活動に生かす。とでも理解すればよろしいでしょうかね。
少し雑感を・・。
山で軽量なテント泊することがFAST PACKINGの様に紹介されてますが、これは自炊・テント泊までの装備で臨まないと軽量化の恩恵が現れないという事なんでしょかね。確かに日帰り山行、山小屋泊まりでは装備は少なくて済みますので、その恩恵は少ないですし、軽量化するメリットも生まれません。本書ではトレイルランナーにFAST PACKINGを勧めている様に読めるのですが、経験のない方にテント泊はいささかハードルが高い様に思います。
それに本書内に”寒さに耐える・・”という表現が何回か出てきますが、FAST PACKING=貧弱な装備で寒さに耐えること。っと理解されては困ります。山は我慢大会の場ではありません。登場者たちは充分な経験があっての軽量化なのですから勘違いしてはいけません。トレランの方はMな方が多いので心配です。
もう少し苦言も書いてしまいましょう。
FAST PACKINGではどこにでもテントを張れるような印象を受けますが、国立公園内は指定地以外キャンプ禁止のはずです。
それに最近の人気山地ではでテン場の混雑が問題になっています。以前でしたら3人パーティなら3人用テント1つで済んだものを、今は各自がテントを持参するので3倍の敷地を占領してしまいます。道具の軽量・小型化は時代の流れで団体装備という概念を無くしてしまった様です。
さて、トレイルランニングのスキルを登山にフィードバックすると、これはメリットが大きいです。
トレランの服にはいいものがいっぱいありますし、水を飲むのにハイドレは便利、食糧だってジェルを上手く利用すればエネルギー計画がたてられます。
トレランレースはギリギリの装備で行いますが、登山だと嗜好品をプラスすることが可能です。おにぎりを持ったり、一眼レフカメラを持ったり・・楽しめます。
でも何と言ってもアドバンテージは体力ですかね。ちょっと位ではへこたれませんよ。
レース意外で山に行くといいですよ。必死に走らなくていいし、気分的に非常に楽です。
さてさて、オイラとFAST PACKINGについて考えたいと思います。
一言でいうとテント泊までは興味がないです。道具を揃えないといけないし・・・。
トレラン的日帰り山行で充分楽しんでいます。そのうち小屋泊まりにして行動範囲を広げたいと思っています。
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