■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 136.82/84 1.0554/58 144.43/47
NY午後5時 137.34/37 1.0544/48 144.82/86
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の136円後半。日銀金融政策決定会合や米雇用統計をあすに控え、前日につけた3カ月ぶり高値からやや下落した水準で、調整売りに押された。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28623.15 +178.96 28648.11 28,558.88─28,734.79
TOPIX 2071.09 +19.88 2063.71 2,063.11─2,071.60
プライム指数 1065.73 +10.23 1061.91 1,061.86─1,065.99
スタンダード指数 1074.39 +4.73 1071.54 1,071.44─1,074.39
グロース指数 992.11 +3.14 990.73 983.52─994.62
東証出来高(万株) 120300 東証売買代金(億円) 28807.98
東京株式市場で日経平均は、前営業日比178円96銭高の2万8623円15銭と、5日続伸した。半導体関連株が堅調に推移したほか、中国人旅行者の回復期待からインバウンド(訪日客)関連もしっかりだった。日経平均は終値ベースで2022年8月以来、半年ぶり高値となった。TOPIXは21年9月以来、1年5カ月ぶり高値を付けた。
プライム市場の騰落数は、値上がり1432銘柄(78%)に対し、値下がりが329銘柄(17%)、変わらずが74銘柄(4%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.017
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.017%になった。前営業日(マイナス0.012%)を下回った。「大手銀行の調達が弱い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年6月限 145.06 (-0.40)
安値─高値 145.00─145.57
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.500% (変わらず)
安値─高値 0.500─0.495%
事実上の中心限月となった国債先物6月限は前営業日比40銭安の145円06銭と続落して取引を終えた。3月限は買いが先行したが、同29銭安の146円50銭で終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.500%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.28─0.18
3年物 0.37─0.27
4年物 0.45─0.35
5年物 0.54─0.44
7年物 0.74─0.64
10年物 0.97─0.87
日経平均は178円高と2カ月ぶりに5日続伸、先物絡みの買いに支えられた可能性との声も=9日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/03/09 15:26
9日後場の日経平均株価は、前日比178円96銭高の2万8623円15銭と5日続伸して取引を終えた。日経平均株価が5日続伸するのは、1月5日から12日以来、2カ月ぶり。前日からの好地合いが継続し買いが先行。午前9時7分には、同290円60銭高の2万8734円79銭を付ける場面がみられた。買い一巡後は、手がかり材料難のなか、戻り待ちの売りに抑えられる格好。後場に入っても同様な展開が続き、動意に乏しいなか、個別株物色が中心となった。東証プライムの出来高は12億300万株、売買代金は2兆8807億円。騰落銘柄数は値上がり1432銘柄、値下がり329銘柄、変わらず74銘柄だった。
市場では「あす10日の3月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出を控えた先物絡みの買いに支えられた可能性もあり、あす以降は弱含む場面も想定される」(中堅証券)との見方があった。
東証業種別指数は全33業種のうち、31業種が上昇、2業種が下落した。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株も高い。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株や、7&iHD<3382>、イオン<8267>などの小売株も堅調。SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も上げた。一方で、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株が軟調だった。
個別では、ピアラ<7044>、サンケン<6707>、ビューティガレージ<3180>、中部鋼鈑<5461>、トレファク<3093>などが上昇。半面、安永<7271>、冨士ダイス<6167>、広済堂HD<7868>、ソダニッカ<8158>、日医工<4541>(整理)などが下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,606.75 +15.33 +0.96% +4.19% +17.42% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,372.76 +12.67 +0.93% +3.85% +18.21% 15:00
日経平均株価
28,623.15 +178.96 +0.63% +3.77% +15.80% 15:15
日経500平均
2,680.83 +25.77 +0.97% +3.19% +9.05% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,071.09 +19.88 +0.97% +4.34% +17.75% 15:00
