置き傘にした結末

2005-03-24 21:46:00 | 日記・エッセイ・コラム

カバンに入れていた折りたたみ傘を会社の机においてきてしまった。雨は降らないだろうと思ってのことだが、電車に乗っているときに降り始め、駅に降りた頃には本降りとなっていた。
なんてこったい。
家までは歩いて約12,3分。そこで選択肢は以下となる。



①そのまま濡れて帰る。
②安い傘を買う(400円)
③バスで帰る(210円)
④タクシーで帰る(680円)



タクシーを使えばほぼ濡れないが、乗り場へいってみると長蛇の列。しかも列の途中からは屋根がないので、傘を持ってないと結局濡れる。バスを使えば、降車するバス停から家までは3分ほどなので、いちばん手っ取り早いが、時刻表を確認すると30分待つ必要があった。傘を見に行ったが、安いビニール傘は売り切れ。他をさがすか、高い傘を買えばいいが、去年から突然の雨が多く、帰りに仕方なく買ったことがあったので気が引けた。(後々を考えると傘を買うのもいいのだが)



バスの時刻までコーヒーショップで時間をつぶすかと考えたが、コーヒー代を考えると割に合わない。ああ、なんで折りたたみ傘を置いてきたのだろう。カバンに常備してこそ意味のある折りたたみ傘なのに。。。



とごちゃごちゃ書いたが、結局そのまま歩いて帰ったのだった。たいして人通りもないので、ハンカチを頭にかぶり、マスクで固定。そんな格好でマンションまで歩いた(笑 マンションについたときは、ハンカチの水分はすでに飽和状態で、水を絞り出すことができた。



晩飯を食べ、シャワーを浴びた後、何気なく外を見てみると、満月に近い月が虹の輪を従え輝いていた。どうやら天気は、まさかの急速回復。どしゃ降りの中を歩いたのは、ついさっきの出来事だったのに、なんだか、私の記憶も急速に過去へ遠ざかったような気がした。



コメント
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