東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 133.54/56 1.0687/91 142.74/78
NY午後5時 133.18/23 1.0729/33 142.93/97
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の133円半ば。時間外取引の米金利の上昇などを背景にドルの買い戻しが優勢となった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27222.04 -610.92 27455.95 27,104.75─27,455.95
TOPIX 1947.54 -53.45 1973.92 1,935.62─1,974.07
プライム指数 1002.08 -27.53 1015.69 996.03─1,015.69
スタンダード指数 1032.85 -19.44 1044.65 1,030.46─1,044.65
グロース指数 943.17 -23.04 957.96 941.80─960.07
東証出来高(万株) 190967 東証売買代金(億円) 39041.16
東京株式市場で日経平均は、前営業日比610円92銭安の2万7222円04銭と、3日続落して取引を終えた。米銀の経営破綻を発端としたリスクオフが続き全面安の展開で一時700円超安となり、終値では今年最大の下げ幅を記録した。金融株に売り圧力が強まったほか、円高の進行で輸出関連株も軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり55銘柄(3%)に対し、値下がりが1771銘柄(96%)、変わらずが10銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.033
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.033%になった。前営業日(マイナス0.033%)から横ばい。市場では「一部の銀行勢が、あすの積み最終日前に調達に動いた」(国内金融機関)との声も聞かれた。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年6月限 148.10 (+1.38)
安値─高値 147.88─148.99
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.280% (-0.020)
安値─高値 0.285─0.240%
国債先物中心限月6月限は前営業日比1円38銭高の148円10銭と続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比2bp低下の0.280%。一時0.240%と2022年11月以来の低水準を付けた。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.18─0.08
3年物 0.20─0.10
4年物 0.24─0.14
5年物 0.30─0.20
7年物 0.43─0.33
10年物 0.61─0.51
日経平均は7円高と4日ぶり小反発、引けにかけ持ち直す―東証プライム銘柄8割超が上昇=15日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/03/15 15:26
15日後場の日経平均株価は前日比7円44銭高の2万7229円48銭と4営業日ぶりに小反発。朝方は、14日の米国株高を受け、広範囲に買いが先行した。きのう大幅に3営業日続落した反動もあり、前場の早い段階で2万7424円94銭(前日比202円90銭高)まで値を上げた。一巡後は戻り売りに下げに転じた後、プラス圏に持ち直す場面もあったが、再度軟化。先物売り交えて次第安となり、後場終盤には2万7105円99銭(同116円05銭安)まで値を下げた。その後は持ち直し、小高い水準に戻した。
日経平均プラス寄与度では、アドバンテスト<6857>の20円弱を筆頭にファナック<6954>、東京海上<8766>が5円弱と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、保険の金融セクターをはじめ鉄鋼など26業種が値上がりし、陸運、ゴム製品など7業種が値下がりした。東証プライム銘柄では、全体の81.5%が上昇した。
東証プライムの出来高は13億4537万株、売買代金は2兆9621億円。騰落銘柄数は値上がり1498銘柄、値下がり307銘柄、変わらず32銘柄。
市場からは「米金融システムに対する疑心暗鬼もあり、買いにくい相場だ。ボラティリティー(価格変動性)が高まれば、ポジション調整売りが出て、もう一段の下げにつながる可能性もある」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>、ゆうちょ銀行<7182>などの銀行株や、MS&AD<8725>、SOMPOH<8630>などの保険株が上昇。神戸鋼<5406>、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、オリックス<8591>、クレセゾン<8253>などのその他金融株も高い。積水ハウス<1928>、鹿島<1812>などの建設株も堅調。
