【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(13日の動き) | NHK 2023年9月13日 20時07分
プーチン大統領とキム総書記による首脳会談 一連の日程終える
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記による首脳会談が、13日ロシア極東にあるボストーチヌイ宇宙基地で行われました。
日本時間の午後2時半ごろからはじまった両首脳による会談では、プーチン大統領が冒頭「もちろん経済協力や人道問題、地域情勢について話し合う必要がある」と述べました。
これに対してキム総書記はロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを念頭に「ロシアはいま、覇権主義的な勢力と対じし、みずからの権利と安全や利益を守るために正義の偉業を進めている」と支持する考えを伝えました。
首脳会談は、通訳だけを交えた1対1の形式も含めておよそ2時間行われ、続いてプーチン大統領は、キム総書記を招いて開いた公式の夕食会であいさつし北朝鮮との関係の重要性を強調しました。
ロシアの国営メディアによりますと、日本時間の午後6時半ごろ、両首脳はおよそ5時間にわたる一連の日程を終え、キム総書記はプーチン大統領に見送られて車で宇宙基地の施設から出発したということです。
両首脳は、軍事技術協力の拡大などを協議したとみられ、関係国は軍事的な連携を一段と深める両国の動きを注視しています。
ロシア国防省「ウクライナ軍の攻撃で艦船2隻が被害」
ロシア国防省は13日、一方的に併合しているウクライナ南部クリミアの軍港都市セバストポリにウクライナ軍が巡航ミサイル10発と無人艇3隻による攻撃を行い、修理中の艦船2隻が被害を受けたと発表しました。
地元のロシア側のトップは、SNSに24人がけがをしたと投稿しています。
ウクライナ空軍の司令官はSNSに港のような場所で火の手があがっている写真とともに「空軍のパイロットのすばらしい戦果に感謝する」と投稿し、攻撃への関与を示唆しました。
ロイター通信はウクライナ国防省の情報総局の報道官の話として、ロシア軍の大型の揚陸艦のほか潜水艦に被害を与えたと伝えています。
クリミアの奪還も掲げるウクライナ軍は、ロシア軍の施設に対する攻撃を強化しているものとみられます。
ロシア軍による無人機攻撃 ドナウ川沿岸で7人けが
ウクライナ側は南部オデーサ州などにロシア軍による無人機攻撃があり、イラン製の無人機44機のうち32機を迎撃したと発表しました。
オデーサ州の知事によりますとこの攻撃でドナウ川沿岸のイズマイルとレニで港湾施設などが被害を受け、7人がけがをしたということです。
ウクライナは農産物の輸出のために黒海の代わりにドナウ川を利用していますが、ロシアは川沿いの港湾施設を繰り返し攻撃しています。
ロシア 北朝鮮と軍事協力拡大などで合意へ 13日にも首脳会談
ロシアのプーチン大統領は、極東を訪問している北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と13日にも首脳会談を行うとみられます。ウクライナ侵攻で兵器や武器の不足が指摘されるなか、ロシアの外交筋は、プーチン大統領がキム総書記との間で、軍事技術協力の拡大などで合意する見通しだと明らかにしました。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記を乗せた専用列車は12日、国境を越えてロシアに入った後、北上していて、ロシアの鉄道関係者によりますと、列車は、極東のアムール州に向かうということです。一方、ロシアのプーチン大統領は、アムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地を訪問すると明らかにしていて、13日にも宇宙基地で首脳会談が行われるのか関心が集まっています。
ウクライナ侵攻のいっそうの長期化にも備えて、砲弾など大量の武器が必要なロシアと、軍事的な先端技術の支援を求めるとされる北朝鮮が、今回の首脳会談をきっかけに連携を一段と強める可能性があり、欧米側は会談の内容を注視しています。
G7外相「断固非難」ロシアの“ウクライナ4州の選挙活動”
ロシアでは今月、統一地方選挙が行われ、ロシアが去年9月に併合を一方的に宣言したウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南部のザポリージャ州とヘルソン州の4つの州でも選挙だとする活動が強行されました。
これについてG7の外相は日本時間の12日、声明を発表しました。声明では「これら偽りの『選挙』は、ウクライナの独立、主権および領土の一体性、国連憲章のさらなる侵害であり、断固として非難する」としています。
その上で「われわれはロシアの不当な主張を決して認めず、すべての国に対し、断固として拒否するよう求める。われわれはウクライナの人々とともにあり必要とされる限りウクライナが求める財政的、人道的、安全保障的、および外交的支援を引き続き提供する」としています。
