☆知床エクスペディションにて
そのタープはポールが2本で設営されていた。
新谷さんと
スタッフのIさん、Yさん、
Kくんのテントは
大型のとてもシンプルなタープだった。
そのタープはポールが2本で設営されていた。
タープの真ん中に1本、
出入り口に1本。
出入り口のポールは
夜は外されて、キツネが入らないように、閉じていたと思う。
食糧や調理器具も中に入れてあったので。
私は自分のことで精一杯だったためそのタープを設営する場面も
撤収する場面も
見ることが出来なかった。
なので
ポールが
海岸で拾ったものなのか、
持ってきたものなのかもわからない。
タープの裾には
かなり大きな石が置いてあった。
たまたま今回は風もなかったし
雨も降らなかったので
雨の場合も
海岸の石に直接スリーピングパッドを敷いて
その上で寝袋で寝るのだろうかもわからない。
寒くないのだろうか。
たぶん強風などで参加者のテントが
ダメになった時には
このタープで眠る必要があるため大きいのだと思う。
私のテントは
25年前に購入した登山用の吊り下げ式自立型テント。
本体の上にフライシートをかける。
たぶん風には弱いと思う。
私のテント、強風の時、どうしたら良いのか、きちんと考えておかなくては、と思う。
☆知床では夜は7時から寝て3時に起きるというリズムだった。
結局、一度も知床の夜の空を見ることがなかった。
夜空を見ようと思っていたことも忘れてしまっていた。
たぶんずっと曇りだったため
星は見えなかったと思うが、
月は見えたかもしれない。
☆焚き火は必需だった。
新谷さんは沸かした湯をボトルに入れて湯たんぽにしていた。
私のボトルは熱湯には耐えられない物を持って行ったため湯たんぽには出来なかった。
けれど
焚き火で適当な大きさの石を暖めて
それをカイロの代わりにできることがわかった。
ただ、石を火に直接あたるように入れると
割れてはねることがあったので
要注意だった。
☆全体的に私は自分のことで精一杯だったため
大量の食糧や共有の荷物をどうやって
カヤックに積み込んだのかも
わからない。
ヤカン2種(湯沸かし用とコーヒー用)
フライパン2つ
ご飯用のステンレス大型鍋1つ
汁物用アルミ大型鍋1つ
そのほか雪平鍋もボールもあった。
まな板は
ベニア板だった。
これらの物はカヤックの中に入らないため、
後ろに積んだ。
調味料もかなりバラエティに富んでいた。
肝心の水は?
洗ったりするときは海水。
煮炊きは川や湧水。
けれど共有荷物には
確か頑丈な布でできた水を入れる袋があった。
用途を聞けばよかった。
お米は一度に10人分12合炊くということだった。
1合は約150グラム。
6日分だと何キロのお米をカヤックに積んだのだろうか。