半面、JR東日本<9020>、京王<9008>、京成<9009>などの陸運株が軟調。ゴム製品株ではブリヂス<5108>が安い。ソフバンG<9984>、ZHD<4689>、NTTデータ<9613>などの情報通信株も売られた。鉱業株ではINPEX<1605>がさえない。
個別では、安永<7271>、三井ハイ<6966>がストップ高となり、アルトナー<2163>、BBT<2464>などの上げも目立った。半面、ヤーマン<6630>がストップ安となり、MSOL<7033>、ブラス<2424>、Sansan<4443>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,519.71 +8.60 +0.57% -1.61% +6.99% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,294.78 +7.19 +0.56% -2.14% +7.54% 15:00
日経平均株価
27,229.48 +7.44 +0.03% -0.99% +7.43% 15:15
日経500平均
2,559.98 -1.56 -0.06% -0.97% +6.10% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
1,960.12 +12.58 +0.65% -1.39% +7.31% 15:00
日経300指数
410.61 +2.86 +0.70% -1.54% +6.72% 15:15
東証REIT指数
1,803.94 -18.95 -1.04% -0.44% -2.92% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
956.48 +6.03 +0.63% -2.77% +8.15% 15:00
東証マザーズ指数
742.40 +4.05 +0.55% -2.96% +11.23% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,406.94 +33.44 +1.41% +0.86% +10.48% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,090.18 +12.34 +0.59% -0.39% +5.81% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
1,982.08 +8.85 +0.45% -1.21% +6.68% 15:00
中国 上海総合指数
3,263.32 +18.00 +0.55% -0.52% +6.51% 17:29
中国 上海A株指数
3,420.73 +18.86 +0.55% -0.52% +6.52% 17:29
中国 深センA株指数
2,177.31 +5.57 +0.26% -4.86% +3.35% 16:00
中国 深セン成分指数
11,413.43 -3.14 -0.03% -5.40% -1.07% 16:00
中国 上海B株指数
293.56 +1.81 +0.62% -1.04% +11.80% 17:29
中国 深センB株指数
1,181.13 +4.60 +0.39% -4.50% +19.64% 16:00
中国 上海50A株指数
2,648.39 +3.27 +0.12% -3.78% -2.02% 17:29
中国 上海180A株指数
8,469.70 +21.18 +0.25% -1.82% +0.16% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,757.10 +15.21 +0.55% -0.52% +6.50% 17:29
中国 創業板指数
2,337.46 -5.65 -0.24% -8.23% -6.68% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,986.90 +2.20 +0.06% -3.32% +0.08% 16:00
中国 深セン総合指数
2,081.26 +5.33 +0.26% -4.86% +3.37% 16:00
日経平均
現在値 27,229.48↑ (23/03/15 15:15)
前日比 +7.44 (+0.03%)
始値 27,421.66 (09:00) 前日終値 27,222.04 (23/03/14)
高値 27,424.94 (09:05) 年初来高値 28,734.79 (23/03/09)
安値 27,105.99 (14:45) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は4日ぶり小反発、アドバンテとファナックが2銘柄で約24円分押し上げ16:22 配信フィスコ