プーチン大統領とキム総書記による首脳会談 一連の日程終える
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記による首脳会談が、13日ロシア極東にあるボストーチヌイ宇宙基地で行われました。
日本時間の午後2時半ごろからはじまった両首脳による会談では、プーチン大統領が冒頭「もちろん経済協力や人道問題、地域情勢について話し合う必要がある」と述べました。
これに対してキム総書記はロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを念頭に「ロシアはいま、覇権主義的な勢力と対じし、みずからの権利と安全や利益を守るために正義の偉業を進めている」と支持する考えを伝えました。
首脳会談は、通訳だけを交えた1対1の形式も含めておよそ2時間行われ、続いてプーチン大統領は、キム総書記を招いて開いた公式の夕食会であいさつし北朝鮮との関係の重要性を強調しました。
ロシアの国営メディアによりますと、日本時間の午後6時半ごろ、両首脳はおよそ5時間にわたる一連の日程を終え、キム総書記はプーチン大統領に見送られて車で宇宙基地の施設から出発したということです。
両首脳は、軍事技術協力の拡大などを協議したとみられ、関係国は軍事的な連携を一段と深める両国の動きを注視しています。
ロシア国防省「ウクライナ軍の攻撃で艦船2隻が被害」
ロシア国防省は13日、一方的に併合しているウクライナ南部クリミアの軍港都市セバストポリにウクライナ軍が巡航ミサイル10発と無人艇3隻による攻撃を行い、修理中の艦船2隻が被害を受けたと発表しました。
地元のロシア側のトップは、SNSに24人がけがをしたと投稿しています。
ウクライナ空軍の司令官はSNSに港のような場所で火の手があがっている写真とともに「空軍のパイロットのすばらしい戦果に感謝する」と投稿し、攻撃への関与を示唆しました。
ロイター通信はウクライナ国防省の情報総局の報道官の話として、ロシア軍の大型の揚陸艦のほか潜水艦に被害を与えたと伝えています。
クリミアの奪還も掲げるウクライナ軍は、ロシア軍の施設に対する攻撃を強化しているものとみられます。
ロシア軍による無人機攻撃 ドナウ川沿岸で7人けが
ウクライナ側は南部オデーサ州などにロシア軍による無人機攻撃があり、イラン製の無人機44機のうち32機を迎撃したと発表しました。
オデーサ州の知事によりますとこの攻撃でドナウ川沿岸のイズマイルとレニで港湾施設などが被害を受け、7人がけがをしたということです。
ウクライナは農産物の輸出のために黒海の代わりにドナウ川を利用していますが、ロシアは川沿いの港湾施設を繰り返し攻撃しています。
ロシア 北朝鮮と軍事協力拡大などで合意へ 13日にも首脳会談
ロシアのプーチン大統領は、極東を訪問している北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と13日にも首脳会談を行うとみられます。ウクライナ侵攻で兵器や武器の不足が指摘されるなか、ロシアの外交筋は、プーチン大統領がキム総書記との間で、軍事技術協力の拡大などで合意する見通しだと明らかにしました。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記を乗せた専用列車は12日、国境を越えてロシアに入った後、北上していて、ロシアの鉄道関係者によりますと、列車は、極東のアムール州に向かうということです。一方、ロシアのプーチン大統領は、アムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地を訪問すると明らかにしていて、13日にも宇宙基地で首脳会談が行われるのか関心が集まっています。
ウクライナ侵攻のいっそうの長期化にも備えて、砲弾など大量の武器が必要なロシアと、軍事的な先端技術の支援を求めるとされる北朝鮮が、今回の首脳会談をきっかけに連携を一段と強める可能性があり、欧米側は会談の内容を注視しています。
G7外相「断固非難」ロシアの“ウクライナ4州の選挙活動”
ロシアでは今月、統一地方選挙が行われ、ロシアが去年9月に併合を一方的に宣言したウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南部のザポリージャ州とヘルソン州の4つの州でも選挙だとする活動が強行されました。
これについてG7の外相は日本時間の12日、声明を発表しました。声明では「これら偽りの『選挙』は、ウクライナの独立、主権および領土の一体性、国連憲章のさらなる侵害であり、断固として非難する」としています。
その上で「われわれはロシアの不当な主張を決して認めず、すべての国に対し、断固として拒否するよう求める。われわれはウクライナの人々とともにあり必要とされる限りウクライナが求める財政的、人道的、安全保障的、および外交的支援を引き続き提供する」としています。