本当なら,今日は一日仕事だった。
いろいろな事があって、午前中で仕事が終わった。
そして、曇天ではあるがどうにか晴れている。
「どうしようか。」「今からでも遅くはないだろう。」「多分満開のはずだ!」
「今週末も雨模様だ。」「あと2週間は持たない。」「登山靴は、車に積んでいる。」
ということで、前回に続いて井原の水無に向かった。
前回はというと、雨の日曜日だった。それはそれで満足の一時ではあったのだが、やはり沢にあふれるばかりの「ニリンソウ」に会いたい。
キトク橋の駐車場には車が多く止まっている。やはりね。この晴れの日を逃さないよなー。
私はというと、前回同様、水無の方まで上がる。林道に出たところで、全面交通止め。ここで、靴を履き替えて水無登山口まで10分。
今日は晴れた中この道を歩いている。
山桜もはっきりと見える。
水無の登山口から入ってすぐ,大きな「イチリンソウ」がお出迎え。
三日前はこの姿はなかった。
少し心が弾んでくるのを感じる。「いいぞ,いいぞ!」
またまた「イチリンソウ」だ!それも3兄弟。
「ヤマネコノメソウ?」に取り囲まれた「イチリンソウ」
今日はもう一つ目的があった。「トウゴクサバノオ」だ。私は井原では2ヶ所しかその場所を知らない。今日歩くところに一ヶ所ある。そして目をこらした。
「うぅーん!」残念ながら,半開きの状況だった。
2年前にパチリとしたのがこれ。
可憐で味わい深い小さな花。「まぁ,仕方ないな。」
10日後にはこの沢を覆い尽くすであろう「コンロンソウ」が着実に背を高めている。
で,「ニリンソウ」はというと,
素晴らしい!
こんな景色にはめったに会うとができない。
その他にも 「コガネネコノメソウ」
「ツクシタニギキョウ」
井原では初めて見た「ツクバネソウ」
「コチャルメルソウ」
何度見ても不思議な形をしている「ヤマエンゴサク」
これはジロボウとの合わさったような色合いだ。
「ヤマネコノメソウ」?
さあ,そろそろ一番のお気に入りのところに向かおう。
前回と違って,満開の「ニリンソウ」のお迎えだ! 密かに,「やった!」
時にはこんな場面を切り取れる。
ゆっくりとした時間が流れる。沢筋をかえると,誰もいない。
今この谷は「ニリンソウ」がすべてを圧倒している。
「ニリンソウ」に囲まれた「ツクバネソウ」もいい。
おっと!4時になった。そろそろ帰らなくっちゃ。
登山口のところで迎えてくれたイチリンソウは少し花びらを閉じている。
3兄弟もお別れの挨拶をしているようだ。
名残はつきないが、帰路についた。また来年もよろしく。
帰り道の途中、ふと目についたので。オドリコソウ
次は、祖母山系の「アケボノツツジ」。そろそろ咲き始めていることだろう。
ありがとうございます!!