炎上覚悟:MMTと反緊縮に関するよもやま→最初ミュートで喋っちゃってます。。
naoya sano
MMTは、ケインズ経済学におけるIS-LM分析のパクリみたいなものであり、ISーLM分析と異なるのは、IS曲線におけるクラウンディングアウトの概念がないことや、LM曲線においては、流動性の罠が未来永劫続くかのごとく論じていることだ。なぜ、このようなことが言えるのかというと、特に日本では今、かつて、公定歩合と言われた政策金利制度が停止され、今もなお、ゼロ金利政策を続けているからである。確かに、ゼロ金利政策を日銀が解除しない限り、クラウディングアウトは起こりえないし、マネタリーベースを増やし続けたとしても、流動性の罠の状態は永続的に続く。しかし、ケインズがなぜ、クラウディングアウトや流動性の罠、という点に触れたのか、ということをよくよく考えてみないといけない。それは、「実体経済」というものは、常に不均衡状態である、ということを念頭に置いているからだ。MMTは、不均衡という概念が欠落している点がヤバい。だから、概ね、日本とアメリカでしか受け入れられない理論となっている。