15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり170銘柄、値下がり54銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は4日ぶり小反発。14日の米株式市場でダウ平均は336.26ドル高と6日ぶり反発。2月消費者物価指数(CPI)がほぼ予想通りとなったことで買い戻しが先行。銀行破綻を巡る問題について財務省高官が全預金の安全性を強調し、警戒感が後退したことも後押し。利上げ観測再燃による金利上昇などで一時伸び悩む場面もあったが、終盤は再び買い戻しが強まり、ナスダック総合指数も+2.13%と大幅続伸。米国株高を引き継いで日経平均は199.62円高からスタート。しかし、戻り待ちの売りが上値を抑え、すぐに失速。寄り付き後から為替の円安が一服したことも重しとなり、一時は27205.59円(16.45円安)と下落に転じた。その後、再び上昇に転じるも先行き警戒感から上値は重かった。大引け間際に下げ幅を広げる場面もあったが、円安の再進行も支えに買い戻され結局上昇で終えた。
大引けの日経平均は前日比7.44円高の27229.48円となった。東証プライム市場の売買高は13億4537万株、売買代金は2兆9622億円だった。セクターでは銀行、保険、鉄鋼が上昇率上位となった。一方、陸運、ゴム製品、情報・通信が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は17%だった。
値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>となり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位はファナック<6954>となり、東京海上<8766>、信越化<4063>、積水ハウス<1928>、豊田通商<8015>、京セラ<6971>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約49円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、テルモ<4543>、日本電産<6594>、オムロン<6645>、エムスリー<2413>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27229.48(+7.44)
値上がり銘柄数 170(寄与度+130.18)
値下がり銘柄数 54(寄与度-122.74)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6857> アドバンテス 11330 290 +19.86
<6954> ファナック 23260 145 +4.97
<8766> 東京海上 2709 95.5 +4.91
<4063> 信越化 20205 95 +3.25
<1928> 積水ハウス 2706 80.5 +2.76
<8015> 豊田通商 5450 80 +2.74
<6971> 京セラ 6680 39 +2.67
<6988> 日東電 8500 70 +2.40
<6724> エプソン 1840 35 +2.40
<4502> 武田薬 4350 70 +2.40
<7267> ホンダ 3396 35 +2.40
<9735> セコム 7946 64 +2.19
<4901> 富士フイルム 6417 61 +2.09
<8035> 東エレク 46750 60 +2.05
<7751> キヤノン 2881 38.5 +1.98
<6301> コマツ 3274 52 +1.78
<6506> 安川電 5390 50 +1.71
<8253> クレセゾン 1737 48 +1.64
<8031> 三井物産 3977 47 +1.61
<8591> オリックス 2241 44.5 +1.52
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 27940 -480 -49.31
<9984> ソフトバンクG 4969 -71 -14.59
<4543> テルモ 3544 -38 -5.20
<6594> 日本電産 6418 -175 -4.79
<6645> オムロン 7346 -133 -4.55
<2413> エムスリー 3294 -40 -3.29
<9613> NTTデータ 1701 -18 -3.08
<7733> オリンパス 2292 -20 -2.74
<6762> TDK 4535 -20 -2.05
<6861> キーエンス 58420 -570 -1.95
<6098> リクルートHD 3370 -19 -1.95
<6902> デンソー 7098 -53 -1.81
<4704> トレンド 6370 -50 -1.71
<4911> 資生堂 5849 -49 -1.68
<6367> ダイキン工 22745 -45 -1.54
<2801> キッコマン 6350 -40 -1.37
<5108> ブリヂス 5086 -38 -1.30
<4503> アステラス薬 1872 -7.5 -1.28
<9009> 京成 3885 -75 -1.28
<9008> 京王 4615 -180 -1.23
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 1,960.12↑ (23/03/15 15:00)
前日比 +12.58 (+0.65%)
始値 1,966.67 (09:00) 前日終値 1,947.54 (23/03/14)
高値 1,971.02 (09:05) 年初来高値 2,071.60 (23/03/09)
