よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録039(おとめ座 M104ソンブレロ銀河)

2023-04-25 07:00:00 | M天体

4月22日快晴・大星夜

おとめ座M104 ソンブレロ銀河(元画像の約10分の1 中央部分)

南米のカーボーイがかぶるソンブレロハットの形に似ていることから、名付けられた端正な形の銀河。

私には、スター・トレックでカーク船長の乗る宇宙船エンタープライズの円盤部分に見える。

昔は渦巻き銀河に分類されていが、スピッツアー宇宙望遠鏡の観測結果から、現代では楕円銀河の中心に円盤がある複雑な構造の銀河と考えられているらしい。

NHKの「銀河宇宙オデッセイ」(1990年)で映像を見て、端正な美しい姿に一目で魅了された。こんなに早く観測できるとは、FMA135・Neptune-CⅡありがとうの気分。

中西昭雄さんの本では、口径8cm~10cmでしっかり見てみたい。口径30cmなら迫力ある姿が見れるとある。

しかしここ数年の電視観望・・・凄い。FMA135は口径3cm。しっかりM104の存在確認ができた。

 

トリミング前の画像

 

(覚書)

1.春の午後9時頃のAZ-GTiの2スターアライメントについて

おとめ座スピカ・うしかい座アルクトゥールスを用いた2スターアライメントにより、M104をほぼ中心に導入できた。

2.惑星観測について

第1部金星の電視観望で、200枚の動画撮影を行ったため、50Gバイトを消費。BootCampのWindows10の容量127Gバイトの125Gバイトを消費。それを知らずに第2部・第3部の電視観望へ続けたため、多くの不都合が起きた。(因果関係は不明だが)

第2部のおとめ座電視観望で、CPU温度100度張りつきで熱暴走、マウスカーソールが揺れる。さらにAZ-GTiの乱調。M104の最後のPNGファイル保存できず。

第3部のこと座電視観望では、バッテリィーが0になり、シャットダウン。

惑星観望・撮影は十分考慮して行う必要あり。

 

参考資料

1)ソンブレロ銀河-Wikipedia

2)おとめ座-Wikipedia

3)銀河宇宙オディッセイ-Wikipedia

4)エンタープライズ (スタートレック) - Wikipedia

5)スピッツァー宇宙望遠鏡-Wikipedia

6)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

 

撮影データ
2023年4月22日
ベランダ観測所
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター(PlayerOne)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでPNG2枚保存。
RGB24、Area2712x1538、Offset=20、Gain=300、Exposure=15s×20枚、27枚
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
ステライメージLiteで、前処理・加算コンポジット・画像調整。
Microsoftフォトで、視野回転補正・色・明るさ調整。トリミング。