金庫の生活保護費 30万円余無くなる 東京 世田谷区役所 NHK 2025年2月25日 18時25分
東京 世田谷区役所で去年、生活保護費として支給するため、金庫に保管していた現金30万円余りが無くなっていたことがわかりました。区は警察に被害届を出すとともに、今後、現金の管理をしていた担当者3人に損害賠償請求を行い、処分も検討することにしています。
世田谷区によりますと、去年1月末、区の支所で保管していた4か月分の生活保護費、現金30万4370円が入ったケースが、金庫からなくなっていることに担当の職員が気付きました。
生活保護費は連絡が取れなかった受給者1人に支給するためのもので、区は警察に被害届を出し、警察が捜査しています。
通常、支給しなかった生活保護費は区の会計に戻すことになっていますが、担当の係長が受給者と連絡が取れ次第、すぐに支給できるよう、同じ名字の印鑑を押して領収書を勝手に作成し、支給したことにしていたということです。
また、担当課では現金の管理簿も作成していなかったうえ、手提げ金庫の鍵は壊れて施錠できない状態だったということです。
区の監査委員はこのほど「非常にずさんな現金管理が日常的に行われていた」と認定し、区に改善を勧告しました。
区は今後、支所の保健福祉センター所長と担当の係長2人の合わせて3人に対し損害賠償請求を行うとともに、処分も検討することにしています。
関係者によりますと、現金を紛失したのは烏山総合支所保健福祉センターの生活支援課で、保坂展人区長は「大変重く受け止めている。おわび申し上げたい」と話しています。
東京 世田谷区役所で去年、生活保護費として支給するため、金庫に保管していた現金30万円余りが無くなっていたことがわかりました。区は警察に被害届を出すとともに、今後、現金の管理をしていた担当者3人に損害賠償請求を行い、処分も検討することにしています。
世田谷区によりますと、去年1月末、区の支所で保管していた4か月分の生活保護費、現金30万4370円が入ったケースが、金庫からなくなっていることに担当の職員が気付きました。
生活保護費は連絡が取れなかった受給者1人に支給するためのもので、区は警察に被害届を出し、警察が捜査しています。
通常、支給しなかった生活保護費は区の会計に戻すことになっていますが、担当の係長が受給者と連絡が取れ次第、すぐに支給できるよう、同じ名字の印鑑を押して領収書を勝手に作成し、支給したことにしていたということです。
また、担当課では現金の管理簿も作成していなかったうえ、手提げ金庫の鍵は壊れて施錠できない状態だったということです。
区の監査委員はこのほど「非常にずさんな現金管理が日常的に行われていた」と認定し、区に改善を勧告しました。
区は今後、支所の保健福祉センター所長と担当の係長2人の合わせて3人に対し損害賠償請求を行うとともに、処分も検討することにしています。
関係者によりますと、現金を紛失したのは烏山総合支所保健福祉センターの生活支援課で、保坂展人区長は「大変重く受け止めている。おわび申し上げたい」と話しています。