日経300指数
433.01 +3.96 +0.92% +3.88% +12.18% 15:15
東証REIT指数
1,825.52 +8.79 +0.48% -0.16% -0.98% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,019.86 +9.57 +0.95% +3.42% +14.21% 15:00
東証マザーズ指数
776.34 +2.52 +0.33% -2.27% +15.93% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,527.63 +25.86 +1.03% +5.81% +16.47% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,195.98 +22.51 +1.04% +4.99% +15.69% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,083.96 +18.73 +0.91% +4.48% +17.03% 15:00
中国 上海総合指数
3,276.09 -7.15 -0.22% +0.17% +0.61% 17:29
中国 上海A株指数
3,434.02 -7.49 -0.22% +0.18% +0.62% 17:29
中国 深センA株指数
2,210.82 -1.66 -0.08% -2.80% -0.15% 16:00
中国 深セン成分指数
11,579.99 -18.30 -0.16% -3.31% -6.39% 16:00
中国 上海B株指数
297.16 +0.55 +0.19% +0.36% +8.63% 17:29
中国 深センB株指数
1,214.42 +2.04 +0.17% -1.28% +11.06% 16:00
中国 上海50A株指数
2,671.84 -20.09 -0.75% -3.26% -8.09% 17:29
中国 上海180A株指数
8,511.19 -47.89 -0.56% -1.57% -5.70% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,767.86 -6.06 -0.22% +0.17% +0.59% 17:29
中国 創業板指数
2,372.68 -4.90 -0.21% -7.67% -7.56% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,019.85 -14.26 -0.35% -2.69% -4.89% 16:00
中国 深セン総合指数
2,113.33 -1.58 -0.07% -2.80% -0.13% 16:00
日経平均
現在値 28,623.15↓ (23/03/09 15:15)
前日比 +178.96 (+0.63%)
始値 28,648.11 (09:00) 前日終値 28,444.19 (23/03/08)
高値 28,734.79 (09:07) 年初来高値 28,469.41 (23/03/08)
安値 28,558.88 (09:32) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は5日続伸、東エレクとアドバンテが2銘柄で約34円分押し上げ15:47 配信フィスコ
9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり186銘柄、値下がり31銘柄、変わらず8銘柄となった。
日経平均は5日続伸。8日の米株式市場でダウ平均は58.06ドル安と小幅続落。金利の上昇一服を好感した買いが先行も、予想を上回った雇用関連指標や下院での議会証言でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が大幅利上げに含みを持たせたことが重し_になった。ただ、概ね織り込み済みの内容で終盤にかけては買い戻され、ダウ平均は下げ幅を縮小。ナスダック総合指数はプラス圏を回復し+0.39%と3日ぶり反発。一方、東京市場では個人を中心とした売り方の買い戻しなど需給主導の形で買いが先行、日経平均は203.92円高から始まった。寄り付き直後に28734.79円(290.6円高)まで上昇した後は騰勢一服となったが、ハイテク株などに幅広く買いが入る中、その後も28500円を超えた水準での推移が続いた。午後は明日の日本銀行の金融政策決定会合などを控える中、膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比178.96円高の28623.15円となった。東証プライム市場の売買高は12億300万株、売買代金は2兆8808億円だった。セクターでは鉄鋼、海運、パルプ・紙が上昇率上位となった。一方、鉱業、ゴム製品のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は18%だった。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約20円押し上げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、信越化<4063>、第一三共<4568>、ファナック<6954>、7&iHD<3382>、ネクソン<3659>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約25円押し下げた。同2位はダイキン<6367>となり、電通グループ<4324>、ソニーG<6758>、エーザイ<4523>、富士フイルム<4901>、アサヒ<2502>などがつづいた。
*15:18現在
日経平均株価 28623.15(+178.96)
値上がり銘柄数 186(寄与度+215.16)
値下がり銘柄数 31(寄与度-36.20)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 48640 600 +20.55
<6857> アドバンテス 11490 200 +13.70
<4063> 信越化 20570 320 +10.96
