百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

here comes the sun

2010-04-30 23:08:08 | 環境
久しぶりに、朝陽がまぶしく輝いている。
思わず口ずさむ
“here comes the sun”
あのビートルズ、あのジョージの名曲!
明日からもう5月、
中国では万博が開催され、
世間は本格的な黄金週間。
百姓には、ゴールデンウィークはないけれど、
“here comes the sun”を口ずさみながら
昔、観た自主制作映画『アスファルトに眠る』を
ふと思い出したりする。
何とも幸せな瞬間!

マスタリング

2010-04-28 21:13:55 | 環境
マスタリングっていうのは曲のバランスを整え、最終的に音質や音量の調整をする作業のことですが、最近は全てレッドラインを振り切って収録されると聞きます。音量を目一杯上げるということは、音が割れたり潰れたりしてしまうことから大変難易度の高い作業のようですが、ブラックラインの中で本来の音の本質で勝負出来ないものなのかと素朴に思う。音源を如何に、心地よい音色にするか、もっと深いものに仕上げるか本当は工夫して欲しいものだ。
またリマスタリングは過去にリリースした楽曲の素材を使ってマスタリングをやり直すことをいうが、あまりにもデジタル的にきれいに処理されてしまうことが多く、少々残念に思う。
デジタルも良いが、アナログがあくまでベースであることを忘れてはならない。

80后(バーリンホウ)

2010-04-27 21:29:48 | 環境
NHKのクローズアップ現代で、転換する中国の特集が続いている。
噂の80后(バーリンホウ・・・80年代生まれの若者)は私がイメージしていた唯の我侭な若者(改革開放後の一人っ子政策のもとで育った世代)ではなく、真摯にこれからの生き方を考え、社会のために自分は何が出来るか、お金儲けだけが正しい道ではなく、真の豊かさとは何か、それぞれがそれぞれの角度から冷静にみつめていた。
社会主義の世界に生まれ、資本主義の経済成長を横目で見ながら、それぞれの良さと悪さを自分なりに検証し、あらゆる可能性を追求、出来ないことはないという。
エネルギッシュである一方で、バランス感覚は決して失わない。
経済発展は望むものの、少しそのスピードを緩めても構わないともいう。
豊かさと過酷な競争社会、地域と家族のあり方等、日本の60年代70年代のおそらく数倍の速さと規模で進んでいく社会の中で21世紀の社会のあり方の本質をどこまで追究できるか。
彼らだけの問題ではなく、我々の問題でもある。

アマゾンの戦略

2010-04-23 20:56:48 | 環境
アマゾンが成功した理由として徹底した“顧客第一主義”が挙げられる。
使えば使うほど使い勝手が良くなる、・・・購買履歴などを通して巨大なデータベースにもとづき“オススメ商品”などの情報を常に個人にフィードバックされる仕組みはその代表例だとされる。
「カスタマーフォーカス(お客様第一主義)」について、創業当初からジェフ・ベゾスは徹底しており、彼は企業文化について以下のように語る。
「当社の企業文化は意外なほどぶれないでいます。企業文化は放っておいても息づいていくようです。なぜならアマゾンの企業文化にふさわしい人材が次々と集まってきますし、合わない人は自分から去っていきますから。」
ほとんどの企業でよく言われる顧客主義は、あくまでも社外的な建前で、社内的には販売高第一・利益第一主義に安易に取って代わる。しかし、アマゾンの社内会議では「顧客が隣の席にいるものだと思って、議論しよう!!」といわれているようで、様々な判断の基準が『最終的にお客様のためになっているか、どうか。』にあるという。
なんとも、なんとも。。


インテリジェンス

2010-04-12 23:12:50 | 環境
インフォメーションとインテリジェンス。
現代社会はたくさんの情報が飛び交う、まさにインフォメーションの世界。
インテリジェンスは、たくさんの情報の中から必要な情報のみを選択し、そこに知恵を付加したり、そこから智恵を見出す事が大切になるという。
虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩のこと。
現代社会における智恵はどこにあるのか。溢れんばかりのインフォメーションに決して眼を奪われることなく、本質を見極める智恵を持ちたい。

低炭素社会に想う

2010-04-05 21:24:18 | 環境
『低炭素社会』づくりという美名のもとに日本を含む世界各国で原子力発電を復興させようとする動きが・・・。
極端にいうと「炭素排出を減らせば、他の汚染、放射性廃棄物による被爆や他の毒物による被害など気にするな!地球温暖化を口実に原発を国内のみならず途上国に売り込もう!!」などという思惑が見え隠れする。
2007年閣議決定されている「低炭素社会づくり行動計画」にも、先頃閣議決定された「地球温暖化対策基本法」にも核エネルギー促進が明記されていると聞く。
豊かな社会のあり方を大きく間違った現代人は、決して自らの生活を再考することなくエネルギー消費や資源消費を決して削減しようとせず、核廃棄物を増大させ、将来の人類や地球に大きな負担を余儀なくさせようとしている。ビル・ゲーツも東芝と共同で新型原発の研究開発に全力を上げることを表明している。『原発をどんどんつくろう!!』なんとも不可思議な話である。この4月1日愛媛県伊方町の伊方原発3号機の原子炉が稼動した、昨年始まった九州電力の玄海原発(佐賀県)に次ぎ、国内2番目のプルサーマルが事実上稼動したといえる。