安値 1,952.18 (14:43) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:銀行業が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
銀行業が上昇率トップ。そのほか保険業、鉄鋼、その他 金融業、建設業なども上昇。一方、陸運業が下落率トップ。そのほかゴム製品、情報・通信業、鉱業、小売業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 銀行業 / 192.15 / 3.34
2. 保険業 / 1,333.26 / 2.81
3. 鉄鋼 / 640.76 / 2.67
4. その他金融業 / 711.7 / 1.90
5. 建設業 / 1,212.54 / 1.82
6. 倉庫・運輸関連業 / 2,216.59 / 1.69
7. 海運業 / 1,225.94 / 1.69
8. 非鉄金属 / 1,090.34 / 1.66
9. パルプ・紙 / 450.37 / 1.60
10. 金属製品 / 1,193.77 / 1.56
11. 繊維業 / 643.12 / 1.47
12. 水産・農林業 / 475.07 / 1.24
13. ガラス・土石製品 / 1,129.47 / 1.23
14. 電力・ガス業 / 357.56 / 1.13
15. 卸売業 / 2,415.06 / 1.05
16. 証券業 / 365.09 / 1.02
17. 石油・石炭製品 / 1,084.7 / 0.98
18. 機械 / 2,256. / 0.88
19. 空運業 / 216.34 / 0.64
20. 不動産業 / 1,396.28 / 0.61
21. 化学工業 / 2,091.86 / 0.61
22. 医薬品 / 3,321.11 / 0.48
23. その他製品 / 3,486.5 / 0.46
24. 食料品 / 1,818.93 / 0.39
25. 電気機器 / 3,406.91 / 0.30
26. 輸送用機器 / 3,112.5 / 0.28
27. サービス業 / 2,380.1 / -0.03
28. 精密機器 / 9,266.91 / -0.03
29. 小売業 / 1,402.45 / -0.13
30. 鉱業 / 416.24 / -0.20
31. 情報・通信業 / 4,681.11 / -0.32
32. ゴム製品 / 3,562.11 / -0.39
33. 陸運業 / 1,841.81 / -1.11
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,658.39↑ (23/03/15 15:00)
前日比 +102.84 (+0.59%)
始値 17,729.49 (09:00) 前日終値 17,555.55 (23/03/14)
高値 17,760.04 (09:05) 年初来高値 18,673.81 (23/03/09)
安値 17,583.78 (14:43) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,008.53↑ (23/03/15 15:00)
前日比 +6.45 (+0.64%)
始値 1,011.25 (09:00) 前日終値 1,002.08 (23/03/14)
高値 1,013.96 (09:05) 年初来高値 1,065.99 (23/03/09)
安値 1,004.49 (14:43) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,043.32↓ (23/03/15 15:00)
前日比 +10.47 (+1.01%)
始値 1,040.86 (09:00) 前日終値 1,032.85 (23/03/14)
高値 1,045.68 (12:45) 年初来高値 1,074.39 (23/03/09)
安値 1,040.56 (09:01) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 948.83↓ (23/03/15 15:00)
前日比 +5.66 (+0.60%)
始値 955.23 (09:00) 前日終値 943.17 (23/03/14)
高値 959.63 (09:06) 年初来高値 1,008.98 (23/02/09)
安値 946.97 (14:46) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は売り優勢の展開/グロース市況16:52 配信フィスコ
東証グロース市場指数:948.83 (+5.66)
出来高:1億2479万株
売買代金:1320億円
東証マザーズ指数:742.40 (+4.05)
出来高:1億2624万株