<4568> 第一三共 4501 89 +9.14
<6954> ファナック 24475 260 +8.90
<3382> 7&iHD 6589 259 +8.87
<3659> ネクソン 3155 80 +5.48
<2802> 味の素 4500 152 +5.20
<7741> HOYA 14270 265 +4.54
<6645> オムロン 7818 129 +4.42
<9433> KDDI 4132 21 +4.31
<6971> 京セラ 6965 59 +4.04
<2413> エムスリー 3355 46 +3.78
<6981> 村田製 7768 115 +3.15
<8766> 東京海上 2958.5 60 +3.08
<7832> バンナムHD 8611 77 +2.64
<6762> TDK 4875 25 +2.57
<8001> 伊藤忠 4356 71 +2.43
<2801> キッコマン 6590 70 +2.40
<7267> ホンダ 3668 35 +2.40
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 29235 -250 -25.68
<6367> ダイキン工 23985 -40 -1.37
<4324> 電通グループ 4600 -35 -1.20
<6758> ソニーG 12025 -35 -1.20
<4523> エーザイ 7445 -33 -1.13
<4901> 富士フイルム 6610 -32 -1.10
<2502> アサヒ 4851 -26 -0.89
<1963> 日揮HD 1760 -14 -0.48
<7269> スズキ 4967 -11 -0.38
<7951> ヤマハ 5220 -10 -0.34
<4902> コニカミノルタ 588 -10 -0.34
<6504> 富士電機 5360 -50 -0.34
<9613> NTTデータ 1813 -2 -0.34
<3402> 東レ 788.4 -8.4 -0.29
<5301> 東海カーボ 1356 -7 -0.24
<5101> 浜ゴム 2658 -12 -0.21
<1605> INPEX 1490 -11 -0.15
<6501> 日立 7188 -11 -0.08
<9001> 東武 3125 -10 -0.07
<7205> 日野自 566 -2 -0.07
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,071.09↑ (23/03/09 15:00)
前日比 +19.88 (+0.97%)
始値 2,063.71 (09:00) 前日終値 2,051.21 (23/03/08)
高値 2,071.60 (10:40) 年初来高値 2,053.01 (23/03/08)
安値 2,063.11 (09:00) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:鉄鋼が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
鉄鋼が上昇率トップ。そのほか海運業、パルプ・紙、保険業、銀行業、小売業なども上昇。一方、鉱業が下落率トップ。そのほかゴム製品も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 鉄鋼 / 672.91 / 2.10
2. 海運業 / 1,271.89 / 1.86
3. パルプ・紙 / 466.77 / 1.76
4. 保険業 / 1,481.58 / 1.75
5. 銀行業 / 221.08 / 1.66
6. 小売業 / 1,478.46 / 1.43
7. 金属製品 / 1,234.83 / 1.39
8. 不動産業 / 1,461.49 / 1.38
9. 建設業 / 1,257.29 / 1.36
10. その他製品 / 3,613.39 / 1.25
11. 電力・ガス業 / 368.26 / 1.20
12. 食料品 / 1,861.4 / 1.17
13. サービス業 / 2,525.56 / 1.17
14. 医薬品 / 3,406.47 / 1.16
15. 倉庫・運輸関連業 / 2,258.54 / 1.13
16. 精密機器 / 9,709.05 / 1.10
17. 非鉄金属 / 1,145.24 / 1.03
18. 証券業 / 401.12 / 1.03
19. 空運業 / 224.55 / 1.01
20. 卸売業 / 2,567.34 / 0.99
21. 水産・農林業 / 490.79 / 0.98
22. 化学工業 / 2,173.09 / 0.82
23. 陸運業 / 1,896.06 / 0.73
24. 電気機器 / 3,575.36 / 0.72
25. 輸送用機器 / 3,340.57 / 0.67
26. 情報・通信業 / 4,894.27 / 0.60
27. 機械 / 2,385.71 / 0.60
28. その他金融業 / 758.87 / 0.58
29. ガラス・土石製品 / 1,185.44 / 0.28
30. 繊維業 / 672.69 / 0.21
31. 石油・石炭製品 / 1,134.06 / 0.10
32. ゴム製品 / 3,756.83 / -0.05
33. 鉱業 / 446.41 / -0.61
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,670.78↑ (23/03/09 15:00)
前日比 +183.19 (+0.99%)
始値 18,611.23 (09:00) 前日終値 18,487.59 (23/03/08)
高値 18,673.81 (10:40) 年初来高値 18,506.56 (23/03/08)
安値 18,605.92 (09:00) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,065.73↓ (23/03/09 15:00)
前日比 +10.23 (+0.97%)
始値 1,061.91 (09:00) 前日終値 1,055.50 (23/03/08)
高値 1,065.99 (10:41) 年初来高値 1,056.41 (23/03/08)
