【フラワーC】エミュー、不良馬場ものともせず断トツ上がりで差し切り勝ち 桜花賞挑戦も決定 : 2023年3月19日 7時0分スポーツ報知https://t.co/yAVjNAh5Ns
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◆第37回フラワーC・G3(3月18日、中山競馬場・芝1800メートル、不良)
第37回フラワーC・G3(中山)は2番人気のエミュー(Mデムーロ)が大外一気の差し切り。桜花賞(4月9日、阪神)に名乗りを上げた。
414キロの小柄な牝馬が弾丸のように大雨を切り裂いた。エミューは道中で15番手を追走。Mデムーロが「馬の気持ちを大事にしようといったけど、思ったより後ろになってしまった」と振り返るように、不良馬場では不利な位置取りだった。
それでも、徐々にポジションを上げ4角で大外へ。鞍上のゲキに応え、グングンと末脚を伸ばすと、ライバルたちをごぼう抜きにした。上がり3ハロン36秒3は、この馬場で抜けて速い数字。これには数々の名馬の背中を知る名手も「全然違う脚を使ってくれた。ちっちゃい馬だけど意外に心は大きいね」と声を弾ませた。
この勝利で、桜花賞への挑戦も決定した。外回りで直線の長い桜の舞台なら、タイトル獲得のチャンスは十分にあるはず。小さなプリマドンナへの道のりは始まったばかりだ。(角田 晨)
◆エミュー 父ハービンジャー、母スーリール(父スペシャルウィーク)。美浦・和田正一郎厩舎所属の牝3歳。北海道新冠町・ノースヒルズの生産。通算6戦3勝。総獲得賞金は5530万4000円。重賞初勝利。馬主は(株)ノースヒルズ。
【ファルコンS】8番人気タマモブラックタイが重賞初制覇 角田晃一調教師「NHKマイルCを目指していこうかな」 : 2023年3月19日 6時40分スポーツ報知 https://t.co/gzvM04DVw0
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◆第37回ファルコンS・G3(3月18日、中京競馬場・芝1400メートル、重)
第37回ファルコンS・G3は18日、中京競馬場で行われ、タマモブラックタイ(幸)が先行策から抜け出し、重賞初制覇を飾った。
しぶとく勝負根性を発揮した。最内の狭いスペースを割り、先頭に立ったタマモブラックタイが幸の左ムチに応え、カルロヴェローチェの追い上げを鼻差封じた。8番人気をあざ笑う勝利で、3連単83万円超の波乱を演出。「よくしのいでくれた」と鞍上もパートナーの踏ん張りをたたえた。
スタートを決め、好位を追走。手応え良く4角を回り、重馬場を苦にすることなく力強く脚を伸ばした。兄・大和(サトノグレイト=10着)と弟・大河(ウメムスビ=14着)の角田兄弟による重賞初対決でもあった一戦で、父親の“威厳”を見せたのが角田調教師だ。「(稍重の)小倉も勝っているし、こういう馬場が得意なんじゃないかな」と2戦連続で雨馬場が追い風になった勝利を冷静に分析した。
「夢があるならNHKマイルC(5月7日、東京)を目指していこうかな」と次走にG1の大舞台を挙げたトレーナー。幸も「パンパンの馬場でどれくらいやれるか」と先を見据える。1ハロン延長、高速決着への対応がカギになることは確かだが、三たび天候に恵まれれば再度の激走があっても驚けない。(戸田 和彦)
◆タマモブラックタイ 父デクラレーションオブウォー、母タマモイヤリング(父ブラックタイド)。栗東・角田晃一厩舎所属の牡3歳。北海道新冠町・対馬正氏の生産。通算7戦3勝。総獲得賞金は6392万7000円。重賞初勝利。馬主はタマモ(株)。