売買代金:1365億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発、値上がり銘柄数は282、値下り銘柄数は199、変わらずは25。本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日14日の米国株式市場のダウ平均は反発。2月消費者物価指数(CPI)が予想通り伸びの鈍化基調を示したほか、財務省高官が当局の保証額以上の預金も含め全預金の安全性を強調する姿勢を見せたことで連鎖的な銀行破綻への懸念が後退した。ナスダック総合指数は大幅に続伸、主要株価指数がプラス圏で終了した米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は反発した。マザーズ指数は上昇スタート後、堅調もみ合い展開となった。ただ、大引けにかけて上げ幅を縮小する動きを見せたため、上げ幅は限定的となった。一方、グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、上げ幅を縮小する展開となった。後場以降もじりじりと値を下げ、大引けにかけてマイナス圏に転落した。米2月CPIが市場予想並みの結果となり国内の個人投資家心理が改善、押し目買いの動きが優勢となった。ただ、米長期金利は3.6%台まで再度上昇しており、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株にとってはやや重しに。そのほか、本日も2月小売売上高など米国で経済指標の発表が多いため、リスク回避の売りが広がった可能性がある。東証マザーズ指数は0.55%高、東証グロース市場Core指数は0.19%安で時価総額上位銘柄中心に軟調に推移した。個別では、前日までもみ合っていたヘッドウォータース<4011>が押し目買い優勢から19%高で値上がり率トップに、遺伝子組換えカイコで生産した組換えヒトフィブロネクチンの販売を開始した免疫生物研究所<4570>が17%高のストップ高となった。また、「事業計画及び成長可能性に関する事項」を開示して買い材料視された東京通信<7359>が11%高となった。時価総額上位銘柄では、M&A総合研究所<9552>やTKP<3479>が堅調に推移、値上がり率上位には、サイフューズ<4892>、セルシード<7776>などが顔を出した。一方、23年5月期業績予想を下方修正したEnjin<7370>が21%安で値下がり率トップに、国内有力証券が投資判断「売り」に引き下げて嫌気されたACSL<6232>が9%安となった。また、前日に続いて売り優勢の展開となったクラウドワークス<3900>が7%安となった。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やANYCOLOR<5032>などが軟調に推移、値下り率上位には、tripla<5136>、CINC<4378>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、M&A総合研究所、TKP、ライフネット<7157>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 742.40↓ (23/03/15 15:00)
前日比 +4.05 (+0.55%)
始値 748.28 (09:00) 前日終値 738.35 (23/03/14)
高値 750.81 (09:06) 年初来高値 794.65 (23/02/09)
安値 740.56 (14:46) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,803.94↑ (23/03/15 15:00)
前日比 -18.95 (-1.04%)
始値 1,833.29 (09:00) 前日終値 1,822.89 (23/03/14)
高値 1,840.91 (09:34) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,802.80 (14:59) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 19.42↑ (23/03/15 15:20)
前日比 -2.10 (-9.76%)
始値 19.55 (09:00) 前日終値 21.52 (23/03/14)
高値 20.21 (14:45) 年初来高値 22.15 (23/03/14)
安値 19.09 (12:45) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、米銀破綻の影響に対する警戒感は前日に比べ緩和16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は15日、前日比-2.10(低下率9.76%)の19.42と低下した。なお、高値は20.21、安値は19.09。相次ぐ米銀行の破綻による警戒感の高まりがひとまず落ち着き、昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことから、投資家心理は改善しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後は日経225先物は上げ幅を縮め、下げに転じる場面があったが、金融システムへの不安が前日のように高まることはなく、今日の日経VIは不安心理の高まった状態の基準とされる20を概ね下回って推移した。
日経平均先物
現在値 27,190.00↓ (23/03/15 06:00)
前日比 +290.00 (+1.08%)
高値 27,220.00 (22:48) 始値 26,910.00 (16:30)
安値 26,840.00 (16:46) 前日終値 26,900.00 (23/03/14)
TOPIX先物
現在値 1,941.50↓ (23/03/15 06:00)
