四谷のしっぽ お散歩日和

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ミュージカル「スクルージ」を観てきました(日生劇場)

2022-12-25 15:19:11 | ミュージカル/演劇

年内のお仕事が落ち着いたので、

お休みを取って日生劇場に行ってきました。

市村正親さん主演 ミュージカル「スクルージ」

【舞台動画はこちら】

イギリスの作家チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』のお話。

クリスマスの名作。

平日昼間のミュージカル鑑賞、贅沢な時間。

今回はGC席(グランドサークル席 ※中2階にある座席)を取りました。

1階席と2階席の間にある席で、舞台より少し高いくらい。

俳優さんたちと同じくらいの目線の高さで見やすい席です。

2列しかないので圧迫感がなく居心地もよかったです。

  

ロンドンで金貸しを営むスクルージ、ケチで街の人たちから嫌われています。

「クリスマスなんてくだらない」とクリスマスの夜も借金の取り立てをし、

献金を拒み、甥のクリスマスパーティーの誘いも断ります。

クリスマスの夜、スクルージの家に3人の精霊が順番にやって来ます。

1人目は過去、2人目は現在、3人目は未来をスクルージに見せていきます。

過去では家族との楽しかったクリスマスパーティーを思い出し、

最愛の女性との悲しい別れを見つめ後悔の念にかられ、

本人も忘れていた思い出したくない様々な光景も見つめていきます。

現在では身近にいる人たちの抱えている事情を知り、

未来では誰かの死を喜んでいる街の人たちを見てそれが自分だと知ります。

現在に戻ってきたスクルージ、あれは夢だったのか…

でも今のまま生き続ければ、あの悲しい未来が待っている…

心を入れ替え、寄付をし、街の人たちにもプレゼントをし

過去は捨て、残りの人生を精一杯生きるのだと歌います。

 

シンプルなお話ですが人間の傲慢さ、愚かさ、弱さ、孤独が見えるようで

涙が出てしまいました。

 

市村正親さん、70代でいらっしゃるけれど声もしっかりしていて

ワイヤーで宙吊りになっても動きが若々しくて素晴らしかったです。

愛嬌のある憎めないスクルージでした。

天井から何かが降ってくるようなクリスマスキャロルの歌声に心が洗われました。

大人も子どもも楽しめる作品です。

日生劇場の向かいにある日比谷公園で開催されている

クリスマスマーケットに行ってみたら…

当日券50分待ち。

「寒い~」ということでくじけて帰ることに。

クリスマスピラミッド、外から写真だけ。

日比谷のイルミネーション。

色が変わります。

東京ミッドタウン日比谷

スノーマンの中で今年もサンタさんは大忙し。

年内で一度閉店、建て替えが決まっている

四谷の オテル・ドゥ・ミクニ本店

シンプルですが夜ライトが付くと輝いてとってもきれい。

今年見たクリスマスツリーで一番美しいです。

 

スクルージのように誰にでも人生で後悔していることがひとつはあると思います。

今さら…と思って今のまま生きるのか、

自らの過去を受け入れ、考え方を変え、限られた残りの人生を有意義なものにするのか、

クリスマスツリーを見つめていると過去、現在、未来、

不思議といろんな思いがめぐってきます。

 

皆さんにも穏やかな聖夜がやって来ますように…

メリークリスマス 

 


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