この話は、前に書いたかな?
大阪に居た頃「うなぎ場」に居た事がある
(料理場とは別に、うなぎを専門に裂いて焼いて出してた)
「ウナギ場の主任さん」は、うなぎを裂くのが上手かった
あまり早くないんだけど、ゆっくり確実に裂いていく
別の先輩は、裂くのは早いんだけど、たまに失敗するから
結局主任の方がたくさん裂ける
当然、俺は遅い
「うなぎ包丁」を研ぐのも自分でやるから
「俺の包丁は切れないんだろう、主任の包丁はどれくらい切れるんだろう?)
と思ってた
月曜から土曜まで、朝早く起きて、調理場に行ってうなぎを裂く
いつも俺が一番に着いて、準備をしてから
2本だけうなぎを裂かせてもらう
その時に(一度主任の包丁を使ったらどうなるだろう?)
と思ってやってみた
(バレたら、思いっきり叱られる)
でも、やってみたら「俺の包丁より切れなかった」
その時は解らなかったけど
後で考えてみると、あれは「腕」の問題だったんだな
そういえば、主任は絶対に失敗しないから
「間違って、包丁が骨に当たる」という事も無い
だからずっと使えるし、あまり研ぐ必要もない
あれが「職人」だったんだな
大阪に居た頃「うなぎ場」に居た事がある
(料理場とは別に、うなぎを専門に裂いて焼いて出してた)
「ウナギ場の主任さん」は、うなぎを裂くのが上手かった
あまり早くないんだけど、ゆっくり確実に裂いていく
別の先輩は、裂くのは早いんだけど、たまに失敗するから
結局主任の方がたくさん裂ける
当然、俺は遅い
「うなぎ包丁」を研ぐのも自分でやるから
「俺の包丁は切れないんだろう、主任の包丁はどれくらい切れるんだろう?)
と思ってた
月曜から土曜まで、朝早く起きて、調理場に行ってうなぎを裂く
いつも俺が一番に着いて、準備をしてから
2本だけうなぎを裂かせてもらう
その時に(一度主任の包丁を使ったらどうなるだろう?)
と思ってやってみた
(バレたら、思いっきり叱られる)
でも、やってみたら「俺の包丁より切れなかった」
その時は解らなかったけど
後で考えてみると、あれは「腕」の問題だったんだな
そういえば、主任は絶対に失敗しないから
「間違って、包丁が骨に当たる」という事も無い
だからずっと使えるし、あまり研ぐ必要もない
あれが「職人」だったんだな