前日比 +23.50 (+1.23%)
高値 1,945.50 (00:33) 始値 1,918.50 (16:30)
安値 1,912.50 (16:47) 前日終値 1,918.00 (23/03/14)
JPX日経400先物
現在値 17,515.00↑ (23/03/15 06:00)
前日比 +230.00 (+1.33%)
高値 17,535.00 (00:32) 始値 17,300.00 (16:30)
安値 17,240.00 (16:47) 前日終値 17,285.00 (23/03/14)
東証マザーズ指数先物
現在値 743.00↑ (23/03/15 06:00)
前日比 +10.00 (+1.36%)
高値 744.00 (22:40) 始値 734.00 (16:30)
安値 732.00 (16:48) 前日終値 733.00 (23/03/14)
NYダウ先物 円建
現在値 32,194.00↑ (23/03/15 06:00)
前日比 +325.00 (+1.02%)
高値 32,310.00 (00:19) 始値 31,860.00 (16:30)
安値 31,755.00 (21:29) 前日終値 31,869.00 (23/03/14)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,185.00↑ (23/03/14 15:59 CST)
前日比 +25.00 (+0.09%)
高値 27,280.00 始値 27,195.00
安値 26,840.00 前日終値 27,160.00 (23/03/13)
SGX日経平均先物
現在値 27,205.00↑ (23/03/15 05:03 SGT)
前日比 +310.00 (+1.15%)
高値 27,220.00 始値 26,905.00
安値 26,835.00 前日終値 26,895.00 (23/03/14)
長期国債先物
現在値 147.760↑ (23/03/15 06:00)
前日比 -0.340 (-0.23%)
高値 148.820 (16:04) 始値 148.350 (15:30)
安値 147.460 (01:17) 前日終値 148.100 (23/03/14)
15日の日本国債市場概況:債券先物は147円72銭で終了17:07 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年6月限
寄付147円70銭 高値147円98銭 安値147円48銭 引け147円72銭
売買高総計19099枚
2年 446回 -0.052%
5年 156回 0.126%
10年 369回 0.321%
20年 183回 1.082%
債券先物6月限は、147円70銭で取引を開始。米当局の預金全額保護決定を受けて連鎖的な銀行破綻への懸念が後退して売りが先行し、147円48銭まで下げた。その後、春闘の賃上げ回答が明らかになるなか、米金利の低下にともない買いが優勢になったとみられ、147円98銭まで上げた。引けにかけてはあすの20年債入札への警戒感などからか、やや売られたもよう。現物債の取引では、2年債が買われ、5年債、10年債、20年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.37%、10年債は3.68%、30年債は3.78%近辺で推移。
債券利回りはまちまち。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.49%、英国債は3.53%、オーストラリア10年債は3.43%、NZ10年債は4.39%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.036 (23/03/15 03:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り 0.116 (23/03/15 03:05)
前日比 -0.005
日本国債10年
年利回り 0.279 (23/03/15 03:05)
前日比 +0.003
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場の株価は、大半が上昇して引けた。米
インフレ指標が市場予想におおむね沿った水準となり、利上げ鈍化への期待が広がった。
1─2月の中国小売売上高がプラスに転換したことも支援した。
中国株式市場は、1─2月の主要経済指標を評価する中、優良株がほぼ変わらずで終
了した。香港市場は反発した。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数
終値は2.206ポイント(0.06%)高の3986.902。上海総合指
数は18.0025ポイント(0.55%)高の3263.3148。
香港ハンセン指数は291.91ポイント(1.52%)高の1万9539.
87、ハンセン中国企業株指数(H株指数)は120.86ポイント(1.88
%)高の6559.86で終了した。
中国国家統計局が発表した1─2月の経済指標では消費回復とインフラ投資拡大が「
ゼロコロナ」政策撤廃後の景気回復をけん引したことを示した。不動産投資は引き続き低
迷したが落ち込みが和らいだ。
香港上場の本土不動産開発業者株は2.9%上昇、CSI建設工学株指数<.
