アンドロメダ座 M31/NGC205アンドロメダ銀河、M32、M110、NGC206
最悪の状況で、課題も沢山あるが、自己ベスト(^^;
画像イ、1分露出、76分のライブスタックFitsファイルから、少し右回転
(SiriL+StarNet(GHSよりarcsinh)、GraXpert(AI処理)で画像処理)
画像ロ、スクショを写真アプリで処理
(こちらは、館長が1番宇宙を感じるとした画像)
M31は距離約250万光年の渦巻銀河。見かけの等級4.2で目視可能(私もステラグラスを使って何回も見ている)。視直径は190分×60分で満月の約5倍。M32、M110など多くの伴銀河を持ち、40億年後に私たちの天の川銀河(Milky Way)に接近。その後20億年かけて、巨大な楕円銀河『ミルコメダ(Milkomeda)』を形成するか巨大な円盤銀河を形成すると予測されている。
9月13日金曜日(月齢10)快晴、世間さまではM31の観望が始まったばかりだが、メダカベヤ室内から観望するよしべやではM31の観望は終盤。焦ります(^^;
月齢10ということで、UV IRcutフィルターかCBPフィルターかの選択に悩み、他も最悪の状況でしたが、どうにかM31の全体を写すことができました。(^_^)/
(覚書)
1)『最悪の状況』①極軸合わせができない・・・室内からASIAIRのドリフト法で実施するため、北北東の山の上からスタートするのがベスト。これ以外だとローテーションで窓枠外に出てしまう可能性が高い。観望時間が早いのといつも雲が有り実施できず。観望後快晴で、PAやってみたら、相当ずれていた。
②ガイドがあばれる君・・・①が原因か?ガイドのキャリブレーションがほとんど失敗。試行錯誤を何回も繰り返し、黄道付近では成功することを発見。どうにか観測にこぎつけたが、ガイド性能悪し。いつもの3分露出から1分露出におとして観望を実施。
③月齢10、相当被ってます。テストと割り切りUV IRCutフィルターを選択。
④エアコンをかけていたが、窓開いているので、ASI585MCは36°Cオーバーを記録。途中から扇風機の風を当てる。32°Cまで下がるもまだまだ良いコンディションでは無かった。
2)『自己ベスト』①暗黒帯写っている。②M110よく写っている。③系外スタークラウドNGC206もハッキリクッキリ。M32がもう1つ。StarNetでM32が星に間違えられるので・・・苦労したというかあきらめた(^ ^;
もう1度満月明けに頑張ります。次はM31らしく斜めに写します。(^^;
画像ハ、SiriLによるアノテーション
(上から、M110、NGC206、M32)
画像ニ、ライブスタック終了後の画面
画像ホ、iステラHDによる観望位置
2024年9月13日午後8時頃、晴れ、月齢10
メダカ部屋観測所
アンドロメダ座 M31/NGC205 アンドロメダ銀河、他
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR+UV IRCutフィルター+iPadmini6
Area3840x2160、Gain=252、Exposure=60s×151frames、約32~36°C、ライブスタック
ダーク、フラット、バイアス補正あり
iPadmini6上でスクショ。写真アプリで処理。
Fitsファイルは、
GranXpertで、大きくCrop(非力なMacbookAir2019では、4K32bitsのFitsファイル処理は重荷な為)、Background Extraction(AI)、Denoising(AI)、Fitsファイル保存
SiniL+StarNetで画像処理(ストレッチはModefied arcsinh)、保存PNGファイルを写真アプリで調整。
参考資料等