安値 1,061.86 (09:00) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,074.39↑ (23/03/09 15:00)
前日比 +4.73 (+0.44%)
始値 1,071.54 (09:00) 前日終値 1,069.66 (23/03/08)
高値 1,074.39 (15:00) 年初来高値 1,070.68 (23/03/08)
安値 1,071.44 (09:00) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 992.11↓ (23/03/09 15:00)
前日比 +3.14 (+0.32%)
始値 990.73 (09:00) 前日終値 988.97 (23/03/08)
高値 994.62 (09:04) 年初来高値 1,008.98 (23/02/09)
安値 983.52 (10:53) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は続伸、個別材料株に旺盛な物色続く/グロース市況16:56 配信フィスコ
東証グロース市場指数:992.11 (+3.14)
出来高:1億7541万株
売買代金:1927億円
東証マザーズ指数:776.34 (+2.52)
出来高:1億7464万株
売買代金:1932億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって小幅に続伸、値上がり銘柄数は213、値下り銘柄数は258、変わらずは37。本日のグロース市場はもみ合い展開となった。前日8日の米国株式市場のダウ平均は続落。金利の上昇一服を好感した買いが先行。その後、予想を上回った雇用関連指標やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院での議会証言で3月会合での大幅利上げも除外しない姿勢を表明すると金利が上昇に転じ売りが再開、下落して終了した。ナスダック総合指数は反発、ハイテク株高となった米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は続伸した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタートした後、売り優勢の展開となり前場中ごろにマイナス圏に転落。ただ、即座にプラス圏に浮上して後場からは上げ幅を広げ、上昇して終了した。新興市場では、直近大きく上昇していた銘柄は利食い売りが優勢となったが、引き続き個別に材料が出た銘柄には旺盛な物色が向かった。ただ、明日に日本銀行の金融政策決定会合や米雇用統計の発表などを控える中、新興株全体を積極的に買い進む動きは限定的だった。時価総額上位銘柄も堅調に推移する銘柄があり、東証マザーズ指数は0.33%高、東証グロース市場Core指数は0.77%高となった。個別では、東証が制限値幅の上限を600円に拡大したことを受けて投資資金が流入したエーアイ<4388>が75%高のストップ高で値上がり率トップに、子会社ロゼッタが新たな事業としてAI製品のビジネスソリューション活用プラットフォームを提供すると発表したメタリアル<6182>が24%高のストップ高となった。また、3月末を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したINFORICH<9338>が16%高のストップ高となった。時価総額上位銘柄ではビジョナル<4194>やそーせい<4565>などが堅調に推移、値上がり率上位には、Unipos<6550>、KIYOラーニング<7353>などが顔を出した。一方、今期増収増益トレンド継続も材料出尽くし感が広がったハウテレビジョン<7064>が13%安で値下がり率トップに、前日に続いて利食い売りが優勢となったTORICO<7138>が10%安となった。また、東証による信用取引の規制措置強化を嫌気されたnote<5243>が5%安となった。時価総額上位銘柄では、M&A総合研究所<9552>やTKP<3479>などが軟調に推移、値下り率上位には、ピアズ<7066>、大泉製作所<6618>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、そーせい、フリー<4478>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 776.34↓ (23/03/09 15:00)
前日比 +2.52 (+0.33%)
始値 775.31 (09:00) 前日終値 773.82 (23/03/08)
高値 778.50 (09:04) 年初来高値 794.65 (23/02/09)
安値 769.36 (10:53) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,825.52↑ (23/03/09 15:00)
前日比 +8.79 (+0.48%)
始値 1,820.36 (09:00) 前日終値 1,816.73 (23/03/08)
高値 1,825.52 (15:00) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,818.67 (11:18) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 17.94↓ (23/03/09 15:20)
前日比 +0.62 (+3.58%)
始値 17.81 (09:00) 前日終値 17.32 (23/03/08)