CSI399995>は3.6%高。
中国人民銀行(中央銀行)は15日、1年物中期貸出制度(MLF)を4カ月連続で
ロールオーバーし、実質約2800億元を金融システムに供給した。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィス
のグレーターチャイナ株責任者、エバ・リー氏は、海外投資家が中国での消費の本格回復
を認め信頼を回復すれば、中国インターネット関連企業や大型消費関連企業が上場する香
港市場が恩恵を受けるとの見方を示した。
香港の大手テック株は2%高。インターネット検索大手の百度(バイドゥ
)は3.6%上昇。スタートアップ企業のオープンAIが人工知能(AI)の
対話ソフト「チャットGPT」で使用する言語モデルの最新版「GPT─4」を発表した
ことを受け、関連株が買われた。
ソウル株式市場の株価は反発して引けた。米国の銀行セクターの混乱や利上げの見通
しに関する不安が和らぎ、1%超上昇した。
総合株価指数(KOSPI)は前日の下げ幅(61.63ポント)の約半分を穴埋め
した。
半導体大手のサムスン電子は1.36%高、同業のSKハイニックス<00
0660.KS>は2.47%安。電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは
3.10%高。
取引された933銘柄のうち、上昇は716銘柄。
海外勢は807億ウォン(約6190万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場の株価は、4営業日ぶりに反発して引けた。米中堅銀シリコンバレ
ー銀行(SVB)の経営破綻を巡る不安の後退に伴い、IT株と金融株の株価回復が上昇
を主導した。
IT株指数は2.4%高。米同業株の上昇が手掛かりになった。
ヘルスケア株指数は1.6%高。ドル相場の上昇が支援した。バイオ医薬品
大手CSLは1.6%高。
金融株指数は0.9%高と、4日ぶりに反発。「四大銀行」は1─0.6%
上昇したものの、コモンウェルス銀行(CBA)は0.3%下げた。
鉱業株指数は0.9%高。BHPグループとリオティント
、フォーテスキュー・メタルズはそれぞれ1%超上昇した。
こうした中、産金株指数は0.6%安。金相場の下落が響き、4日ぶりに反
落した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3263.3148 + 18.0025 + 0.55 3261.0284 3273.1232 3256.8566
前営業日終値 3245.3123
中国 CSI300指数 3986.902 +2.206 +0.06 4011.844 4018.750 3986.902
前営業日終値 3984.696
香港 ハンセン指数 19539.87 +291.91 +1.52 19523.49 19745.44 19431.09
前営業日終値 19247.96
香港 ハンセン中国株指数 6559.86 +120.86 +1.88 6527.33 6621.62 6520.40
前営業日終値 6439.00
韓国 総合株価指数 2379.72 +30.75 +1.31 2380.09 2395.36 2370.77
前営業日終値 2348.97
台湾 加権指数 15387.59 +27.17 +0.18 15425.99 15526.73 15387.59
前営業日終値 15360.42
豪 S&P/ASX指数 7068.90 +60.00 +0.86 7008.90 7068.90 7008.90
前営業日終値 7008.90
シンガポール ST指数 3172.92 +43.17 +1.38 3157.93 3186.92 3157.93
前営業日終値 3129.75
マレーシア 総合株価指数 1403.93 +10.10 +0.72 1400.10 1406.57 1399.80
前営業日終値 1393.83
インドネシア 総合株価指数 6628.137 -13.677 -0.21 6641.814 6709.861 6628.14
前営業日終値 6641.814
フィリピン 総合株価指数 6466.10 +72.77 +1.14 6441.67 6513.26 6434.93
前営業日終値 6393.33
ベトナム VN指数 1062.19 +22.06 +2.12 1040.13 1062.55 1040.13
前営業日終値 1040.13
タイ SET指数 1565.00 +41.11 +2.70 1544.19 1573.51 1543.61
前営業日終値 1523.89
インド SENSEX指数 57555.90 -344.29 -0.59 58268.54 58473.63 57455.67
前営業日終値 57900.19
インド NSE指数 16972.15 -71.15 -0.42 17166.45 17211.35 16938.90
前営業日終値 17043.30
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.19%11,617.27+21.80H:11,661.87L:11,583.4503/15
[CFD] 日本 日経平均26,682.50日経比:-546▼2.01%H:27,341L:26,56422:56
中国 上海B株▲0.62%293.56+1.80H:294.11L:291.7803/15
中国 上海A株▲0.55%3,420.73+18.86H:3,431.01L:3,413.9603/15
中国 深セン成分▼0.03%11,413.43-3.14H:11,537.72L:11,408.1903/15
中国 深センB株▲0.39%1,181.13+4.60H:1,187.44L:1,176.9203/15
中国 深センA株▲0.26%2,177.31+5.57H:2,193.40L:2,175.9803/15
[CFD] HangSeng サンデー19,117.00指数比:-422▼2.16%H:19,759L:19,06922:56
香港 レッドチップ指数▲1.79%3,971.68+69.95H:3,992.67L:3,919.3303/15
