とうとう…
ミュージカル「キンキーブーツ」を観てきました。
素晴らしかったです。
2016年日本初演、2019年再演、
三浦春馬さんがしなやかで美しく魅力的なローラを演じた大人気のミュージカル。
私は初演も再演も観ることができず、ずっと動画を見続け、
次はぜったい三浦さんのローラを観たいと思っていたのですが叶いませんでした。
とても素晴らしい作品なのでいつか誰かが後を引き継いで3度目があると信じて待っていました。
今回、城田優さんがローラ役。
チケットの一般発売では残席が少なく争奪戦、その後 立見席が発売され人気の高さを実感。
次回は先行抽選に申し込みます…
舞台はイギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗靴工場。
父親が亡くなり靴工場を継ぐことになったチャーリー。
ところが工場は倒産寸前。
従業員のローレンから今と同じことをしていてもだめ、
新しい市場を開拓するべきだと言われ
ロンドンで出会ったドラァグクィーンのローラとブーツ作りを始めます。
男性の体重にも耐えられる丈夫でセクシーなドラァグクィーン用のブーツ。
ミラノの見本市に出し経営の立て直しを目指します。
保守的な従業員たちはドラァグクィーンのローラを受け入れません。
見本市を前にローラとチャーリーはお互いの考えが合わず言い合いをしてしまいます。
さぁ、見本市はどうなる…
差別、偏見をなくし、相手を受け入れ、お互いを認め合えば成功に近づいていける…
他の人と同じでなくても自分の個性で生きてみる、でも愛は忘れないで…
いろんなことを気づかせてくれる作品です。
今回は3階席2列目。
東急シアターオーブは縦に長い劇場なので3階席は不評なコメントを目にしますが
傾斜もあって前の人が邪魔になることもないし、
ステージがすごく遠いという感じもせず
私は見づらいとは感じませんでした。
ただ、前列との間隔が狭いので奥の席の人は出入りしづらいです。
シンディーローパーが担当した音楽は躍動感にあふれ、
気持ちがふっと上がって何度聴いても素晴らしく、ダンスシーンは圧巻。
ドラァグクィーン仲間のエンジェルスの皆さんはハイヒールをはいていてもダンスのキレがよく素敵。
歌&ダンスシーンでは手拍子でお客さんが温かい…
初演、再演がしっかり根付いている感じがしました。
1幕も2幕もあっという間。
カーテンコールが終わり公演終了の場内アナウンスが流れても拍手は止まず、
ローラとチャーリーがもう一度出てきてくれました。
(場内アナウンスが途中で切れました)
公演グッズをチェック。
ローラ、チャーリー、エンジェルスのキューピー人形。
どれが出るかはお楽しみ…でも残念ながら…Sold outでした。
男性の服を着たローラは少し自信なさげで寂しそうに見えるけれど
女装すると奔放で生き生きと輝きとても魅力的になります。
他の人と違うからと隠す必要はなく、自分を受け入れ輝ける生き方を。
でも、お互いに相手を認め、愛とやさしさは忘れないで、ローラみたいに。
Just be who you wanna be!
なりたい自分になりなさい!