高値 18.17 (09:22) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 17.64 (10:10) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:上昇、株価堅調も警戒感は継続16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+0.62(上昇率3.58%)の17.94と上昇した。なお、高値は18.17、安値は17.64。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、明日に日銀金融政策決定会合の結果公表や2月の米雇用統計の発表を控え、これらに対する警戒感があり、市場心理は改善しにくかった。また、日経225先物は昨日までの4日続伸で900円上昇しており、目先的な過熱感も意識された。こうした中、日経225先物は取引開始後も概ね底堅く推移したが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは継続し、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。
日経平均先物
現在値 28,620.00↑ (23/03/09 06:00)
前日比 +200.00 (+0.70%)
高値 28,640.00 (20:10) 始値 28,430.00 (16:30)
安値 28,390.00 (17:12) 前日終値 28,420.00 (23/03/08)
TOPIX先物
現在値 2,064.00↑ (23/03/09 06:00)
前日比 +13.50 (+0.66%)
高値 2,064.00 (01:57) 始値 2,051.00 (16:30)
安値 2,048.50 (17:12) 前日終値 2,050.50 (23/03/08)
JPX日経400先物
現在値 18,595.00↑ (23/03/09 06:00)
前日比 +95.00 (+0.51%)
高値 18,595.00 (05:49) 始値 18,485.00 (16:30)
安値 18,460.00 (17:12) 前日終値 18,500.00 (23/03/08)
東証マザーズ指数先物
現在値 777.00↓ (23/03/09 06:00)
前日比 +4.00 (+0.52%)
高値 778.00 (20:01) 始値 772.00 (16:30)
安値 771.00 (16:33) 前日終値 773.00 (23/03/08)
NYダウ先物 円建
現在値 32,738.00↓ (23/03/09 06:00)
前日比 -124.00 (-0.38%)
高値 32,932.00 (20:11) 始値 32,869.00 (16:30)
安値 32,630.00 (03:30) 前日終値 32,862.00 (23/03/08)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,630.00↑ (23/03/08 15:59 CST)
前日比 +425.00 (+1.51%)
高値 28,645.00 始値 28,175.00
安値 28,165.00 前日終値 28,205.00 (23/03/07)
SGX日経平均先物
現在値 28,605.00↑ (23/03/09 05:14 SGT)
前日比 +185.00 (+0.65%)
高値 28,640.00 始値 28,425.00
安値 28,390.00 前日終値 28,420.00 (23/03/08)
長期国債先物
現在値 146.870↑ (23/03/09 05:54)
前日比 +0.080 (+0.05%)
高値 146.910 (00:33) 始値 146.810 (15:30)
安値 146.780 (16:31) 前日終値 146.790 (23/03/08)
9日の日本国債市場概況:債券先物は146円50銭で終了17:22 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年3月限
寄付146円86銭 高値146円96銭 安値146円49銭 引け146円50銭
売買高総計5286枚
2年 446回 -0.022%
5年 156回 0.228%
10年 369回 0.499%
20年 183回 1.266%
債券先物3月限は、146円86銭で取引を開始。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下院証言での「利上げ加速はまだ決めていない」を受けてか、買いが先行し146円96銭まで上げた。その後、事実上の限月交代に絡んだといわれる動きや、あすの日銀金融政策決定会合の結果発表への警戒感から売りが優勢になり、146円49銭まで下げた。財務省の流動性供給入札の結果は無難との見方も、反応は特にみられなかったもよう。現物債の取引では、2年債、5年債、20年債が売られ、10年債が買われた。
<米国債概況>
2年債は5.05%、10年債は4.00%、30年債は3.90%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.69%、英国債は3.81%、オーストラリア10年債は3.70%、NZ10年債は4.51%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.011 (23/03/09 03:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り 0.201 (23/03/09 03:05)
前日比 +0.001
日本国債10年
年利回り 0.501 (23/03/09 03:05)
前日比 -0.004
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場は、まちまちとなった。米連邦準備制度
理事会(FRB)のパウエル議長によるタカ派的発言後、リスク回避の傾向が継続してい
る。
中国・香港株式市場は続落して終了した。2月の消費者物価指数(CPI)の伸びが
減速し、景気回復の弱さを示す結果となった。根強い地政学的緊張もリスク選好度の低下
につながった。
中国の食品・飲料株は0.8%、観光株は1.4%それぞ
れ下落した。
半導体株は続伸。電子材料メーカーの深セン市容大感光科技<300576.SZ
>によるフォトレジスト商品化の発表が好感された。同社の株式は前日に続いて一時20
%上昇した。
超伝導体株も技術革新の報道を受けて大幅高となった。
香港市場は通信株が2.2%上昇した一方で、不動産株が1.5%
安、生活必需品株が1.3%安となった。テクノロジー株は1.5%