15日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で反発、インフラ建設や不動産に買い17:08 配信フィスコ
15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比18.00ポイント(0.55%)高の3263.32ポイントと反発した。
中国経済統計の内容が好感される流れ。取引時間中に中国で公表された1~2月の各種経済統計は、小売売上高がプラス成長を回復するなど概ね良好な内容だった。市場では、同期に中国経済が持ち直したと分析されている。米インフレの鈍化傾向、外国為替市場の人民元高も買い安心感につながった。指数は徐々に上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、インフラ建設関連株の上げが目立つ。中リョ国際工程(601068/SH)がストップ(10.0%)高、龍建路橋(600853/SH)が7.4%高、中国中鉄(601390/SH)が6.7%高、中国鉄建(601186/SH)が6.6%高、中国交通建設(601800/SH)が5.1%高で引けた。今年1~2月の都市部・固定資産投資は前年同期比で5.5%増加し、市場予想も上回っている。
不動産株も高い。新湖中宝(600208/SH)が5.7%、華遠地産(600743/SH)が2.3%、華麗家族(600503/SH)が1.8%、緑地HD(600606/SH)が1.7%ずつ上昇した。上述した経済統計では、住宅販売のプラス成長回復が確認されている。
金融株もしっかり。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が2.1%高、中国銀行(601988/SH)が1.8%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.1%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.1%高で引けた。素材株、医薬品株、エネルギー株、公益株、海運株なども買われている。
半面、通信・ネットワーク関連の一角はさえない。中国聯通(600050/SH)が2.9%安、中国電信(601728/SH)が1.8%安、三六零安全科技(601360/SH)が5.4%安と値を下げている。同セクターはこのところ、「デジタル中国」戦略の関連銘柄として物色されていた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.81ポイント(0.62%)高の293.56ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.39%)高の1181.13ポイントで終了した。
15日の香港市場概況:ハンセン1.5%高で反発、内外環境がやや改善18:00 配信フィスコ
15日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比291.91ポイント(1.52%)高の19539.87ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が120.86ポイント(1.88%)高の6559.86ポイントとそろって反発した。売買代金は1080億5600万香港ドルに縮小している(14日は1308億9530万香港ドル)。
内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。昨夜の米株市場では、金融システム不安がひとまず後退し、米銀の破綻で売り込まれた銀行株が急反発した。インフレ加速の警戒感が薄れる中、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを落とす――との観測も強まっている。また、取引時間中に中国で公表された1~2月の各種経済統計は、小売売上高がプラス成長を回復するなど概ね良好な内容だった。市場では、中国経済動向の持ち直しが意識されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が8.8%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.6%高、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)と中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)がそろって4.5%高と上げが目立った。碧桂園服務や龍湖集団など中国不動産については、住宅販売のプラス成長回復が手がかり。同業の銘柄群が軒並み買われた。
ゼネコンやプラント建設、エンジニアリングなどインフラ建設関連も高い。中国中鉄(390/HK)が7.3%、中国交通建設(1800/HK)が5.7%、中国鉄建(1186/HK)が5.5%、中リョ国際工程(2068/HK)が10.9%、中国冶金科工(1618/HK)が7.4%ずつ上昇した。今年1~2月の都市部・固定資産投資は前年同期比で5.5%増加し、市場予想も上回っている。
自動車セクターもしっかり。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.9%高、理想汽車(2015/HK)が2.7%高、吉利汽車HD(175/HK)が2.4%高、比亜迪(1211/HK)が2.1%高と値を上げた。
中国金融セクターも物色される。招商銀行(3968/HK)が3.2%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.1%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.9%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.5%高、中国平安保険(2318/HK)が3.1%高で取引を終えた。
本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%高の3263.32ポイントで取引を終了した。インフラ建設関連株が高い。不動産株、金融株、素材株、医薬品株、エネルギー株、公益株、海運株なども買われた。半面、通信・ネットワーク関連の一角は売られている。