よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録040(おとめ座M87楕円銀河~おとめ座A電波源)

2023-04-26 07:00:00 | M天体

4月22日快晴・大星夜 ベランダ観測所

おとめ座M87楕円銀河(電波銀河 おとめ座A電波源)

画像①(元画像②の中心部1/10程度のトリミング)

見た目は丸っこい銀河。巨大な楕円銀河に分類されるらしい。多くの楕円銀河の中心にはブラックホールがあるという。

そういえば、ウルトラマンの故郷になり損ねた銀河? 調べると確かにウルトラマンの故郷の設定がされていたらしいが、台本の誤植で、87が78に!(資料1、2)有名になり損ねた。

と思ったら、昔から、ジェットと呼ばれている銀河からの直線上の光条が出ていて有名だったらしい。FMA135ではもちろん写っていない。

さらに電波望遠鏡を用いた観測でM87方向から強い電波が観測され、その電波源は「電波銀河 おとめ座A」と名付けられた。その天体の故郷。(M87=おとめ座A と同一視する人も多いらしい。)

おとめ座Aは、M87の中心に存在する巨大ブラックホールに起因する。ジェットもこのブラックホールの活動によって起こっている。

そして、天文学者さんたちは、地球上の8つの電波望遠鏡を連携させ、仮想的に地球規模の大きさを持つ イベントホライズンテレスコープ(直訳 事象の地平線望遠鏡)を作り上げ、このブラックホールの写真を撮った。(資料7・8)

M87、ロマンの塊。凄い!

存在確認OK。

画像②

画像③(画像②の写野 Astrometry.netでの画像②のFITSファイル解析結果より)

参考資料

1)ブラックホールあるM87、元々はウルトラマンの故郷?-朝日新聞

2) M78星雲(ウルトラマンシリーズ) - Wikipedia

3)おとめ座-Wikipedia

4)M87 (天体) - Wikipedia

5)M87-天文学辞典

6)電波銀河-Wikipedia

7)史上初、ブラックホールの撮影に成功 ― 地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る | 国立天文台(NAOJ)

8) M87とおとめ座銀河団|国立天文台(NAOJ)

9)イベントホライズンテレスコープ-天文学事典

 

撮影データ画像②
2023年4月22日
ベランダ観測所
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター(PlayerOne)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでPNG2枚保存。
RGB24、Area2712x1538、Offset=20、Gain=300、Exposure=15s×20枚、25枚
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
ステライメージLiteで、前処理・加算コンポジット・画像調整。
Microsoftフォトで、回転視野調整トリミング・色・明るさ調整。
花子フォトレタッチ3にて、名称等記入。