下落した。
ソウル株式市場は2日続落。バッテリー関連銘柄の下げが目立った。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューション、サムスンSDI<006400
.KS>、SKイノベーションがそれぞれ2.31%安、2.92%安、3.5
1%安となった。
取引された933銘柄のうち、398銘柄が上昇した。
外国人投資家は9721億ウォン(7億3620万ドル)の売り越し。
シドニー株式市場は小幅反発して引けた。銀行株、ハイテク株が上昇したが、鉱業株
の下落で上値が抑えられた。
鉱業株指数は1.0%安。リオ・ティント、BHPグループ<BHP.AX
>が下げを主導した。
一方、市場は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が8日に行った、2日目の
議会証言を消化した。パウエル氏は、インフレ抑制のため、従来予想より大幅な利上げが
必要になる可能性があるとの見解を改めて示した。
現在は、10日発表の2月の米雇用統計が注目されている。
銀行株指数は0.6%高。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)に
よる0.25%の利上げ決定を受け、4大銀行中3行が住宅ローン金利の引き上げを決め
た。
ハイテク株指数は2.7%高。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3276.0937 - 7.1542 - 0.22 3285.9427 3289.0600 3259.9999
前営業日終値 3283.2479
中国 CSI300指数 4019.851 -14.257 -0.35 4035.843 4043.849 4000.890
前営業日終値 4034.108
香港 ハンセン指数 19925.74 -125.51 -0.63 20082.42 20157.24 19907.58
前営業日終値 20051.25
香港 ハンセン中国株指数 6649.63 -77.55 -1.15 6727.15 6751.96 6645.09
前営業日終値 6727.18
韓国 総合株価指数 2419.09 -12.82 -0.53 2440.79 2444.20 2416.25
前営業日終値 2431.91
台湾 加権指数 15770.66 -47.54 -0.30 15827.98 15878.75 15770.66
前営業日終値 15818.20
豪 S&P/ASX指数 7311.10 +3.30 +0.05 7307.80 7328.50 7289.90
前営業日終値 7307.80
シンガポール ST指数 3214.51 -12.35 -0.38 3227.21 3232.28 3211.03
前営業日終値 3226.86
マレーシア 総合株価指数 1449.53 -5.13 -0.35 1454.82 1455.12 1448.45
前営業日終値 1454.66
インドネシア 総合株価指数 6799.795 +23.425 +0.35 6776.370 6824.664 6776.37
前営業日終値 6776.370
フィリピン 総合株価指数 6609.27 -102.22 -1.52 6711.11 6711.11 6609.27
前営業日終値 6711.49
ベトナム VN指数 1055.95 +6.77 +0.65 1049.18 1060.56 1049.18
前営業日終値 1049.18
タイ SET指数 1614.22 +1.62 +0.10 1615.27 1621.88 1608.41
前営業日終値 1612.60
インド SENSEX指数 59806.28 -541.81 -0.90 60467.09 60467.09 59750.53
前営業日終値 60348.09
インド NSE指数 17589.60 -164.80 -0.93 17772.05 17772.35 17573.60
前営業日終値 17754.40
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▼0.25%11,826.15-29.39H:11,878.71L:11,793.6403/09
[CFD] 日本 日経平均28,542.20日経比:-80▼0.28%H:28,636L:28,36923:42
中国 上海B株▲0.19%297.16+0.55H:297.25L:296.0803/09
中国 上海A株▼0.22%3,434.02-7.49H:3,447.62L:3,417.1203/09
中国 深セン成分▼0.16%11,579.99-18.29H:11,637.03L:11,525.2303/09
中国 深センB株▲0.17%1,214.42+2.04H:1,216.79L:1,210.0203/09
中国 深センA株▼0.08%2,210.82-1.66H:2,218.16L:2,198.9303/09
[CFD] HangSeng サンデー19,813.90指数比:-111▼0.56%H:20,156L:19,75923:42
香港 レッドチップ指数▼1.03%4,003.23-41.70H:4,060.10L:3,998.0703/09
9日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で4日続落、消費関連に売り16:52 配信フィスコ
9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.15ポイント(0.22%)安の3276.09ポイントと小幅ながら4日続落した。
前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国の内需不振や、米利上げペース再加速の警戒感が重しとなっている。また、2月の中国物価統計が朝方公表され、中国景気の回復遅れが連想された。消費者物価指数(CPI)は前年同月比プラス1.0%となり、上昇率は市場予想(1.9%)以上に前月実績(2.1%)から鈍化。生産者物価指数(PPI)はマイナス1.4%となり、下落率は市場予想(マイナス1.3%)と前月実績(マイナス0.8%)を上回っている。