きたやまおさむ

2010-03-26 21:38:48 | 環境
あの北山修氏がこの4月に東京と大阪でコンサートを開く。
盟友加藤和彦をなくし、九州大学を退官され、一時期は「作詞はもうしない」と口にされていたあの北山修氏がどういう心境で次なる生き様を模索し、唄うことにされたのか大変興味深い。
以前は年に一度『レクチャー&ミュージック』と銘打って漏れ無く精神科医のレクチャーがついてくるコンサート?!を年に一度だけされていたことは有名。
※写真はザ・フォーク・クルセダーズ 中央が北山氏

農商工連携 その2

2010-03-17 23:58:08 | 環境
農商工連携のセミナーに参加させて頂いた。
こういう会に出席させて頂くと、いつものことながらいろいろ学ばせていただくことが多い。
○『もの』は多方面からみる必要があり、見方を変えるといろいろな価値がそこに忍んでいることがよくわかる。
○農業もデータを収集・分析し、様々な知見を集積、実施と検証を繰り返す(所謂農業版PDCA)必要がある。
○『いいものを安く大量に提供する!!』ためには
 ・定時・定量・定期・定質・定額・定着[決められた時間に納品・安定出荷・決められた条件・高品質の維持・安定価格・ブランド化]が大切。
○農作物にもエビデンス戦略が大切。ストーリー性を持った商品開発をおこなうべし。
○農作物の付加価値のつけ方にはいろいろある。従来からの発酵・乾燥方法に始り、酵素分解、発芽チューニング等々まだまだ学びたいことはいっぱいある。
『農』といってもいろいろなカタチがあり、またそれを取り囲むスガタにもいろいろある。どういうカタチを望み、どういうスカダでありたいと思うか、どういう環境の中で、どういうメンバーとそれに挑めるか、なんだかワクワクすることばかりだ。

ヒントはどこに?

2010-03-15 23:58:34 | 環境
ものの見方、考え方は多面的であればあるほど実態に近くなる。
ということは、ひとりで考え込むより、いろいろな方々と意見交換をしながら、モデルをブラッシュアップすることが良さそうだ。
それぞれの分野に専門の知識をお持ちの方が多数おられる。その専門の知識はその分野の中では常識なのかもしれないが、他の者(業界以外のもの)からみると“アッと驚くこと”が多々ある。
“アッと驚くこと”はひとつではただの驚きでしかないが、これがいくつか集まると大きなヒントになり、今までは一面しか見えていなかったものが、多面的に見え、より実態に近くなるのであろう、眼から鱗の実像が明らかになってくる。
私はそこに大きなヒントがありそうに思っている。
時代が変わるとき、やはり発想の転換が大事であり、それは決してひとりでは無理であり、そこにはいろいろな考え方、ものの見方が必要であり、多くの人と連携することが大切だと思う。より多くの人の思い描く夢(単なる利害から一歩抜け出た中で)が、明日の未来を築く。

政治と金

2010-03-14 23:58:35 | 環境
日本では政治献金の話題が今も昔とあまり変らず常に低レベルで話されているが、アメリカでは事実上、献金の規制枠が取り払われる可能性が出てきているという。
先日2010年1月22日のアメリカの連邦最高裁判所の判決は『企業の政治献金の自由と制限について』・・・企業の政治献金を制限する法律は憲法に照らして違憲であると判断した。つまり解釈は、候補者や政党への企業からの政治献金はいくらでもいいということになる。この判決は1906年からの政治献金への規正に対する法律(時代によってさまざまな法律が制定されてきた)を否定する内容であり、今後のアメリカの政治状況に大きく影響を与えそうだ。
ロサンゼルス・タイムズ紙では以下のリンクで読める。
http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-na-campaign-finance22-2010jan22,0,850920.story
企業力(政治と金の結びつき)が更に強くなるのか、これ以上強くなることは国家を滅ぼすことになるのではないのか。健康や教育、文化や伝統等カタチのないものに対してあまりにも注意せず、大企業の企業力にのみ頼ってきた(資本の力にのみ頼ってきた)国家の行く末はあまりにも恐ろしい。
※写真はラズベリーの花