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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

御前岳から釈迦岳をガッツリ歩く!(驚きのマンサクロードに出会えて!)

2019年03月27日 | 山登り

-3月24日(日)-


そろそろ本格的な山シーズンがはじまった。

この冬は、雪が降らなかったこともあり、また、「鳥見」に精を出していたので、
普段にまして山歩きがとても少なかった。

それで、久しぶりに少しだけ鍛錬も兼ねて、「御前岳~釈迦岳」をチョイスした。
加えて、出来るならば「途或花」も探してみたい。

ということで、いつものYさんとAさんと私の3人。

6時半には家を出て、順次拾って、7時半過ぎには太宰府から高速に。

広川インターで高速を下り、黒木を通って杣の里の登山口へ。


9:40 準備を済ませて出発。



横目に滝などを見ながらゆっくりと歩いていく。



早速、「エイザンスミレ」が登場。



おっと!この花芽は?



などと、渓流沿いの歩きを楽しんでいると、



階段も出てきた。中々登山路は整備されている。


今日は、「途或花」も探さなくてはいけないので、



あっちを覗いたり、この花のお仲間なんだが、



「サバノオ」を見つけたが、まだまだお休み中!



この葉っぱは?多分……



え-、「ハルトラノオ」も咲いているんだ!



水無ではまだまだだった「シロバナネコノメソウ」は満開!



超ゆっくりペースで登っていく。



「ハルトラノオ」は半端なく多い!



久住まで行かなくてもここで見れるんだ!



そうしていると、「サバノオ」がたくさん!



半開きのを見つけて、パチリ!



さらに進むと、辺りを覆いつくさんばかりの大群落!



御前岳も中々いいね!なんて思いながらさらに登っていく。



この辺りから、とっても急登になってきた。



やっとこさ登り上がると、絶景ポイントがあった。



そしてまた、急登!



息を切らせて登り上がり、ふと上を見ると、


「マンサク」が咲いていた!
「わぁー!」、思いもしない出会い!


あまり多くを期待してなかった山で、「マンサク」を見れるとは!
昨年、佐渡窪と立中山に登って感動したのを思い出させてくれた。


さぁ、御前岳にはもう少しだ。



11:47 御前岳頂上にとうちゃこ!



道草をしたこともあり、ちょうど豪華ランチの時間に!



こんな景色の中でのランチは、最高!



あまりの天気の良さに、「セオドシチョウ」(タテハチョウ科)?
成虫で越冬をするそうだ。


12:57 ゆっくり過ごした後、釈迦岳に向けて出発。



御前岳から釈迦岳の稜線は、秋の紅葉の時がとっても良いのだけれど、

この時期には、初めて歩くのだが、何と!



ところどころに、「マンサク」がきれいに咲いている!



こんなにも数が多いとは!


Yさんもあまりのきれいさに振り返る!


稜線には、昨日の悪天候の時のか雪が残っていた。



そして、釈迦岳が見えてきた。



「カンアオイ?」の花芽も出始め。



などと楽しんでいると、



「マンサク」の濃いいところに!



さらに先へと進むと、



またまた、「マンサク」の登場!



この稜線の「マンサク」は、あまり知られていないのかも?
私だけかも?


ここで「マンサク」を見られるということを心に深く刻んで、



ようやく、釈迦岳が近くに見えてきた。



最後の鎖場の急登を越えると、



13:43 釈迦岳にとうちゃこ!



さぁ、後はと言うと……



帰り道で、もう一つの出会いがあれば最高なんだけれど、思わず、

 汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる
 汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる

と、中原中也の詩が頭をよぎる。

そんなことを思っていると、


林道の釈迦岳登山口まで下りてきた。


さぁ、今からも楽しみなんだよね!



早速、御前岳の登りの時は開いていなかった「サバノオ」
きれいに花開いていた!


「シロバナネコノメソウ」だって
とっても輝いている!


「わさび」の花も!



などと、そこそこうれしいのだけれど、



「キブシ」などは見かけるが、



これは、「タチネコノメ」か?


今回は、中原中也さんとはお会いできないようだ。

その代わりと言っては何だけれど、


こんな花に出会った。

調べてみたけれど、ユキヤブケマンやツルケマンとは違うみたい。

取りあえず、「シロバナエンゴサク」と勝手に名付けようかな。


16:12 登山口まで戻ってきた。




絶好の登山日和に恵まれ、また、思いがけず「マンサク」にも、遭遇!

「途或花」には出会えなかったが、大満足の「御前・釈迦岳」だった。

多分、20数年前にも同じルートを歩いているのだが、季節が変わると、

また、全く違った山の姿を見せてくれるというのを実感した山歩きだった。

さぁ、次はどこのお山に行くか、迷ってしまう。



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