
深田久弥は「日本百名山」で「白山」を次のように書いている。
「 日本人は大ていふるさと(故郷)の山を持っている。
山の大小遠近はあっても、故郷(ふるさと)の守護神のような山を持っている。
そして、その山を眺めながら育ち成人して故郷を離れても、
その山の姿は心に残っている。
どんなに世相が変わってもその山だけは、
昔のままで“あたたかく”故郷の人を迎えてくれる。
私の故郷の山は白山(はくさん)であった。
それは名の通り1年の半分は白い山であった。
主峰の御前(ごぜん)と大汝(おおなんじ)を、
均衡のとれた形で眺め得るのみでなく、白山の持つ高さと拡がりを最も確かに、
最も明らかに認め得るのは、私の町の付近からであった。
夕方日本海に沈む太陽の余映を受けて、白山が薔薇色に染まるひと時は、
美しいものの究極であった。
みるみるうちに薄鼠に暮れて行くまでの、暫くの間の微妙な色彩の推移は、
この世のものとは思われなかった。」
今回、「白山」を登るにあたって少し調べてみた。
「結構いい山なんだね!」というのが実感だ。
同行のYさんが、「御前峰だけでなく大汝峰も是非登りましょう!」と言っていたので、
私としても、体力が許せばご希望に添いたいとは思っているが、果たしてどうなるか?
私は、まだGPSを持っていないので、ルートは写真で紹介したい。(遅れてるね!)

前回は、砂防新道の別当覗(1750)の上までだったので、
今日はその続きからのスタート。砂防新道にはたくさんの花たちが咲き誇っていた。

8:40 甚之助避難小屋(1960)に到着。どうにか700は登ってこれた。

猛暑の中、登山路の花に癒されつつどうにか後500になった。
ヨツバシオガマ

ミヤマアキノキリンソウ

シナノオトギリ

そして朝露に濡れたハクサンフウロ

こちらは初めてのミヤマダイモンジソウ

ミヤマキンポウゲ

カラマツソウ

そしてオタカラコウ

南竜道分岐(2100)を過ぎて、黒ボコ岩への巻き道にはいると、
まずイブキトラノオがお出迎え。

なんでかはわからないがニッコウキスゲ

いつも楽しみにしているシナノキンバイ

コバイケイソウの花に癒され、まだがんばっている。

とも言えないかな!だいぶお疲れモード!

ヤマハハコ

シモツケソウ

今回の白山では何度となく遭遇したアサギマダラ

ミソガワソウ?

そして、やっと黒ボコ岩手前の「延命水」にたどり着いた。

当然Yさんは先に行っている。

黒ボコ岩が見えてきた。え!岩の上でこちらを見ているのは?

「先輩!大丈夫ですか?だいぶ待ちましたよ!」だって!

10:27 ようやく黒ボコ岩(2320)にたどり着いた。

山ガールを真似してYさんもポーズ!

私は疲れているので、いいと言うが、Yさんが許さない!

さぁ、後はわずかな登りだけだ!がんばろう!

白山室堂に向けて弥陀ヶ原を進む!

ここで、ものすごく楽しみにしていた「クロユリ」が突然現れた。

以前にも書いたけど、「クロユリ」には特別の思い入れがある。
まだ、17歳の夏、双六池の畔でひっそりと咲いているのが最初の出合だった。
その後、何度もあっているのだが、「クロユリ」に出会う度に感動する。
今回の目的の一つが達成できた。後は、先へ進むだけ。

11:25 そして、とうとう白山室堂(2450)に到着。

取りあえず、缶ビールで乾杯をし、Yさんはアルプス展望台へ、
私は、周辺の花散策へと別行動にした。
室堂小屋で休憩している人に、アサギマダラがまとわりついていた。

そして付近を散策していると、そこら中がお花畑!
「クロユリ」が数多く咲いている。


「クロユリ」のあまりの多さにただただ唖然!

コイワカガミ

ハクサンコザクラ

シナノオトギリ

ミヤマタンポポ

イワギキョウ

ハクサンフウロ

白のハクサンフウロ

コバイケイソウ

ネバリノギラン

などと、周辺の花散策をした後、夕食を食べた。
少しうとうとしたが、
夕焼けがきれいだったので、パチリとしにいった。



後ろを振り返れば、「お月様」。

やっと長い一日が終わった。明日もまた、割とハードな行程が待っている。(次回へと続く)
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