ただ、中国の政策期待を支えに下値は限定的。開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、大規模な景気刺激策は期待できないものの、的を絞った支援策が徐々に明らかにされると予想されている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、消費関連の下げが目立つ。酒造の舎得酒業(600702/SH)が4.3%安、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.7%安、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が2.1%安、家電の海爾智家(600690/SH)と免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)がそろって1.7%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が1.1%安で引けた。 素材株もさえない。ポリウレタンの万華化学集団(600309/SH)が1.9%、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が1.7%、非鉄の中国アルミ(601600/SH)が1.1%、鉄鋼の宝山鋼鉄(600019/SH)が1.0%ずつ下落した。金融株、不動産株、公益株、インフラ関連株、軍事関連株、空運株なども売られている。
半面、ITハイテク株は高い。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が5.5%、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)と金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)がそろって1.8%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が1.6%ずつ上昇した。当局は「デジタル中国」を推進していくスタンスを鮮明化していることもあり、産業支援策の期待も高まっている。通信・メディア株、医薬品株、エネルギー株、海運株も買われた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.55ポイント(0.19%)高の297.16ポイント、深センB株指数が2.04ポイント(0.17%)高の1214.42ポイントで終了した。
9日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で3日続落、中国内需銘柄に売り18:00 配信フィスコ
9日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比125.51ポイント(0.63%)安の19925.74ポイントと3日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.55ポイント(1.15%)安の6649.63ポイントと4日続落した。売買代金は1029億3070万香港ドルに縮小している(8日は1174億7870万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米金融政策の不透明感や、中国の内需不振が重しとなった。米国では労働市場の底堅さを裏付ける指標が相次ぎ、米連邦準備理事会(FRB)は利上げペースを再び加速させるとの不安感が広がっている。中国では2月の物価統計が朝方公表され、景気の回復遅れが連想された。消費者物価指数(CPI)は前年同月比プラス1.0%となり、上昇率は市場予想(1.9%)以上に前月実績(2.1%)から鈍化。生産者物価指数(PPI)はマイナス1.4%となり、下落率は市場予想(マイナス1.3%)と前月実績(マイナス0.8%)を上回っている。中国の経済政策が期待される中、指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、結局、引けにかけて下落の勢いが増した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの華潤万象生活(1209/HK)が4.7%安、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が4.5%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.9%安と下げが目立った。
セクター別では、レストランチェーンなど外食関連が安い。上記した海底撈国際のほか、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が7.0%、九毛九国際HD(9922/HK)が4.8%、奈雪的茶HD(2150/HK)が3.8%、海倫司国際HD(9869/HK)が3.7%ずつ下落した。
家電やスポーツ用品の中国消費セクターもさえない。海爾智家(6690/HK)が2.6%安、海信家電集団(921/HK)が2.3%安、創維集団(751/HK)が1.2%安、361度国際(1361/HK)が2.8%安、中国動向(3818/HK)が1.4%安で引けた。
半面、海運セクターは高い。中遠海運能源運輸(1138/HK)が12.5%、太平洋航運集団(2343/HK)が4.8%、東方海外(316/HK)が3.5%ずつ上昇した。そのほか、港湾運営大手の中遠海運港口(1199/HK)が2.4%高、コンテナ製造大手の勝獅貨櫃(716/HK)が1.5%高と値を上げている。
一方、本土市場は小幅に4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の3276.09ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。素材株、金融株、不動産株、公益株、インフラ関連株、軍事関連株、空運株なども売られた。半面、ITハイテク株は高い。通信・メディア株、医薬品株、エネルギー株、海運株も買われた。